そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ#29「とむらいとムラサメ」

テレ朝:https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/
東映https://www.toei.co.jp/tv/donbrothers/index.html
監督:諸田敏 脚本:井上敏樹
「ああうまい、とてもね」
 
ものすごい情報量を軽くさばいて流す井上脚本と諸田監督演出!30分前の番組に見せてやりたいですよ?
 
ソノイの葬式に呼ばれるタロウ、ジャンボカツサンドに挟まった招待状とか、カツサンドを食わされる元老院の人たちとか、ともすると東映不思議コメディみたいな描写なんだけど。
しかしコメディ寄りになりそうなところを絶妙のバランスで 保っている演出テンション、さすが職人芸!
しかしなぜジャンボカツサンド…折りに触れちゃんとシロクマ急便の人たちが出てくるのもいいね(なんか和む)



ところでアノーニの皆さんが普通に人間に混じって活動してるの、案外怖いな。
アノーニと人間で恋愛とか結婚てことにはなるんだろか?あの人たちなぜ人間界に混じってるの??そこもしかして結構重要な設定?


お供の人たちは相変わらずヒトツ鬼が出ると呼ばれて戦ってるけど、
ジロウはムラサメと出会って懐かれ、
犬塚翼はたまたま通りがかりにムラサメのニンジャークソードに取り憑かれ、
ムラサメを追ってきたソノニとソノザが合流し、
収集つかなくなってるところに儀式が終わったタロウが戻され、でもドンモモに変身する力は吸い取られてた…
ところがみんなに戦いの怨念で取り憑いてたニンジャークソードがタロウの手に収まるあら不思議!タロウのはたちまちドンモモタロウに返信できたのでした〜メデタシメデタシ!
って、忙しすぎるやろ!内容濃すぎるやろ!詰め込みすぎてるやろ!!
本当にマジで恐ろしいよ、このレベルの脚本を書いてくる井上大先生が。毎回言ってるけどすごすぎる。


元老院からのソノイの葬儀への招待はタロウの力を奪い取ってソノイを復活させる罠だったわけだけど、えーと、タロウと元老院は対立はしてないの?ちょっと意味わかんなかったんだけど、良いんだ??
タロウがソノイを送る妄想のおでんシーンは大変良かった。というかあれタロウの、タロウだけの妄想?それとも何らかの意志が働いてソノイの気持ちも反映されてるの?そしてなぜ糸こんにゃく。大根でも玉子でも、普通のこんにゃくでもなくなぜ糸こんにゃくなのか。大先生の食へのこだわりはいつも深遠だ。

さらにサラッと流していたけどよくよく考えると、ムラサメが活動して消耗してニンジャークソードに戻った後、他の人が使うととりつかれてしまうニンジャークソードがなぜタロウだけ使いこなせるのか…などなど、謎があまりにも多すぎる。ムラサメのニンジャークソードが獣人を斬れるならタロウだけが獣人を斬れるってことになるよな?(以下色々と考察や疑問点を論ってたけど、そのうち解決されるはずだろうから今のところはスルーすることにした)

それよりそれなり重要だと思うジロウのことがサラッと説明されたんだけど。
ジロウは元々凶悪な闇ジロウのほうが本体だったけど、たまたまルミちゃんたち田舎の仲間たちと出会って遊んだことで、その彼らと共に笑い合う今の天然イイヤツなジロウの別人格が出てきたと。かごめかごめの封印解除?すごいなw
いやそれ、ありなんだ!?普通そういうのまるっと1話くらい掛けない?そんな簡単にあっさりそういうことですって説明されたほうがびっくりするわ。


犬塚翼は獣人のみほちゃんに会ってるけど気がついてないし、ソノニは翼のこと気になってるみたいだし、なにげにソノイ、ソノニ、ソノザそれぞれがタロウ、翼、はるか…とドンブラメンバーに関わってるよ。
てか雉野は奥さんが獣人だし、何もないのは真一だけか。まあ風流人だしなw
あとムラサメ=ニンジャークソードをソノザの漫画の力で封印って何なんだ。初恋ヒーローすげえなwww

とにかく情報てんこ盛り内容が濃い、ソノイのお葬式という体で一本筋が通ってる話に何もかも突っ込みすぎてるのにうやむやのうちにちゃんとまとまって面白く終わってるって天才的だな!ぼんやり見てると置いていかれるよ、すげーぜ大先生!(二度目)
毎週目が離せねえ!


予告。
さらなる混沌!アノーニとは何なんだ一体…