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『俺達をお前達の手で、未来へ連れていってくれ』
何か判んないけど盛り上がってるからいいや。臨獣殿のお二人はサバサバ。
理央サマが復活させた臨獣拳って結局何だったの？って気がしなくもないけど、まあそれもいいか。
なんか獣拳の始祖のブルーサ・イーの信念とか臨獣拳のマクやカタ・ラゲクの三拳魔、七拳聖、兄弟子の理央・ゴウ・美希と今のジャン・レツ・ランの、時世と関係性がメチャクチャ。結果として全く判んなかったし、意味が在るとも思えなかった。折角のお膳立てなのに、カタルシス全くなし。主人公ジャンは折角の親子物なのに見せ方下手すぎだったし。こういうのってハッキリとした世代間の繋がりとか見せてくれないと面白くないよなあ。カンフーものの括りがあるんなら特に。
そういう意味で言うと、何がカンフー物の神髄かというと、師匠から弟子へ受け継ぐ技とか魂がそうなんじゃないかと思うんだけど、これってみんな並列なんだもん。師匠も弟子も兄弟子も。理央がはっきりとジャンたちの兄弟子であるんであれば、理央の無念と希望を込めた「全臨伝授」の意味はあるんだけど。どうもあやふや。このシチュの気持ちだけはそういうことじゃないかと思うんだけど、今までの筋立てが全くそうじゃないからな。
唐突に理央サマが「アクガタ」とか言ってるけど、最初の頃のスポーツライクな「ビーストアーツ」と「アクガタ」ってネーミングの印象と、この最後の方のロン（ワイズマンだ！）に操られた理央サマの悲劇の人生とのバランスもメチャクチャ。1本の作品としてみるとわけが判りません。でもまあいいや。いいってことにしとくよ。ホントなら、最初からロンに操られた理央の人生と、やっぱりロンに人生狂わされたジャンの対照的な生き方を対比してライバルにしといてくれたほうが絶対よかったし、ジャンたちの影が薄くなるってこともなかったろうに、なんかいろいろ間違ったなあ･･･
『正義の心で臨技が使われることがあるならば、マク、カタ、ラゲクを始めとする俺たち臨獣殿の存在も僅かなりとも意味が在る』
勝手に一緒くたにされちゃって三拳魔の人たちはどう思うのか･･･（苦笑）というか臨獣殿は数千年の歴史があるんじゃなかったっけ？
理央サマとメレの覚悟は美しいのだけど、そうじゃないっていって止めるジャンの気持ちの方が正しいと思うんだけどな。いくら理央サマが決めた俺の道っていっても、死んで償い･･･で済ませるのは嫌だなあ。
何だかんだ文句言ってるけど、ここのシーンは好きだしちょっと感動したけどさ。あくまでジャンに。理央を止めようとするジャンにな。
でもだからといって理央サマが生き長らえても、この場合生き恥晒して耐える･･･ってわけでもないからロンと相討ちで昇天は、落とし所としてはそこしかないかーってとこですか。どうせメレもリンシーなんだし、スクラッチにいることはできんよな。まあそれならそれで、二人で世直し旅にでも出てくれればよかったんじゃないかと思うんだけどさ。オレはそれでもいいよ（そういう問題か？）
まあその場合、結局世間に対してどうなのよ？ってその辺がやっぱウヤムヤ。獣拳内部の話で済ませていいわけないじゃん？今まで一般の人々を蹂躙してきたから、そのお詫びに世界を危機に陥れる無間龍ロンを体を張って相討ち･･･なら判るんだけど、そうじゃないんだもん。そもそも、その相討ちに意味は在りませんよ。理央サマ自己満足。
それをして真の獣拳使いかどうか･･･もう全く説得力はないです。マスターシャーフー！
自分たちのやったことを意味のあるものとしてジャンたちに勝手に伝えてロンと相討ち、メレたんとあの世に旅立っていった理央サマはそれはそれで業も消えて幸せになったからいいんだけど、残されたジャンがなあ。ジャンの気持ちを考えろよ。
そんな納得出来ない気持ちでアツアツのグラグラなジャンがやっと･･･主人公としてはあまりにないがしろにされてきた感のあるジャンがやっと、です。オレちゃん、待ちかねちゃったよ。思えば最初から妙に影薄かったよ、ジャン･･･
ホント今、ジャンだけが心のモチベーションですよ。ジャンがいないと乗りきれなかったよ！何もかも間違ってるー！どうしてこんなことになったの？ホントに･･･ズッキー頑張ったなあ･･･（まだ終わってない）
予告。
とうとうやっと最終回。ロンを倒せば終わりなのはいいんだけど、前振り何もないですよ？結局力押しなのか？
GO-ON！
メカに目があることに素直に驚いた。すごい昔の戦隊みたいだー＞敵
日傘さんがPなんだよな？ゲキは塚Ｐのスタイリッシュさが裏目というか上手く機能しなかったのが残念だけど、いい悪いじゃなく仕方ないってことで来年に期待。
