そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

獣拳戦隊ゲキレンジャー#49「ズンズン!獣拳は、ずっと…」

http://www.toei.co.jp/tv/gekiranger/http://www.tv-asahi.co.jp/geki/
『お前も獣拳、やるか!』


昨日会った妹に、「ロンは珠にされちゃって、そこへチーフがやってきて『これは危険なプレシャスだから我々が回収する』っていってサージェスミュージアムに持って行っちゃったよ」と聞いてたんだけど、思わず信じるとこでした。チーフGJ!(違う)
 
最後の落としどころだけ師匠が弟子に受け継ぐもの・・・といわれてもな。だから最初から・・・いやそれはもう言うまい。先週言ったよ。
これだけ面白そうなモチーフを集めてなんでこれだけの物しかできないのか、間違ったのがどこか判るだけにきっついなあ。
カンフー物だからってことで、どこまでそういうつもりだったのかはともかく、結局「カンフー物」という拠り所が小ネタだけだったってのが一番キツいよ。最終回の最後であんなこと言ってるんならさ。大筋のテーマプラス小ネタで楽しませてくれたんなら言うことなかったのに。しかも出来ないはずないのに、それくらいのこと。
まあオレ的には、最初からジャンの扱いが軽かったってことが一番納得いかないんだけどな。
最初からあれだけ理央サマをフィーチャーしてたのも納得いかん。そこまで行くと単に脚本家の好みか?って気がしてくるし、それはジャン・レツ・ランのトライアングルの扱いの悪さと意味は同じなんだよ。それをダメ出し出来なかった塚Pも同罪だよ?オレの好みの問題じゃないんだよ。
とにかく、オレは結構最初の方からジャンの扱いについては不満をこぼしてたと思うんだけど、それは話がどんな話であれ、ジャンと理央の対比で見せるんならジャンの扱いが不当に軽いってことなんだよ。それは理央を魅力的に描くことと同じくらい大切なはずだったんだけど、なぜかメイン脚本家はそこんとこ全く気にかけてなかったってだけで、オレの横手評価は今最底辺。もちろん塚Pがどういうつもりでそれを放置したのかは判んないけど、素人が思いつく時点で番組Pがそれに気がつかないなんてあり得ないよな。
ジャンと理央の絆で最後締めてるけど、ジャンの生い立ちや状況を描かないで理央と絡ませたって何の意味もないし、ジャンの生い立ちが理央と同じ状況で、それなのに違う道を歩いてきた(パンダに育てられたっていう育ちはともかく、考え方としてね)ってとこで、理央の生き方の哀しさが際立つんだし、ジャンの強さも判るってことだったはずでしょ。しかも理央はジャンの兄弟子に当たるんだから、それも強調すればなおさら。
そのジャンと理央が前回あんな形でも理解し合うことで、それがあってこそ今回旅に出るジャンの『グイグイ進めば、それが俺の道になるから』に繋がると思うんだけどな。違うかー?
まあそんなとこで、内容については最終回だけど特に何も言うことはなく、兄貴はバエと旅に出たのかヨ!ってとこくらいで締めたいと。他の奴らについては語る気にもならん。
ということでスタッフ&キャストの皆さん、一年間お疲れさまでした!
特にズッキーだよ、ズッキー。(今更だけど鈴木裕樹だからズッキーな)最初から最後までズッキーはジャンだったよ。ああなんとかしてズッキーの仕事っぷりには報いてあげたいなあ。番組がこんなでも、ズッキーはがんばったよ。本当にありがとうズッキー、君がいなかったらオレはもっと早くに潔くゲキレンジャーをリタイヤしてたよ。*1 
最初の頃のアホの子のジャンもケンと絡むジャンも、自分の過去を知って悩むジャンも全部いいよ。(ここでズッキーが悩んだって言うのもホントよく判るよ、今更言うなってー)最終回シリーズはホントいい顔してたよ、ズッキーのジャンは。
というか、ジャンがいなかったらこんなにちゃんと見てなかったかもってことでは、意外とやっぱりジャンが好きだったのか、オレ?まあきっとそうなんだよな。あ、メレたんは別ポジションで最初から最後までクライマックスだった。どうしてあんな理央サマに肩入れするのか判らんくらいに(笑)
理央サマ、オレにとってはちっとも魅力的じゃなかったよ。キャラは良かっただけに(見た目も設定も)、それを生かしきれてなかったのも残念。でも荒木の演技はちょっとどうか?まあ最後で言うことでもないけどな。設定聞いてなかったにしてももうちょっと自分でキャラを考えてください。いつ見ても何も感じなかったよ。
とにかくオレにとってのゲキレンはジャンに始まってジャンに終わりました。最後までブレずにジャンを演じきってくれて、ありがとうズッキー!


新番組予告。
スゴい懐かしい匂いが〜(笑)昔っぽい感じを楽しみに、来週もゴーオン!
Pはやっぱり日笠さんなんだね。http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080119/trd0801191921010-n1.htm
ボウケンはちょっと変わった所狙ってきつつ、ベタな浪花節だったんだけど、今度はもろに古くささを狙ってきてるんで、実際はどうかなってとこでしょうか。楽しみ。(と思ったら脚本は武上純希かー・・・微妙w)

*1:タイム以降の戦隊で実は見てるけど心の中でリタイヤ組ってのがあって、ガオ・アバレは完全リタイヤ、デカは最終的に興味なしポジションなんです。