そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

いだてん 〜東京オリムピック噺〜#3「冒険世界」

https://www.nhk.or.jp/idaten/r/
脚本:宮藤官九郎 演出:西村武五郎
 
ああー、今回の大河のこのOP曲とタイトルバック、ホント好き。溢れ出る多幸感!未来への夢がある、希望があるよ!現実世界の五輪はお先真っ暗気味だけど(オレ主観)
感想書くのに3話目見返そうと思ったのに気がついたら1〜3話をぐるぐる見てたんだけど、オープニングの多幸感と祝祭感はあのサンバ風のテーマ曲と劇中によく出てくるのが浅草凌雲閣付近のお祭り騒ぎってことで、全体に浅草サンバカーニバルなんだとはたと気がついた。いや浅草をメイン舞台にしてるからサンバなのかな。語りを古今亭志ん生にしようと決めた時点でドラマ内のベースが決まったというか、気分的に“浅草”だったのかな。
1964年の東京オリンピックの時は東京ということもあってなんとなく東京タワーがメインシンボルな感じだったけど、次の2020年のオリンピックはもしかして浅草にあるタワーということでNHKさん的にはスカイツリーを押すんだろうか?五輪とタワーは不可分なのかな、世界を見渡す的な意味で。
 
ともかく四三が上京して進学を決めたその時がまさに1話めで嘉納治五郎がフランス大使館でオリンピック参加を決めたその時だったとは。(だから1話目から見返しちゃったんだよ)
そして四三と美川が身につけてる赤ゲットとは。なぜ赤いケットなのか。そして田舎者の2人が都会の超エリート集団天狗倶楽部を知る。T.K.G!運動会の覇者、三島弥彦
サブタイの冒険世界は当時流行りの雑誌でその記者だという山本美月。時代の最先端のモガってやつだけど思った以上に似合っててステキ!しかもバンカラ気取りの天狗倶楽部一番人気の三島を君付けで呼ぶとかカッコイイ!そして三島も今まで負けたことがないとか一度負けた人間の気持ちを味わってみたいとか、嫌みじゃなくウエメセの奢りでもなくさらっと言える育ちの良さがタマラン!
それにしても浅草凌雲閣界隈は祭りっぽくて、まさにこれこそ祭りの祝祭感に満ち満ちてるよ。
この1話で四三たちが上京して寮生活になり夏になって帰省し、また戻ってきて四三、マラソンに出会う。まさに祝福された出会い!展開早いw
というかスヤさん、お見合いして結婚って話からどうやって四三の妻になるのか。そして美川は女性なら誰でもいいのか。汽車と並行して自転車を走らせる綾瀬はるかの身体能力。ステキ!
四三は通学という目的のための走りからただ楽しむためのスポーツ、マラソンとの邂逅。四三が上京してて良かった。
田舎で家族みんなの面倒見てるお兄ちゃんは意外と達筆だし、夏目漱石も知ってるってことは本もよく読んでるのかな。小学校しか出てないというわりにだから、本当ならもっと勉強できた人かも…と思わせる懐の深さ。ありがとうお兄ちゃん…と言わずにはいられない。獅童の演技もまた良いね。
四三がマラソンを知り、やっと来週羽田の予選会?まだ1話目の話に追いつかないよ。この構成もすごい面白いなあ!クドカンの脚本はいつも時間トリッキーな構成と展開。だから1話から(以下略)
しかも話が超濃くって本当にこれ45分!?45分が長くて濃いのか、体感的にはすごくあっという間だし、もっと見たい!
あ、そういや神木くんの小松がいつの間にか弟子入りしててその名も五りん。冷水習慣の親父とは誰なのか。布石なの?仕込みも多すぎ。不如帰でご不興をかった三島家の女当主和歌子の杖は仕込み杖!白石加代子だけに説得力!そしてこのドラマはフィクションなので元ネタ騒動はなしでw(というかとうとうwikiってしまった…)
今回の紀行、ちょっと面白いよ。いだてん劇場で天狗倶楽部の活動を紹介。バンカラすぎる。T.K.G!