そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

「生きる」

http://www.tv-asahi.co.jp/ikiru/
昨日のやつを見そこねたんで今日は何となく見ちまいましたが、黒澤のオリジナルの「生きる」と微妙に何かが違う気がするのはオレだけ?
オレも見たのって20代の時なんで細かく憶えてるわけじゃないけど、志村喬がブランコで歌うシーンで泣けてしょうがなかったことを思うとなんか・・・松本幸四郎だけが悪いってわけじゃないと思うけど。
脚色が市川森一だったんだけど、能力的にはともかく立場的に話をそんなに変えるってことはないよな。テーマも外れてるわけじゃないけど、演出に妙なコミカル色が漂ってるからかなあ?軽いというか、悲壮さがないというか・・・
ナレーションが声の感じとか思ったより軽いのもあるんだけど。あんなもんだっけ?違うよなあ?
最初にえっと思ったのは、渡辺課長が喫茶店で生き甲斐を見つけるところで、どっかのお嬢さん方の誕生日ソングが流れたとこ。どんなギャグだよ。ここってオリジナルにもあったっけー?
あと葬式の時のやり取りが、本当に真相を知ってる人間はその場にいなくて、「美談はこうして作られる」風な部分を狙ってるにしても、あの役者たちであんな妙なことになるもんかなー?あの中途半端な雰囲気はいただけんよ。
おかしいなあ、何もかも腑に落ちん。あのラストも意図不明。ユースケの今のしょぼくれ具合はあの役どころにはちょうどいいんだけど、そのせいでますます判らんことに。*1
そういや北村一輝の遊び人は一体どういうつもりなのか、あのファッションありかよ!今時アレって(苦笑)
まあいい人でよかったねーとは思ったが、うっかりしたら身ぐるみ剥がされて路上に転ぶのがオチだと思うぞ。あぶねーあぶねー。あとカジノからの逃避行が別の意味であぶねー(笑)どうして一輝にはホモ臭が漂うんだろうな(苦笑)

*1:というか、もうユースケをTVで見るのはツライのでやめて下さい。目の奥が冷めてるやつは見たくないんだよ。