面白かった!まだ完結してないけど。*1
敵討ちから始まって、そもそもの発端である過去に戻るんだけど7巻目でやっとその前日まできたよ。途中、一体どういう状況を経て現在である敵討ちシーンに繋がるのかとハラハラしたけど、まあ納得。(え、いや待てよ、源之助の左腕は…?まだあるのか、話が?)
もとは南條範夫の短編集の中の短い小説らしいけど、それを山口貴由が膨らまして長編にしてるらしい。
残酷描写というかグロ描写があるんだけど(臓物系)この人の絵の描線と、もともとの画風が下品ではないのでよくあるグロ漫画とは一線を画していると思いますね。(グロってワケじゃないけど「バキ」みたいなのは面白いけど絵は苦手なんだ)
全体にやはり士道の美学とか覚悟、狂気や儚さみたいなのを好む作風の人だし*2、その上で漫画的なデフォルメが出来る人だから(この漫画ではそれは抑えてて劇画タッチに描かれてる)オレは嫌悪感はあまりないですね。むしろその画力に圧倒されるよ。
それで言ったら初期の作品の方がグロいし下品スレスレだと思う。オレは初期の短編はちょっとダメ。
- 作者: 山口貴由,南條範夫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: コミック
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