そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

年末時代劇スペシャル 剣客商売 手裏剣お秀

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/kenkakushoubai/
脚本:金子成人 監督:山下智彦 原作:池波正太郎
 
毎年なんとなく見てるけど、今年は比嘉愛未の男装?道場主がステキカッコ良かったです (*´∀`)=3
松田悟志が出てたけど武家のイキったボンボンで、比嘉愛未演じるお秀に取っちめられたのを逆恨みして、意趣返しに辱めたあげく殺そうとするゲスなやつ。なんかやっぱりまっすんはこういう役が似合ってしまうなあと(苦笑)
そして同類かと思われた卑怯な悪役ナンバーワンといってもいい波岡一喜も出てて、なんだかんだで両方から襲われる比嘉愛未ピンチと思ったけど、浪岡の方はお秀親子と過去に遺恨のある食い詰め浪士で、こっちは身の上話を聞いて思ったより気の毒でちょっと泣けてきちゃったよ。(しかし捕らえられたけど)
ストーリー自体はなんつーか仕方ないとはいえ遣る瀬無いなあと思わざるを得ない、浪岡演じる食い詰め浪人の野口平馬が気の毒だったーって話なんだけど、ただそうならざるを得ない原因を作った松平下総守は、演じてるのが市川右團次陸王シューフィッターだったんで、お前がしっかりしてれば…!と若干イラっとしたよ。いやイラっとするのはそれを判断ミスかと延々後悔したり中途半端に救済措置をしようとして秋山小兵衛に窘められたりするからなんだけど。
まあ北王子欣也はかっこいいよねというw息子の斎藤工もだけど、キャスティングとしてはほんとにいいハマりっぷりです。
そういや今をときめくマダムの街、品川や白金台が田んぼばかりのど田舎農村だとか、船で行き来する小兵衛の家、鐘ヶ淵ってどこなんだと思ったら荒川の手前で、確か隅田川のどっかの橋を越えたらもう江戸の郊外とか言われてた気がするんでこっちもとんだ田舎ってことか。大治郎さんは浅草から麻布の道場に出向はともかく、イキった武家の若者たちも品川から麻布の道場まで通ったり(家が品川ってことは結構外様?)、着物に草履という普段着のわりに昔の人の行動範囲は広いね。
江戸飯も美味しそうだし(こないだ北斎グルメ展でも見た)松葉を燃やして蚊遣りをしたり、あんまり殺伐としてない、ロハス時代劇としてシリーズ続いて欲しいなあ。