そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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水戸黄門第33部第8話メモ

http://www.tbs.co.jp/mito/mito33/2.html#l08
ゲストは増沢望でした。良い役だったー。
家を捨てて出奔した父親に冷たい息子は、実は事情を知ってたんだな。
いつもの水戸黄門フォーマットなんだけど、抜かりない脚本に手間を惜しまない演出がいいですな。多少ご都合なところはあるけれど、ゲストキャラがステレオタイプなキャラ造形じゃないのに、ちゃんとクライマックスまでに人となりと関係性が判るような見せ方になってるのが上手いなあ、正味30分くらいなのに。
とにかくお父さんたちの友情に泣けた。ここでも将棋が小道具だけど、もうそういう時代なのか。「息子達が大人になる頃・・・」のセリフ、まさかこういうことになるとはな。合掌。しかも光一郎と早苗の子供の頃の回想(わざわざ海ロケ!)を入れてるのがあのラストのためとは。これも余力の仕事だよな。
光一郎が乱闘の中でも刀を抜かないんだけど、なんか理由があったのかな?(そういや格さんもあんまり抜かない?)
ドラマとして何を見せるべきなのかがよく判ってるプロの仕事だー。話は全くのセオリー通りだからあのゲストキャラたちを掘下げるべき・・・にしても、キャラが生き過ぎてます。そういや両家とも、母上殿はどうしたんだ?見てなかったよ。
そういやなにげに千太の使い方とおえんの絡ませ方も上手いな。特に説明してないけど、千太が付いてきてることをおえんが認めたってことを、あの三味線のバチだけで判らせたってことだよなー。あとで思うとあれってそのためだけの演出ってことだもんな。流したっていいハズなのに、その発想が・・・。