そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

美食探偵 明智五郎#1

https://www.ntv.co.jp/bishoku/
脚本:田辺茂範 演出:菅原伸太郎 原作:東村アキコ
 

美食探偵明智五郎、思ったより面白いな!東村アキコの原作だとは思えない映像と構成もいい!
連載開始が2015年なのに全然知らなかったよ。お試し1話読んだ限りでは割と面白いけど、まあこの人の場合最後まで面白いかどうかはわからんので原作は保留で。ともかくドラマはかなり好みかも。
そして小芝風花といえば特撮ガガガ…と思ったら脚本家同じか!なるほど納得。
原作見ると明智は絵的にはまんまSHERLOCKのカンバーバッチな気がするけど、もちろん中村倫也で何の問題もありません。(本当はもっとわかりやすい美形の方が良かったけどそれだとたぶんディーンになってしまうね)いや問題はないけど、ちょっとケレン味は足りないかも?てか中村倫也は性的な意味ではマッチョイズムなセクシーさじゃないから、肉食系の東村アキコ漫画だとちょっと違うかなと思わんでもないかなあ。苺はたぶん最後まで狂言回しのツッコミ役だと思うけど。主に泣いてますで言えばトキばあ的なw
マグダラのマリアはそもそも東村先生が小池栄子当て書きじゃね?小池栄子のつもりで描いてたよね?
ドラマとして付け足した部分もちゃんと面白いし、映像の怪しい耽美さが思った以上に効果的なので、今回のドラマは良い日テレドラマ。
そして構成、ちょっと驚いた。原作の1話目見たらサクサクっとマリアさん飛び降りまでいっちゃうのはわかるけど、次の話も始まってるって、しかも生きてるしな、マリア。
ただまああれだけで殺人鬼になってしまうのも、明智がライバル?になってしまうのもよくわかんないけど、まあ雰囲気で。そこはあえて膨らまさなかったのねw
夫婦のセックスは途中で亡くなるけど食事はどちらかが死ぬまで続くってあたりは東村アキコっぽい。いいけど昼間若い女性の家に通ってランチメニュー研究って時点で普通じゃないし、その辺の事情も(原作自体が)あんまり掘り下げてないのはまあいいか。普通の事件ものならそこも重要だけど、マグダラのマリア爆誕す!だからいいのだね。
雰囲気的にはなんとなく月9のシャーロック(ディーンと岩田のやつ)に似てるかな。長谷川京子小池栄子、ちょっと役どころ似てるし。月9シャーロックの欠点はモリアーティー長谷川京子にしなかったことだと思うんだけど、なのでこっちの方がストレートにわかりやすくてよし。
この小池栄子はやたらモナ・リザに似てるなあと思ってたんだけどまんまマグダラのマリアで、最後の晩餐はダビンチ繋がりか。東村アキコは絵描きだからキリストじゃなくダビンチの方、このあともネタあるのかな?
ともかく今期はこれを楽しみにする。