そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

プロフェッショナル仕事の流儀(再)

再放送チェックしてたら見つけたんで。11/6放送のやつね。面白かった。
フリーの漫画編集っていろいろ難しそう。浦沢直樹のとこのアシスタントをデビューさせるのをやってたけど、こういうのが定着しないのは、リスクが大きいからだよな。持ち込みならネームやらせといてそれでもダメなら要らないって言えるけど、*1 自分が売り込むつもりならそういえないし、一度やらせた企画は最後までやらせるしかないからなあ。そういう意味で双方にリスクが大きいんだよね。アシを10年やってるからって、絵は描けても漫画が描けるとは限らんしなー。漫画家側の方のリスクは元より、原作側だって渾身の企画がショボイ漫画にしかならんかったらもったいないというか。つかこのアシの人は微妙だなあ・・・
あとこれの浦沢直樹のネームチェック見てると、浦沢さんがいかにもあまり考えないでネーム切ってるように見えるんですけど・・・(苦笑)フキダシの文字くらいは漫画家の管轄だと思ったよ?だってどう読ませたいかっていうテンポの問題だし・・・いや長崎さんの言うことの方が正しいけどさ。ちょっとビックリした(笑)(漫画家で時々変な位置にフキダシ置く人もよく判らんのですが)
まあオレ的には浦沢マンガって絵は超上手いけど別に画面構成とかが上手いってわけじゃないし、話は流れのテンポの演出で見せる人だと思ってるから、世間が言うほどスゴイとも思ってないんで余計に。マスターキートンくらいしか好きじゃないしな。
ディアスポリスの打ち合わせとかもなかなか面白かったです。漫画家に絵が見えてきたって言わせたら勝ちだよなw
あ、あと、パイナップルアーミーの打ち切りを阻止した話。何が受けて何が受けないかのさじ加減って、そこまでいくともう作家が何とか出来る範囲越えてるんですけど・・・(笑)非常に興味深いですなあ。
まあ漫画編集がみんなこの人くらい漫画に愛があるってわけじゃないってのが、漫画業界が停滞してるってことじゃないかなーと知ったふうなことを言ってみる(笑)もちろん漫画編集としての能力がないと話にならんですが。

*1:持ち込みがどれだけ大変かというと、だんだん鬱になってく友人がいたりするくらいに。直しが入る度に何がベストなのか、何が描きたいのかが判らなくなって自信がなくなっていくそうだ。大体4・5回目くらいで仕切り直しになるとか。そうなると大体そのネームはダメなんだよな・・・