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時田のキャラって、完全に初回とは変わってるよねえ？（^_^;）あんな人じゃなかったハズ‥‥
まあこの時田のミラクル乗っ取りがどこまで本気かは判らないけど、あのキャラの変わりようを見るとフェイク‥‥って可能性もあるような気がするんだけどなぁ。だって時田のせいで、大蔵家が一致団結してるのは確かなんだし。それが母親十カ条を次々とクリアしてってるってことにはなってるし、何より騙されてるとはいっても国土が協力してるってことは、番組的に"悪いことに加担してる"って見せ方じゃないと思うし。
千里の出生の秘密が流れであまりにもアッサリ語られちゃったのは驚きというか、そもそもの初回の設定と話のきっかけの心なさの辻褄合わせが多少強引って気がするけど、まあいいや。
すごい衝撃ってワケでもなくアッサリ語られた事実は「新造さんは千里のことを知ってたどころか実の父親だった」「千里の借金のことも知ってて助けに来た」「峰田は千里の義理の父親だった」「峰田の借金は千里の母の入院費用を稼ぐためのギャンブルのせいだった」「田辺さんも小金井さんもそのことを知ってた」「風は千里が異母兄妹だって知ってた」ってことでしょうか。
さてあまりに等価値に暴かれたこの事実の中で、お話としてご都合主義で心ないのはどれでしょう？（笑）
確かに初回からそれぞれの伏線も布石もそれらしき描き方はしてたんで（そう思えなかったのはこの枠の信用性のなさってことですがｗ）どれもありと言えばありですけどね。まあ一番心ないと思うのは千里の父の峰田の描き方だったと思うけど、もうそこは今回の急展開では、鶴見辰吾の演技におんぶしとけって感じの演出がやっぱり心なくて笑っちゃったよ（^_^;）いままでの何も考えてないコメディ的にテンプレなロクデナシダメ親父っぷりを、過去回想と微妙な表情でいきなり覆しましたよ。力技すぎるｗ
まあ逆にいえばその余地があるように徹底的にロクでなしテンプレに則っての描写だったワケですが、ちょっとでも含みを持たせとけば、伏線としてもうちょっと説得力はあったのになあって程度なんでいいや。というか肝心の「イイ女だった」というお母さんのことって殆ど触れられてないってことに比べれば小さいことですよ。ところで新造さんと再会したの、15年後って言わなかったっけ？なんか千里の年とか、それまで何してたかとか考えていろいろ微妙‥‥草刈正雄の年に合わせたんか？新造・田辺・千里母の中で峰田だけ一回り若いってことだよな？まあ、そんなこともある‥‥かな（^_^;）
でもってトリックハート城に立てこもる大蔵家の兄弟たちは、千里が新造の実の娘だと知って動揺‥‥というより、それを知ってた風以外の（どうりで風は千里にそういうラブじゃないと思った）ハートブレイクで分裂。張本人の尊的には「恋愛沙汰で空中分解」。千里に、というより千里とチューしたとバラされた翔への反発で（笑）「お母さんじゃないんだ」って呟き続ける明がカワイイけど、それに突込む出戻り尊がまあ悪いんだが（笑）あーなんかここの兄弟のコンビネーションは好きだなあ。性格違っててもちゃんと噛み合ってるって感じがする。仲良さそうだよなｗ
でもってそれが象徴する「他人同士でも家族だ」っていうのがどうも話のテーマらしいっぽいね。
尊とお父さんのやり取りの「俺が最高に嬉しいのはお前と暮らすことじゃない。お前が幸せになってくれることだ」っていうのがちょっとホロリ。いいけど、お父さんと暮らしてる時は普通のカッコなのね、尊は。
あと千里と、急にイイ親っぽいことを言う峰田の「男が酷いことを言う時は必ず裏があるんだよ」で、借金のために城に戻れっていう峰田にケリ入れて、「あるわけないでしょ、アンタの子なんだから」とかちゃんと筋が通ってて逆にビックリするくらい。いつものこの枠なら相当心なくウヤムヤにするとこなのに（笑）
相当詰め込んだ脚本だけど、セリフのやり取りとか整理されてて上手かったし、本当に武藤将吾ってこれくらい出来る人なんですか？（しつこい）演出も松田さんも波があるというか、2か所くらいあれっと思うとこはあったにしても、尊とお父さんの描写とか頑張ってたし全体には良かったかな。どっちかというとやっぱりキャストがみんな力あるから、おそらくフィードバックで脚本･演出は良くなってるような気がするなぁ。
井上さんが帰ってきて良かったってとこで、最終回に向けて盛り上がってるってことか。取り壊しに加担するネカフェの奴らと、それを阻止する大蔵家に結果的に加担してる国土、どっちが千里のためなんだかｗ
あーなんだか終わったちゃうのが残念。あの兄弟の掛け合いはもうちょっと見たいなぁ。本当にどうして最初はあんなに上手く回ってなかったんだろう。
