【出演者】 鈴木京香 長塚京三 仲村トオル 藤村志保 緒川たまき ほか
「輝く女シリーズ(5)“娘の結婚〜晩春より”小津安二郎の名作に巨匠市川崑が挑む感動大作!婚期を逃した娘が老いた父を一人残し嫁ぐ決意!夫婦の大切さ…忘れられた日本人の心の美しさ」
原作:廣津和郎・小津安二郎・野田高悟脚本:久里子亭監督:市川崑
これってWOWOWでやったやつなんだね?そういうのもありなんだ、この枠。
http://www.wowow.co.jp/stock/dramaw/kon/contents.html
市川崑も小津安二郎も語るほどは見たことはないんだけど、それでも小津っぽいなあと思わせる市川崑がすごいのか、それともやっぱり小津風に撮らなきゃいけないってことなのか。
TVドラマとは思えない画面の美しさはすごいなあ。そのせいか途中で入るCMがどうにも雰囲気ぶち壊し。WOWOW放送時はもちろんCMなんか入ってないんだなよな。それは仕方ないか。
長塚京三と鈴木京香ってのは小津的というか、正しい日本の父娘だね。このキャスティングはやはりいいね、理想的。カラーなのにモノクロっぽい雰囲気の陰影の在る画面がとにかく美しいです。でもセリフまわしまで小津的だといつの時代の話なんだか(笑)
長塚・鈴木はいいんだけど、鈴木京香と緒川たまきの二人で話すシーン、緒川たまきが妙に浮世離れしてて、プログラマーとか今の言葉のセリフを言ってても、あのセリフまわしで喋られるとますます何見てるか判らなくなるよ(笑)たまきはいい悪いというより存在そのものが不思議さん?
過剰にいろいろ説明しないのも小津的なのかな。元の「晩春」は見てないけどどれくらい違うもんなのか。
誰か言いそうだからいうけど、京都旅行のところで「そうだ、京都行こう」とつい長塚さんの声で思ってしまった(笑)
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