そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

鬼滅の刃 無限列車編(IMAXレーザー)

取り急ぎ!

 

 

 

あと初日に行けなかったからヒヤヒヤしたけど、無事に零巻手に入った!
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テネット(3回目)

映像研には手を出すな!

https://eizouken-saikyo.com/
監督:英勉、脚本:英勉高野水登 原作:大童澄瞳
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アニメ制作を志す女子高生3人組の青春を描き、2020年1月からは湯浅政明監督によるテレビアニメ版もNHKで放送された大童澄瞳の同名コミックを、人気アイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥山下美月梅澤美波の共演で実写映画化。湖に面した芝浜高校。
人見知りだが監督としてすぐれた素質をもつ浅草みどり、カリスマ読者モデルでアニメーターの水崎ツバメ、金もうけが好きなプロデューサー気質の金森さやかは、「映像研究同好会」を結成し、自分たちが思い描く“最強の世界”を描くためアニメーション制作を開始する。
「アニメは設定が命!」が信条の主人公・浅草みどりを齋藤、俳優である両親に反対されながらもアニメーターを目指すお嬢様・水崎ツバメを山下、2人の才能をまとめ、管理し、金もうけをしようとするプロデューサータイプの金森さやかを梅澤が演じる。そのほか、小西桜子、福本莉子桜田ひより浜辺美波ら人気の若手女優も共演する。監督は「乃木坂46」とは映画「あさひなぐ」でもタッグを組んだ英勉。(「映画.com」より)

 
英勉監督は「ハンサム★スーツ」がわりと好きだったんですが、その後は実写版「賭ケグルイ」くらいしか見てなくて。しかも実写版賭ケグルイはイマイチだったなあという印象で。(お陰で浜辺美波ちゃんの印象も悪くなったくらい)
でも映像研実写版はドラマも映画も面白かった!
ロボ研とのコラボからロボvsカニアニメ発表までだけど、意味不明のアクション多めでそれがちょっとしたアクション大作風でバカバカしくて面白かったww 観た感ありあり!
つかドラマ版の時も言った気がするけど、浅草・水崎・金森トリオのアニメ制作メインの原作の話より実写版の部活動学園ものテイストなのが好きなんだ。間違いなくこのアレンジは成功してると思う。
オレが乃木坂に全く興味がないのであれだけど、アイドル映画という枠は外さずメイントリオの役割は減らしてるのに出番は減ってない、むしろ話の基本が部活動で映像研がその一部だからこそのバランス感覚?そこが楽しい!に繋がってる感。
 
初っぱなのドラマ版のあらすじ語るとこでもう笑えるわーw(というか気象研なんだったんだww)
ドラマ版のテイストである原作にない部活動描写でほぼほぼ保たせてるんだけど相変わらず程よく笑えて好き。アニメを作ることメインの原作とかアニメにはないアイドル映画としての魅力に溢れてるよ!
でもあのメインの3人はやっぱりすごくあの3人だった。なんだろう、程よいゴチャゴチャ感?ロボ研には赤楚くんがいるんで正直もうちょっと出して欲しかったところだけど、これはこれでよし。
盛り上がりとしては文化祭前日の生徒会の徹夜阻止作戦、灯台下暗しの映像研活動に爆笑(笑)あまりにフィクショナルで大掛かりなバカバカしさとベタな展開のギャップ、なぜかアクションもののクライマックスを見てるような大袈裟さ好きw
反面、そういう意味では部活統廃合から徹夜阻止作戦で肝心の文化祭自体はほとんどないまま終了、ロボカニアニメは全部見られずストーリー的にはちょっと弱いかなあというのはあるかも。ロボカニアニメ、もうちょっとちゃんと見たかったなー
 
何よりこの映画が最後、水崎ちゃんと両親の話を浅草氏の繊細さで見せるのはあまり好きな展開じゃなかったな。
原作や原作通りのアニメと違ってアニメ制作自体が中心じゃなくそれを取り巻くてんやわんやの様子がこの実写版のキモであるのである程度は分からなくはないけど、それでもああいう展開にはして欲しくなかったというか。
もしあれをやるなら上映前に解決して欲しかった…ってのは、アニメを作る(見せる)ことが彼女らのアイデンティティなのに、その彼女らが水崎ちゃんのためにアニメを諦めるのは観客や関わった人たちのこと考えてないなーと思ってしまうからで。それは一番やって欲しくなかったよ。
そこまでの決断をしたけど思いとどまる、というかそれは浅草氏がそうしようとしても水崎ちゃんが止めるにして欲しかった。
浅草氏がアニメというクリエイションで自分を押し通すことの大切さで迷ってることがあり、水崎ちゃんは両親にアニメをやってることを言えないままつまりある意味自分を押し殺して流されるままアニメを作ってるってのがある。そこを乗り越えるなら(その話が原作にないのなら余計に)その2人乗り越えてからにして欲しかった史、そこがこの映画のポイントだってもっとわかるようにした方が良かったんじゃない?
で金森氏があそこにいないのがポイントというか、だから水崎ちゃんの話だけど浅草氏の心の弱さや繊細さのダメ押し=主人公らしさ…ってことになってんだろうけどさ。だからそこで来上がった作品をダシにしてほしくなかったよ。
それは「仲間」なんだろうか?最後の最後、水崎両親に言われたことの返事「友達じゃなく仲間なんだ」に繋げたんだろうけど、それじゃねえ感。うーん、ほんとそこだけなんだよなあ。
あとま、気象研のピーちゃんはあまりに脈絡なくて、クライマックスの盛り上げに絡んでるだけにもうちょっと説明欲しかった気も。(あのドタバタ自体はすごい面白かったし好きだけど)
 
キャスティングはほんと、見たいものが見られたんで良しです。ロボ研には小野のテンションサイコーだし百目鬼ちゃんもよかったw
でも実写版で1番好きなキャラはさかきソワンデだよ!グレイス・エマちゃん上手いなー。彼女がやるソワンデが大変好き。いい! ( *´∀`)=3
あと音曲浴場の素ラーメンがなんだか美味しそうで、ものすごく素ラーメン食べたくなった!(作って食った)

テネット2回目

http://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
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テネット2回目、何やってるのか断然わかる!すごい、わかるよ!!
まだ謎なとこはあるけど脳内補完すれば逆行もほぼ理解できるし、本当の意味で2回目が本番だったw
残念ながらアイマックスではない普通のスクリーンで鑑賞だけど。
 

  • テネット1回目→大体わかった
  • パンフを読む→大体わかった
  • テネット2回目(答え合わせ)→大体わかった

門矢士か!
 
しかしこれ、公式ですべての謎の答え合わせしてくれんだろか。映画的展開優先で物理法則は100%正しいとは限らないみたいなとこもあるらしいけど、やっぱり説明されてないところ多すぎなんだよなあ。わかったっていうのは逆行シーンの描写に関するとこで、設定がわかったってわけではないから。
それにしても映画の流れとして逆行シーンに対しての順行シーン目線で先にワンカット置かれることが、勝手に全体の布石になってることのノーラン監督のストーリー計算すごい(たぶん)
 
あと初見でもそんな気はしてたけど、2回目だと順行逆行の区別がはっきりつくからか、いろいろ“わかる“とこが多くて。
逆行の時はちゃんと音楽も逆回転みたいな音が入ってた。微妙に不安感を煽る不協和音みたいなの良い。これわかってると特に最後のスタルスク21攻略で、カットごとの順行なのか逆行なのかが分かりやすくなった。
初見で何がなにやらのオスロ空港のくだりは、映画一回で順行逆行2度出てくるから都合4回見ることになるんだけど、4回目は流れが見えるし、彼らの細かい動きが見えるしわかるのめちゃカタルシス!初回は何がなんだかと思ってたけど、4回目の逆行のオスロ空港、主人公が先行して回転ドアを潜って外に出たからニールから見ると逆行の動きになってるとか、ひえええ〜って思ったし、だから主人公はスムーズに救急車を奪えたし、その救急車が去って行く横をまさに逆行の主人公とニールが単価を押してやってくるとか、そういう細かいとこに気がつくだけで勝手にカタルシス感じられて良いw

2回見て未だにわからないのは、最後のニールの動きくらいかなあ。(と思ったけど結構ある)
さすがに映画見終わっても“逆行は実時間“て理解してないのはマズいけど、てことはラストの後ニールは基地に戻って逆行→あの扉のところに戻ってきて、鍵を開けて主人公を庇って倒れる→そのまま…ってこと?タイミングがわからん!絶対わからなくはないはずだけどなあ。
ニール自体は山崎貴の「マックス=ニールじゃね?」はまったくの妄想だと思うけど(実時間逆行だから辻褄合わないと思うしニールにそんな長い期間逆行しろと?)、主人公の男とは何年後のタイミングで会うのか…(きっと真面目に考察する人が出てきそう)
例のビル倒壊再生破壊は単に絵面の面白さで、話の流れには関わってないと思うんだけど、やっぱり意味はわかんない。パラドックスにはならないの?
というか「過去逆行は実時間」てことは基本的に人間の寿命が100年そこそこなの考えると、何をどうしても逆行工作で未来人が戻れる最大時間て50年もないよね?(パンフにも書いてあるけど)
てことは50年(たぶんもっと早く)以内に第三次世界大戦は起こるってことかな。
世界全体の逆行が可能になれば未来は過去に向くだけで、ただ地球上での生存可能ポイント(もちろん過去のある地点)までは未来がある…という解釈で間違ってないよね。
思考実験的ではあるけど、ノーラン監督はつくづくとんでもない時間観念を出してきたなあと。まさにSF。センス・オブ・ワンダーは生きていた!
 
ボート上、キャットの話通り過去時間で戻ってきたキャットが見た飛び込む女は未来のキャットだし、その時セイターがいなかったのは船から突き落とされて死んでた(さらにはボートに曳航されてた)から。つまり見たまんまあの時の自死しようとしてたセイターもその相手をしてたキャットも未来から逆行してきてたわけで、本来あのボート上には誰もいなかったってことだとすれば、過去のセイターは別の場所にいたのか、そもそもキャットとマックスをボートから下ろしたのは過去のセイターではなく未来から来たセイターという可能性もありか。
それと主人公が過去のプリヤに黒幕について尋ねた時に未来を変えないように言ったから、主人公がホテルに忍び込んだ時点でプリヤは主人公が来ることを知ってたことになるわけで。
同じ人間の同時間軸の存在が可能だからパラレルやパラドックスにはならない、てことはラストで主人公がキャットを助けることが出来たのはキャットが死んだ?未来からレコーダーを通してそれを知った主人公がいたからだけど、その時点でキャットは死ななくなったのはどういうことなのかな。その代わりにプリヤが死んだけど。どちらにしてもレコーダーの役割はそこで終わり、録音の最後はあそこになるから辻褄が会うってことなんだろか?謎。
もうちょっといろいろ突っ込めそうだけど、思い出そうとしてて気が付いたのは、オレの記憶力の問題かもしれんけどハイウェイカチェイスのとこ、時間が経つにつれどんどん混乱してくるってことだよ。見た直後は完璧に理解してたはずなのに!w(空港はもう少しわかりやすいから大丈夫)
 
最低でもあともう一回は観たい。てか出来れば池袋のグランドシネマサンシャインで観てみたいけどなあー

テネット(IMAXレーザー)

http://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/

監督・脚本:クリストファー・ノーラン

 

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ダークナイト」3部作や「インセプション」「インターステラー」など数々の話題作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン監督によるオリジナル脚本のアクションサスペンス超大作。「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」というミッションを課せられた主人公が、第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描く。主演は名優デンゼル・ワシントンの息子で、スパイク・リー監督がアカデミー脚色賞を受賞した「ブラック・クランズマン」で映画初主演を務めたジョン・デビッド・ワシントン。共演はロバート・パティンソンエリザベス・デビッキアーロン・テイラー=ジョンソンのほか、「ダンケルク」に続いてノーラン作品に参加となったケネス・ブラナー、そしてノーラン作品に欠かせないマイケル・ケインら。撮影のホイテ・バン・ホイテマ、美術のネイサン・クローリーなど、スタッフも過去にノーラン作品に参加してきた実力派が集い、音楽は「ブラックパンサー」でアカデミー賞を受賞したルドウィグ・ゴランソンがノーラン作品に初参加。(「映画.com」より)

 

 

金曜土曜とうっかりしててもう満席で、やっと予約が取れたのが日曜の夜の回。もちろんTOHOシネマズ新宿のIMAXレーザーですよ。(できれば池袋の巨大IMAXでも見たい)

まずはネタバレに配慮したTwitterの感想。

 

  • テネット観たけど、この映画ヤバいね、絶対もう一回観る。ワケのわからなさときたらありえないレベルだよ。映像体験として頭おかしくなりそう!
  • ネタバレを先に見せられてその伏線を見たあと答え合わせしても意味が分からない。映像として特異すぎるし、単なるタイムリープでもないし、何でこんなこと思いついたのか?でも面白いんだよ。
  • というか街中で後ろ歩きして「テネット!」とか言うw
  • しかし飛行機のあれにしても時間逆行の映像にしてもCGほとんど使ってないんだろうなあと思って見てたけど、とんでもないですな…
  • 見終わったあと感想話してて主人公の名前が思い出せない何だっけー?と思ってたけど、主人公の名前はなかった!
  • ただ面白かったんだけど、最初の1時間くらい、どういう話で主人公の目的は?ってのがまったく掴めなくてかなりつらかったな。
  • そもそも××(※ネタバレ配慮)が主人公なんだけど、話の構造上それを悟られないようになってるから、主人公のが知らないこと多すぎるのが全然説明されないままで。空港のミッション、カーチェイスのミッションまでの逆行に何の意味があるのかもわからず。
  • 逆行(時間遡行)の描写自体は感じることである程度理解は出来るんだけど、今回の作品の場合、インセプションインターステラーみたいにアイデアを可視化することの凄さとそれを使って語る物語の意味という意味でいうと、テネットはそれ自体に意味があるワケじゃないのが余計にわけわからなさを助長してるのかなと。
  • ストーリーの大枠はむしろターミネーターだよね?

 

この映画、どう感想を言えばいいのか…最近特にこのブログでの感想書くの下手になってるんで少し迷ったよw

観たあと相方と感想を話し合って、家に帰ってパンフレットを読んで確認したけど、初見でもなんとなくは掴んでた…ような気はするw

もちろん意味がわからないとこやパンフ読んでなるほどと思ったとこはあるけど、そういう意味ではSF的な理屈は突拍子もないし今まで見たことない映画だけど、映画の構造としてはそこまで難しくはないかなというところ。最後まで見ることでやっと話の全容が掴めるという意味でむしろノーラン監督初期作品の「メメント」に似てると思う。あくまでオレの私見だけど。

いろいろ確認した上でのひとまずの結論がこの感想ということで、あえて観た日の日曜日じゃなく月曜日の更新にしました。

パンフを読んだ限りでは時間逆行の認識については間違ってなかったので大体の大枠では正しくこの映画を理解していると思うけど、ただやっぱり見てる間は時間逆行については理解しようとするな感じろという劇中で言われてるそのままってのはノーラン監督の予防線かなと思ったり(笑)

(パンフには一応時間逆行理論の説明はあるけど、あれでも足りない気はするのと、ちょっと図表でそれはどうなのと思ったとこがあるので)

感想としては徐々にネタバレすると思うから、見てない人はこの先読まない方がいいです(当然)

あくまでもオレの解釈感想ということで。(垂れ流さずにはいられない)

主演はデンゼル・ワシントンの息子って言われたら、なるほどそうですか〜って感じ。そしてニールのロバート・パティンソン、彼トワイライトのセクシーバンパイアの人だよね?あまりにイメージ違うんでビックリしたし、トワイライトの大ブームからもう10年以上立ってることに戦いたわw

 

映画としてはメメントに似てると思うのは、印象として途中で見えてる事実(“時間“ではない)が反転するから。

ただこの作品の場合「反転する」というアイデアそのものがこの作品のメインになってることもあり、「インセプション」や「インターステラー」みたいに思いついたアイデアが主人公たちの深い心理描写や物語の面白さに直接は繋がっていないという点で、物足りないと言えば物足りないのね。

これは最終的にストーリーと物語の構造を理解するのが最後の最後だということ(それ自体も重要だけど)を考えても、それでじゃあ何の話だったのかというと、主人公である「名もなき男」と相棒のニールの壮大な友情?の物語だったと言われてもピンとこないというところで。そこにどれくらいの確信性があるかといえば、劇中で語られる未来の脅威、第三次世界大戦が起こって未来人の侵略が始まってるということの信憑性がほとんど感じられないのと同じくらい。

これは未来からの侵略の脅威の実態がつかめない=敵であるセイターが、恐ろしい武器商人であるという以上に敵であることに実感がないってこととも取れるんだけど。

 

そもそもこの映画自体が映画としての新奇性と映像の面白さやアイデアの具現化が優先されているので、インセプションのように予告映像で見た者は目を引いたけど本編はそれ以上だった!みたいな "わかりやすい" 驚きではないこと、先に言ったようにそれがストーリー( ≠ 物語)に対して面白さを担保してないことが、余計に映画をわかりにくくさせているんじゃないかと思ったり。

ただ面白くないかと言えばそうでもなく、そういうノーラン的な分かりにくさ引っくるめてすごく面白かった!

でもそれでも!物語の始まりから1時間近く(タリンでのハイウェイカチェイスまで)はこの話は一体何が目的な話なんだろう?とそっちの方が気になってしょうがなかったんだ。

これスパイアクションという触れ込みだけど、スパイっぽいミッションのための主人公に対する説明は全くないので観客としては主人公がやってることが何のためのミッションなのかがわからないから共感も理解もできない…というのが問題なのかなーと思ったけど。

これもメメントと同じく 映画の最後まで見終わったところで、やっとその謎が解ける作りになってるから仕方ないっちゃ仕方ないのか。

 

このストーリーを主人公とニールの友情の話というならもう少しその根拠、例えばターミネーターで過去にやってくる主人公くらいにはあれば全体の縦糸としての物語の言いたいことがはっきりしたかも?だってニールあのあと死んじゃうんだよね。

そして主人公がこの先何年後にニールと再会するかわからないけど、ニールはそこから何年かかけて時間遡行するんだろうし、そもそも時間を逆行するといっても当人の主観の認識は常に増大であるというのがわかってないとこの時間逆行トリックは理解できないかなと思うんだよ。それがこの作品がタイムスリップやタイムリープものではない、ネタとしてはなくはないけどものすごくわかりにくい、さらに見どころとしてはそれよりも映像現象だっていう特殊さなのかと。むしろそこにシビれる憧れるー!

時間の逆行と同じく、そこで展開する大掛かりな構造の物語なんだというのが分かってからカタルシスが得られるという話。

 

ネタバレ的に言うと、冒頭なんの説明もなくこの組織に入ることになった主人公の行なっているミッションが、何のため(映画視聴的にも)なのかがわからないのは当然で、なぜならそのミッションをさせているのは "未来の" 主人公本人だから。

面白いと思ったのは、何もわからずに見てる観客の目線そのまんまが主人公の知る全てなのに、主人公が時間逆行という理屈に対してものすごい理解が早くて、見せられてる現象に観客がついていけない?まま話進むんだよ。

そのままよくわからない逆行現象の盛り上がり3連発、そして大団円w

いや何が起こってるの?ってのを説明しなくてもいいと思ってるノーラン監督の力技すごいわw

時間逆行のアイデアがタイムスリップでもタイムリープでもないのでタイムパラドックスじゃないしパラレルワールドになるわけでもない。同じ人間が同じ時間軸に存在してるのはどういう理屈なんだろうとか話が進むたびに疑問は増えるけど、それを考えてると余計に混乱するからありのままを受け入れながらストーリーと謎を理解するしかないのは頭フル回転すぎる。

つまり観客が知ってるタイムSF的な理屈を総動員しても理解がおっつかないのに映画時間軸はどんどん先に進むというね。

念のため、博士の説明してくれた時間逆行する弾丸が重力に逆らって手に戻るのはなぜなのか…はわかってる。矢印が逆になっているだけでそれ自体のエネルギーをエントロピーの増大と減少で説明される、テーブルの上にある弾丸が手に戻るためにはそのあと落とさなければいけない、つまりそこでエントロピーはゼロになる(静止する)という理屈が理解できればOKという強引さ。(それでも“逆行するエネルギーを持ってる未来から来た弾丸“て意味わかんないけど)

この映画のためのチュートリアル(練習)かよw

 

この映画の特異なところはオスロ空港とハイウェイでのカーチェイス、最後のスタルスク21での作戦と、3回大規模な時間逆行を見せているけど、逆光については普通の物語のように伏線や布石を張ってそれを回収するネタバレがあり答え合わせがあるというのではなく、まずネタバレがあってそのための伏線や布石を見せ、そこから何が起こったのかを再構築しないといけない。ぶっちゃけ映画を見終わったあとで脳内再構成して答え合わせをしなきゃ全容が理解できないというのがより複雑さを増しているのじゃないかなと。(だからそれが面白楽しいんだ)
レビューを見てたらチラホラと一時停止や巻き戻しが出来ない映画館で観るには向いてない…というのがあったけど、じゃあ君らはメメントを時系列で繋ぎ合わせたものを面白いと思うのか?と問いたいよ。
この形式だからこそ面白いと感じるし、何度も観たいと思わさせるんだよ。ノーラン監督すごい!
ただそれでも説明不足な部分はあると思うのは、第三次世界大戦が起こり先がなくなった未来人が時間を反転させようとしているという理屈が飲み込めないままの観客は(その時点で理解してれば別だけど)言われるままにミッションを遂行する主人公ではないので、まずその前提を信用出来ないこと。

時間を逆行する弾丸というのは何なのか説明がないので特殊能力に思えること。
セイターが選ばれた理由がわからないから悪役感がないこと。(人として酷いのとはまた別)あとセイターのガンについて、核の爆発物とプルトニウムと呼ばれていたアルゴリズムをあえて混同させていた?ことで、観客は(単語の認識として)無用に混乱すること…あたりはストーリーの構造上のトリックでもないと思うので、なぜそうしたのか理解し難いってことか。その辺インセプションの階層構造をうまく説明できてたこと考えても今ひとつかなと。(インターステラーの五次元はギリギリ)
基本、最初の空港ではあえてのわざとなのか、ストーリー的な時間の巡行逆行の妙と映像的な面白さの逆行描写を混ぜて、わざと混乱させてるところはあると思う。というかこの映画のほとんどが映像的な面白さだけを狙ってるんだろうとは思ったけど。
本当なら主人公の目線としては、常に主観としての時間はプラスのはずなのに逆行というワードと現象でそれを隠しているというのが、このストーリーの構成上の大嘘なのかなあと思ったり。
そもそも主人公が選ばれたこととセイターが選ばれたことは同じなんだろか?主人公を選んだのは未来の主人公=この壮大な作戦の黒幕…であれば、セイターを選んだのは誰なのか、とかね。その未来人の描写がないからそもそも第三次世界大戦が起こるということに確信が持てないんだけどね。

とりあえずここまで。

日曜にこれ観たんだけど、映画館のクーポンの機嫌に気がついて火曜日に2回目観に行くことになったのでwもうちょっとじっくり考えたかったんだけど。

 

そういや劇中で主人公のブルックスブラザーズの一張羅のスーツが揶揄されるけど、まさかかのブルックスブラザーズがこの夏経営破綻するとは、時間を操るノーラン監督も未来から来た男たちも想像もしなかったって事ですかね?(苦笑)

あとセイターが名もなき男を誘った競技ヨット、相方があれ何って言ってたけど何となくアメリカズカップとかで使うような競技ヨットだろって思ってたんだけど、改めて調べたらフォイルボートとかカタマランヨットとかいうやつでいいのかな?(パンフ見たらちゃんと船種もあったけど、フォイルカタマランてやつみたい)いつの間にか進化してた!カッチョいい!ヨットレース大好き。

 

和巧絶佳

https://wakozekka.exhibit.jp/

会期:2020年7月18日(土)~9月22日(火・祝)

会場:パナソニック留美術館

出展アーティスト:安達大悟、池田晃将、桑田卓郎、坂井直樹、佐合道子、髙橋賢悟、舘鼻則孝、新里明士、橋本千毅、深堀隆介、見附正康、山本茜
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写真多めなのでツイート引用で。

随分前からチェックしてたけど、なんとかギリギリ間に合った。意外と宣伝してないからみんなもっと行けばいいのになあと思った。ただオレもここに美術館があることは知らんかったです、はいw

変態的に(良い意味で)技術を追求してる職人技ばかりだった。眼福。

金魚の深作さんと久谷細描きの人目当てで見に行ったけど、それ以外のものの方が凄かったというね。レディーガガ靴の舘鼻さんとかポップ陶芸の人とか最初の方に展示されてた人のことちょっと飛んだw(舘鼻さんの手ぬぐいは買ったけどw)

あとやっぱり蒔絵や螺鈿すごいねマジで。蒔絵や九谷が多いせいか作家の経歴見ると東京以外だと京都や金沢の美大や工芸大が多かった印象だけど、伝統工芸品ってなるとやっぱりそういう感じなのかな。まあ美大・工芸大自体が地方だとそんなにないからってのはあるだろうけどここにあるような伝統工芸以外の凄技工芸はどうなってるんだろうってのは思った。いや今回はコンパクトにまとまっててこれはこれでいいというか、技術系だとこれくらいが自分的にはじっくり見られて理解するキャパギリギリw

 

ちょっと思ったのは図録。

買うかどうか迷ったんだけど、これくらいの展示の場合、展示数からいってもそこまでちゃんとした物が欲しいわけじゃないんだよなあ。展示を振り返って家で楽しめるような、1500円くらいでA4て厚さ1cmくらいの図録でいいんだよなーと思ったり()しかし後日相方が見に行って図録買ってきましたが)

大きい展示なら仕方ないけど、最近何でもかんでも図録がでかすぎで持ち帰りにくいし、他にグッズも買うから2000円超えると買う気なくすんだよなあ。美術館側にはそこんとこわかって欲しい気が。

そして逆に本当に小さいこじんまりとした展示だと何にもないんだよね。せめて10ページぐらいで中綴じのペラい冊子でもいいから作って欲しいよ。500円くらいなら買うよと思ったり。

今回は写真撮影OKだったけど、美術展ってなんとなくで見に行くと結構記憶から消えちゃうから、ペラの展示目録より写真入りの紹介冊子みたいなのが欲しいなあっていつも思ってんだよね。図録以外で。記念にグッズ的に買えて持ち帰ってパラ見して思い出すみたいなやつ。そういうのグッツ扱いで作って欲しいよ。ポストカードとかクリアファイルよりも。(それも買う)

仮面ライダーセイバー#2「水の剣士、青いライオンとともに。」

テレ朝 https://www.tv-asahi.co.jp/saber/
東映 https://www.kamen-rider-official.com
脚本:福田卓也 監督:柴崎貴行

『僕はソードオブロゴスの新堂倫太郎。大丈夫安心して、決して怪しい者じゃないから』『いややややや、めっちゃ怪しいんですけど!』

 

倫太郎、どこでもドア知ってんの!?テレ朝だから?

家に土足で入っては失礼だと言いながら乗り物(動物?)は土足だし、シュークリームやエクレアは知ってるけど実物は見たことないとか、常識人の礼儀正しい不審者(笑)ズレてる感が程よい、見るからに笑顔の怪しい人、それが新堂倫太郎w

1話に引き続きめちゃ内容濃くて展開早い。てかセリフでの説明多すぎるけどサクサクと設定が明らかになるからそれはOK。

ソードオブロゴスの本拠地は北極にあるノーザンベースという秘密基地。それ知ってる、スーパーマンの基地(孤独の要塞)!あとファンタジー児童文学ってとこでちょこっと「ライラの冒険」が掠めたw(映画しか見てないけど)

ところで本の中の異世界とソードオブロゴスの存在は違うの?「現実世界の北極に」ベースがあるのに彼らは“普通のホモサピエンス“じゃないんだ?おいおい説明されるならいいけど(先走り過ぎ)

そして本とその世界の守り手が戦うのは古より始まり未来永劫続く終わりなき戦いで、聖剣を授かった剣士が“仮面ライダー“という新しい認識!いやどこに仮面要素が?

それはいいけど情報量多いよ、集中してないとこにいきなり設定ブッ込まれても理解がおっつかん。理解が追いつかないのは異世界と普通じゃないホモサピエンスの(加えていうなら日本人風な漢字の名前の)倫太郎たちと本の中の世界の異世界観がマッチしないからか。あと敵のメギドだちの目的、こっちも一度で理解できんかったよ。「遥か昔に失われたワンダーライドブックの代わりとなるアルターブックを作り、新たな「世界を創造する本」を生み出そうと暗躍する。」っていうけど固有名詞が入ってこないせいか意味わからん。さすがにこの辺の説明は拙速すぎじゃね?5、6話あたりでいいんだよ?

あと1話の時に突っ込みそびれたけど、本の形に街が切り抜かれて異世界に飛ばされる(ワンダーワールド)って、柴崎監督ってこともあり「仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル」思い出した。この辺の描写もとてもよい。

 

今回の敵、アリとキリギリスのメギドだけど「アリとキリギリス」ではなく「アリかキリギリス」なんだ!豆の木も似てるけど違うタイトルだった!ジャッ君ってwww

相手がアリだから集団と考える倫太郎もちゃんと頭使ってるけど、飛羽真は敵が発した言葉の揚げ足を取る形で本の世界の現状を察するとかさすが作家。でもだったらそろそろ倫太郎の「普通のホモサピエンス発言に突っ込んで欲しいところですw

それだけじゃなくアリメギドとキリギリスメギドってとこから童話の「アリとキリギリス」を連想し対抗策を考えてもる。でも女王アリが増殖してるのはジャックと豆の木の力だったとは。

しかしダイレクトに豆を出すブレイズと違って、2冊差しで豆自体の力を纏うセイバーの出来る子っぷりに慄きつつもそれなり導こうとする倫太郎そっちのけで、空の敵を倒すために地面から豆の木を生やすという童話そのままの力を発現させるって、飛羽真出来良すぎだろ。倫太郎の精神状態が心配。

なのにブレイブ倫太郎はどう反応するのかと思ったら「そんな使い方、サイコーですよ!」って、倫太郎良いやつwwwwこいつも否定しないやつだったwww

あと雑魚戦闘員のシミーってまさか本の紙魚のことか?

 

2話目ということでか倫太郎フィーチャリングなのはともかく、ちょっと天然素直すぎて大丈夫かと若干ハラハラしてたんだけど、なんかよくわからないけど噛み合っててちゃんとバディっぽく戦っててよかった。

どう見ても戦いにおいて飛羽真の方が伸びしろありそうなのに、倫太郎をすごいなーとベタ褒め状態でいろいろ教えてくれよという屈託のなさ。

嫌味ったらしくなく呼び捨てを咎めつつ「一緒に学びましょう。これからは倫太郎“さん“と呼んでもいいんですよ?」という倫太郎の天然さよww

しかも心の声ダダ漏れとはwww狙いすぎたネタキャラじゃなく、言動を素直に楽しめる良いキャラすぎる(笑)

あと芽依ちゃんが倫太郎をエクレアで釣るの、察しが良すぎるだろwwまさかの布石か。ちゃっかり屋さん。というか話の流れからいってこれって1話の翌日じゃないの?メイちゃんはお友達と遊びに行く予定があったんでは。まさかその帰りに寄った?

そこにやってくる絨毯に乗った青年、誰?アラビアンナイト?毎回これかよww 再会?再会ー?(あらすじ見たから知ってる)てかライダーは10人くらい出てくるって言われてるけど、エンディングは赤青に白(金?)だから増えてもメインはあと1人?白い人は誰?子持ちパパじゃないよね?

 

オープニングもあるのにダンスエンディングもあるってなんか変な感じ。でも正直OPよりEDの方が好きです。OPはアレキサンドロスの人だっけ、なんかスカパラの曲アレンジと声が合ってない気がするなあ。全然頭に入ってこないよ。

その点EDはスカパラのドラムの人なんだ、そりゃ相性いいはずだし、こっちの方が楽しげでみんなダンス上手いしいいね。エンディング、これから人増えるのかなー

先週も言ったけど毎月違う図書館でロケして欲しい(要は各地のステキな図書館を紹介しろ)

 

予告。

まさかの子育てパパがライダー!おっさんは今までもあったけど子育てシングルパパ?現実の子供に寄り添いすぎてる。

そして幼なじみが白いライダーなのかどうか?

テレ朝公式さん2話のあらすじ、10年前じゃないよ、15年前だよ。直して!

 

突然の雑感。

オンタイム視聴の流れでキラメイジャーを見たら結構話が進んでたんだけど(コロナ中止の分からずっと溜めてる)、それよりまさかの倍返しwwww

キラメイジャーの感想書くのだいぶ先になりそうだから半沢直樹ブームの今のうちに言っとく。まさかの半沢“倍返し“ネタかよ(爆笑)

いやでも、これ見てて思ったけど、今戦隊の方はわりと大人でもわかるオモシロネタやってて逆に仮面ライダーの方が子供にウケそうなネタをやってるってのは興味深いですね。ぺこぱも子供受けだし(いやオレも好き)

キラメイジャーはそもそも車が相棒で喋るという点で子供にウケそうな基本設定だから、そこにストーリー的に何を乗せても子供が好きなのは変わらないと思うけど、セイバーが絵本の童話やおとぎ話をネタにして子供(と子供を持つ親たち)がとっつきやすくしてるのは、最近の大人…というより小学校高学年や中学生以降じゃないとわかりにくかったライダーの傾向からしてちょっと面白いなーと思ったり。(子供よりティーンに受けてるというソースはない印象語りだけど)

子供に対して本に興味を持たせるというのは戦隊ではフォーマット的に意外と難しそうだし、戦隊の想定視聴者層は未就学児童だから自力で絵本に興味を持つ・自分で選ぶのもちょい早い気がする。だからなんとなく仮面ライダーセイバーで小学校低学年くらいに視聴者層を絞った(とはいえ今んとこ大人でも楽しめてる)のは結構正しいんじゃなかろうかと思ったり。

その結果戦隊とライダー両方への興味として視聴者の境目が開きすぎず、上手く戦隊→ライダーに移行できた方が東映バンダイもありがたいに決まってるし。

ライダーが戦隊っぽくなるのは大人向けを好んだ平成ライダー1期好きとしては物足りなくもあるけど、平成2期より明確にターゲットを絞ってきた感じは好感が持てるかな。(令和1作目のことはとりあえず忘れる)

ニチアサはそもそもが未就学児童向けのコンテンツなので断然今の方が正しいと思うし、戦略としても平成ライダー1作目のクウガから20年経って、ちょうどその頃クウガを見ていた当時児童ではなかった人たち(クウガを楽しんでたのは主にティーン以上だった)が親になる年齢だというのもあるだろうし、令和2作目セイバーのこういう明確な方向性を持った作品作りというのは大変好ましいし正しいと思うのです。(ここでクウガ20周年で東映特撮Youtubeで全話無料配信する東映の抜け目なさよw)