そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

俺の家の話#1

https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/

脚本:宮藤官九郎、演出:金子文紀

 

主演が長瀬で脚本宮藤官九郎といえばそりゃ見ないワケがない!ってことだけど、主人公設定が能楽とプロレスというのはまたすごい劇薬混ぜるなって感じのネタすぎる。

なのにそれを親の介護というキーワードでうまくまとめてくるのはさすが宮藤官九郎か。番宣番組も見たけど怪しい介護士戸田恵梨香がいるだけでこの先どうなるのか全く予想がつかない(笑)

ただ初回は思ってたより笑いが少なくて、シリアスに介護問題を取り上げているところがなんだろう若干乗れなかったかなあ。ここまで飛び道具の設定を持ってきてもやっぱり重いとしか。

これでよしと思ったのはもしかしたら世間的に「長男が親の面倒を見るのは当たり前」という前提があるからかなと思ったり。ああ、だから「そういうもの」なのか?

でも自分とかはそうじゃないし、25年も家を離れてた寿一がいきなり戻ってきて長男だから介護をする、そういうもんだろうみたいなことを当たり前にいうことにはドラマとして急ぎすぎてるというかちょっと違和感があったなあ。

というか、素人の寿一に介護そうやってもらうにしても、お風呂の入れ方ぐらいあらかじめ教えてもらっとけって気がするんだけどさ。

ドラマとしてはおそらくちゃんと世間に対する家族介護のありようを面白おかしく、内容はど真面目に見せていく話になるんだろうけど、それがわかるだけに初回だけでももう重くてストレートには楽しめない感じかなあ。オレはもうちょっとオモシロ分欲しいなあ。

人間国宝の頑固な爺さんと思ってた寿三郎は意外なファンキー爺さんだったし思った以上に俗っぽい。

弟子の寿限無桐谷健太)は25年家を離れていた寿一と仲良しさん(いいけど電話番号知ってたってことは会ってはないけど連絡は取り合ってたってことか?実際は何年ぶりだったんだ?)

年子の妹の舞(江口のりこ)はいかにも気が強くてキツいけどそうでもない?7つ年下の弟踊介は堅実な弁護士で、とにかく舞も踊介も自由奔放な寿一に怒っていて、2年前に寿三郎が脳梗塞で倒れた時にも連絡が取れず、自分たちはすでに覚悟を決めてて、今頃のこのこ現れて「親父の気持ちを考えろ」とか言い出す寿一に「フェーズが違うのよ!」キレ散らかす。ってのもよく聞く危篤の時の遠くの親戚兄弟あるある。

介護は自分がやると言い張る長男と認知症テストを信用しない、したくない人間国宝のお父さん。

客観的にドラマでやられると感情の話じゃないってよくわかるなw

そして現れる後妻業の女?志田さくら。1話目では何もかもがあるあるよくあるすぎてわかりやすくキャラが配置されてるけど、そのまんまってことはないよなあ。そのまんますぎて展開早すぎるしw

ただ寿一にしても寿三郎にしても、相手のことを腐してる割に気持ち的にはストレートすぎるからその早い展開としてもちょっと強引かなとも思ったし。寿一と寿三郎その他妹弟との和解はもっと時間かけてやるのかと思ってたよ。

まあなんとなくだけど、長瀬はもう中年プロレスラーってだけでおかしいんだけど、話としては笑いが少なかったせいもあり、家族間介護に対しての基準値をどこに持ってきているか、分かりやすくストレートに持っていってわかりやすくストレートに泣かせるっていうのだけだとちょっと 辛いかも。

そしてどう考えても怪しい介護士戸田恵梨香がちゃんとやっぱり怪しい?後妻業?なのかってことで、ますます怪しさいや増し。初回で見せとかないと〜ってのはあるんだろうけど、展開早いよ。

どちらにしてもクドカンならこのまま当たり前に話が展開するとも思えないので(過剰な期待とプレッシャー)楽しみではあるけど、リアルタイムで見るのはちょい重いなあ。(重い重い言い過ぎ)

そういえばプロレスパートで井之脇海がレギュラーなら、さんたまプロレスはまだ出てくるんだろうか。せっかく増量してそれっぽくなった長瀬のローリングソバットが素晴らしく決まってたから、プロレスもうちょっと見たいなーw

てかキャラクターがはっきりわかっているドラマではやっぱり長瀬の演技は生き生きしてるねw

なんとなくいまいち乗り切れないせいか感想重いね。次回はもうちょっとなんとか。