そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

花ざかりの君たちへ#12(終)

花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」http://www.fujitv.co.jp/hanakimi/index2.html
印象として夕方の番宣SPの方が面白かったのは一体・・・!(ところで番宣SPのフジのアナウンサーが「佐野瑞樹」だったのは、そういうことか?)
学園祭までの1時間がつまらなくて辛くて辛くて、心待ちにしてた学園祭はあっという間で、瑞稀を送りだすための挨拶が眠くて眠くて、南ちゃんに行き着くまでにやっぱり死にそうになった。リアルタイムで見て大後悔。とばせねぇー!!拷問かと思った。


そもそも何かと厳しい学校ならともかく、このスチャラカな校風の学園において女性が一人混じってるということにどれほどの重大性があるのか判りません。なんでそんなに大事になるのか?ひばり様、どうしてそんなに深刻なの?結局パスポート、佐野に渡してるし。
まあ大体それで言ったら瑞稀って転校してきたばかりなんだし、どうして学園生活を卒業まで全うしなきゃいけないのかもよく判んないんだけどさー。話が成り立たないよ。
桜会は生徒を守ると言うけれどその守るべき生徒は男子であるべきで、女の子だと判った時点で生徒じゃないと思うんだけどさー?あ、そんな真面目なこと言っても仕方ないか。身の振り方って、3月までいたってしょうがないだろ?学校辞めるしかないんだから。だからどうして女の子が混じってたらマズイのか、というか問題解決してませんよ。
それに瑞稀が女の子だってバレた途端に「裏切り者」って言う2Cのヤツラが全く判らん。何その反応?何をどう裏切ったのか?生徒たちからしたら、女だったんだ、なーんだ、で済むことじゃないのか?先生の反応がないことにはあえて突っ込まないけどさ。あ、中央はカッコよかったな。さすが本気モードで決めるときは決めるなー、木村くんは。
まあ結局瑞稀は辞めたけど、つかブロッサム学園に行けばいいじゃん、どうせバレたんならさー。それで言ったら桜咲学園に潜り込む理由もないんだけど。最初からブロッサムでいいじゃんよ。ねぇ。
あと瑞稀は前に、男の子だと偽って佐野に近づいてるんだからそれはブロッサムの他の女の子に対して卑怯だみたいなことを言ってたと思うんだけど、佐野がハイジャンを飛んだ以上、学園に残るのはそもそも間違ってるんじゃないかな。そう思ってるんなら、自ら身を引けばいいのに。
だいたい男の子だと思ってたから学園のみんなは仲間意識をもって接してくれただけで、それはそもそも瑞稀が享受すべき学園の楽しさじゃないんだよな。
そういやみんなが瑞稀を認めた理由もよく判らないんだよなー。女の子なのに佐野のためにそうまでして男子高に潜り込んだ勇気を認めてくれたんなら判るけど、そこすっ飛ばしたなあー。肝心なとこなのに。普段の学園生活の中での瑞稀を認めて・・・って言うんなら、それは男の子として接してたわけだからそこで認めるべきものじゃないよな。もう何もかも間違ってる。神楽坂の言ってることだけは正しいなw
でもまあホントに面白くなかったからどうでもいいや。(突っ込みはするけど分析はしたくもない)
あ、校医のゲイが治ったって、なんかもう本当に・・・ゲイの人に失礼だよなあ!だったら秋葉が苦手、もしくは女嫌いでいいのに。
桜会の南ちゃんは前髪アリでシリアスに決めててカッコよかった!ああやっぱりヒロたんは美しい。ありがとう花君、ありがとうフジテレビ。最後にこのヒロたんが見られてよかった。


学園祭はー、どうしてもうちょっと・・・短すぎるよ。あーあ、がっかり。
ちょっと面白かったのは、メイド喫茶に来た神楽坂に指名されたメイドの佐野が「ええ〜」って気の抜けた反応するところだったよ。まあそこそこ面白かったけど、あれで学園祭メインで何か事件が欲しかったんだけどなあ。まあひばり様とオスカーもくっついたし、もういいか。「アナタノコトガスキダカラー」笑った!
学祭だけで30分くらいやって欲しかったなー。というかやるもんだと思ってた。
女装コンテストは男子高らしいけど、やっぱりもっとあそこでネタを膨らまして欲しかったよ、ガッカリ。SPの方が断然おいしかった・・・。ハゲシク消化不良。
それにしても女装でドレスの男が並んでると、顔はキレイなのに、腕だけがムキムキしてて妙に気色悪いよ!なんだかなあ(笑)
南ちゃんと野江はキレイだったからいいや。中央が意外とカワイイ。あとは・・・ちょっと笑えるコスプレ仕様。オスカーはジュリエットの方がカワイかった(笑)
佐野と中津は二人して瑞稀を挟んで叶姉妹もどきでもやればよかったのに。佐野が姉で中津が妹(笑)
そういうとこが突っ込み不足なんだよな。どうして笑いを取ることに貪欲じゃないのかなー。女装したから終わりって、それ笑いじゃないから。前から言ってるけどさ。

中津の独り芝居は、今日は大サービスで2回も。相変わらず笑った!中津のこれが見られただけでもいいか。
そういやオリコンスタイル9/24号に花君3人のインタビューがあるけど、斗真くんのあれは彼のアドリブらしいな。脚本では「そんな感じで〜」程度のモノローグを、彼がアレンジしてああなったらしい。そしてだんだんエスカレートしていったと。
あと佐野がとうとうピカード艦長のフィギュアを・・・(笑)やっぱり部屋のポスターは海なんかじゃなくTNGのポスターくらい張ってて欲しかったぞ、エンタープライズのな(笑)


なんかこう、どうにも微妙なドラマだったなあ。面白さは微妙だけど楽しくはあったかな、特に前半は。(本筋スルーで)
本筋がメチャクチャってのがどうにもな。やりようによってはもうちょっと本筋だって面白くなるはずなのに、どっかが間違ってるんだよな。下手っつーか、脚本だけのせいじゃないのは、そもそもがムック本の「『面白いドラマを作ろう』じゃなくて、『面白がられるドラマ』を作ろう」(演出・松田秀知)だの、「イケメンたちが並んだポスタービジュアルだけでイケると思った」(企画・後藤博幸)とかいう悪い意味での単純さじゃないかなあ。そりゃ、去年の特撮ヒーロー系のイケメン集めて(去年は特に豊作だったし)、いい意味で敷居の低いバカドラマをやれば、視聴率は取れるだろうさ。口コミ効果で十代メインに人気が高まるのも判るよ。(中3の姪っ子もハマってるらしい)
だから本筋のドラマ部分がもうちょっとマトモならそれはそれで評価できたんだけど、結構どっちも中途半端、というかまともなドラマを作る気ないよね。この枠の人たちは。
まあ脚本のヘタさは今までの感想でも散々突っ込んだからもういいませんが、後半バカ部分のレベルが低くなってったのは、単純に時間の問題か?前半くらいちゃんとやってくれてればなんとか我慢できたんだけど。
でもまあ、特撮縛りのドラマオタとしては、あのキャストたちをゴールデンで使ってくれてありがとうフジテレビ!といいたいです。キャストのブログを見てると、注目度が高まるに連れ喜んでるのが判るし、雰囲気もいいし現場も楽しかったみたいだし、視聴率がよかったのは彼らの頑張りのお陰だと思うんで、そこは素直に視聴率がよくて注目度が高くてよかったねえと思う。ホント、これで視聴率コケたら目も当てられなかったからな。よかった、いやホントによかったよ。
オレ的には最後まで堀北も瑞稀もカワイクなかったのが残念。そもそも演技が大雑把すぎるよ、堀北。*1せっかくオグリンや斗真といい絡みのシーンがあっても、堀北のせいで何度我に返ったことか。木村くんとの絡みもな。男言葉が最後まで馴染まなかったし、どうにも堀北は苦手です。堀北じゃなきゃもうちょっと瑞稀だってカワイク見えたろうに。というか、堀北の瑞稀って、全然小栗の佐野とくっつきそうにないんだよなー。なんか納得いかんよ。まだ中津の方が・・・
そもそも佐野がああいう瑞稀を好きになる気持ちが全く判りません。だからどうして瑞稀の思いは「恋」じゃなかったのか?「恋」なら「恋」で返すだろうから、判らんでもなかったのに。
なんか言いたいことはあるんだけど、面倒だからこの辺で。
キャストの皆さん、お疲れさまでした。
ヒロたんウォッチャーとしてはおいしいドラマでした。南ちゃんは別に好きじゃないけど、ハッチャケて南ちゃんをやってるヒロたんが楽しそうだったから、全然オッケーです。よかったなヒロたん!ありがとうフジテレビ!(何度だって言うさ)

*1:演技が下手だとは思わないけど、このキャラの捉え方がステレオタイプで大雑把な「男の子」イメージしかないのがツライかと。瑞稀って女の子の思いが何も見えないんだよなー。