そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

マイボス・マイヒーロー#1

http://www.ntv.co.jp/boss/main.html
番宣を見てたはずなのに韓国映画原案だって全然知らんかった。何だかそれっぽいなあとは思ってたが。
それはともかく素晴しく長瀬を堪能。これほどまでに気持ち良くバカをやれる役者がいるだろうか、イヤいまい。長瀬智也以外には。初っぱなから面白かった。つか画面に向かって突っ込みまくった(笑)
おしゃれイズムでも言ってたが、長瀬の演技は何もかも大きいんだよな。まさに画面からはみ出さんばかりの迫力でバカをやるから説得力があると言うか、そんな感じ。
普通に考えれば家庭教師付けろよ!なんだけど、それだと話にならんから名門校の三年生に編入。いくらなんでもそりゃ無理だろ。
でも問題は学力以前に「突出したものは叩く」という学校という閉鎖空間の罠。
制服ってのは本来「学生である」という記号なんだけど長瀬演じるところの真喜男の場合、27歳でありながら制服を着て学生に成りすますし、その逸脱した雰囲気が明らかに他と違ってるせいと(実際劇中で「老けてる」との指摘があるし)、突出したバカ(勉強できないほうのね)ってことでクラスから浮きまくり。浮いてるというか、そこまであからさまにバカにするのも若いからこそ、世界が狭くて閉じてるからこそなんだよな。社会に出たらどうでもいいのにな、そんなこと。(仕事で関りがあるとか部下なら別だが)でも真喜男、世間を知ってる大人のはずなのに傷つくし。高校生と同じレベル?
そしてなぜかやっぱりクラスで浮いてて虐められてる桜小路に懐かれる。
そんな閉鎖空間だからこそ、たった12コの学食のプリンに命(?)を懸ける奴らがいるわけですね。真喜男もまた然り。プリン争奪戦はバカすぎ(笑)プリンが好きってのは彼の幼児性の象徴なのか。
学校なんかクソ喰らえだと、桜小路の冗談を真面目に真に受けて、そんな学校のシンボルである校旗をマント代わりにプリン争奪のために空を飛ぶ真喜男。ありえないバカ(常識外れの方ね)。バカでも突出してるということは認められればボスにもなるワケで、見事プリンを手に入れた真喜男と桜小路の間に友情は生まれるのか、バカは極めればヒーローになるのか。よく判らない学校の規則より大事なことはプリンが美味しいってこと。『放物線サイコー!』思いっきりバカだ(笑)というところで次回。
桜小路の「すごくキレイな放物線だったよ!」はズレてていいな(笑)この子も確信犯だし、随分押しが強いのは舎弟ポジションじゃなくて友達でありたいと思ってるからかな。意外と毒がありそうなとこがいいね。


キャスティング的には真喜男の後見人が大杉漣なのがちょっと萌え。市村正親はワケ判らん迫力ありすぎてヤクザなのかマフィアなのか、家が韓国風?なのもあって無国籍風というかアジアンマフィア?新垣結衣はギャルサーもそれなりカワイかったがやっぱり制服。ところでホラン千秋が髪ばっさり切ってたよ。黄川田、もっと出ないかな。
ただ気になるのは脚本。面白いは面白いのだが、全体的にツッコミ不足というか、コメディなんだけど泣かせにいきたいのか徹底的にバカを通したいのか、どっちに振りたいのか判らない部分もあってその辺甘いかも。と思ったら大森美香(オレ的には三割り脚本家)だし。韓国映画に大森という組み合わせはよくないような気はするな。今後も脚本家は変えないのかなあ。
ところでジャニは番組公式に限り写真はオッケーになったんじゃなかったっけか?違うのか?