そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

いだてん 〜東京オリムピック噺〜#1「夜明け前」

https://www.nhk.or.jp/idaten/r/
脚本:宮藤官九郎 演出:井上剛
 
ポスタービジュアルを横尾忠則がやる…という記事以外の前情報見る暇もなく本編見たんだけど(あのポスタービジュアルも番組ロゴもぶっ飛びすぎててすごいな!)、クドカンはともかく他も完全にあまちゃんスタッフだし、また昭和の五輪開催前の時代とそれを遡ること50年も前の初めての日本人オリンピアン誕生の明治の時代とが入り混じりワクワクする1話であったよ。
ただまあ風景とキャストでわからなくはないけどこの構成は結構お年寄り…というわけでもなく一般の人には厳しいんでないかなと思ったり。
というか主人公って中村勘九郎阿部サダヲだったんだ!勘九郎はともかくそうか、昭和の方の主人公ってサダヲだったのね、それすら知らなんだ。
そして古今亭志ん生が語りだからたけしがナレーションなのかと思ったら途中から森山未來が持ってった!てか森山未來が50年後たけしになるの!?えー?しかも未来の自分に突っ込んだwwwというメタな展開にも驚きw
単純に2020東京オリンピックタイアップかなと思ってたけど、さすがクドカン、思った以上に面白かったし内容も良かった。本当に史実に忠実なんだ?
嘉納治五郎役所広司ってのも面白おかしいのに、陸王の旅屋の社長のごとく熱さ全開、しかもキュートなおじさんっぷりに和む。嘉納治五郎って今まで柔道の達人の人
ヤワラのおじいちゃんのモデルの人…くらいの認識だったけど、ざっくりwikiったらなんかすごい名士の家出身だしただの人じゃないやん。やっぱり江戸時代の生まれの人たちは基本が違うなあ。
いや大事なのはこのころすでにこれほどにスポーツというものを日本に根付かせようとしている人たちがいたってことか。
というかすでに楽しいのがスポーツでありスポーツマンシップが大事であって、軍隊式の体育とは教育の延長であるという一派とこんなにも対立していたとは。
ここで治五郎さんのいうスポーツマンシップが成されて広まっていれば日本のスポーツも体育も変わっていたのにと思うといろいろ残念すぎる。時代を、西洋の真似というだけでない本当の意味のスポーツとはなんなのかって部分で先取りしすぎてたのか?(いやでもそもそも日本人は軍隊式の強制が好きなんだよな…)
治五郎と師範学校杉本哲太、両方の言い分もわかるだけに今この現代での問題点も浮き彫りに。初っ端からそういうことを取り入れてるってことはそういう話ってことだよね。スポーツの光と影、そして幕末からまだ30年ちょっとしか経ってないこの時期に勝ち負けではない、参加することに意義があるオリンピックというものを夢として掲げる人たちの奮闘って意味でもちょっとワクワクするよ。
そういう流れの話だと思って見てるとこれは、オリンピックだけでなく日本のスポーツという物の捉え方、見方が変わるかも?
なのにそんなわりと真面目な話なのに、ちょいちょい噛んでくる天狗倶楽部の皆さんwww
満島弟の「嘉納治五郎ジャン〜」から生田斗真サンシャイン池崎的な天狗倶楽部の自己紹介アクション、そして半裸。運動会の覇王wwwとてもバカっぽくて良い。そして早稲田はバンカラすぎるww日本のエリートのはずなのにみんななんかチャラいwwしかもすぐ裸wwww意味わからんwwなのに優秀!!!
ちゃっちゃとオリンピック選考会を開いたりそれができる発想と行動力と人脈とお金すごい。それこそまさにエリート。できるのになんだかバカっぽい体育会系のノリ?生田斗真満島真之介(のあの風貌)を見るだにナンジャコリャ感w
てかいつ主人公が出てくんだと思ってたら最後の最後かよ。黒の足袋は車夫の峯田かと思わせといて金栗来た!
おまけになんでか雨で帽子の色が落ちて歌舞伎の隈取りっぽくなってるww中村勘九郎だからなのかどうなのか。予想外の登場。(しかも史実通りだと?)
これから、2話目からが主人公が登場しての本番なのか。ああ全体に何もかもが楽しいよ。今年は1年目いっぱい楽しめそうで良かった!