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最後の加藤清史郎くんのアヒル口のしゃべりがあんまりカワイ過ぎて何もかも吹っ飛びました（笑）そういやたまたまスーパーニュースでこれの番宣やってたの見たけど、ほっぺが真っ赤になるくらいつよぽんはつねってたそうですよ。それなのに清史郎くんは「痛かったからお芝居がやりやすかった」って言ってました。エライなぁ（^_^;）その努力は報われたよ！
これに合わせて関東では「僕の生きる道」の再放送やってたんですが、案の定何度見てもこのドラマ泣ける。クサナギくんってどっちかというとオレはキライな方なんですが、彼のお仕事は別です。僕いきにしろ仁侠にしろ、クサナギは暗いひねた目をしてるんで、こういう決して善い人じゃない役ははまり役かと。
まあともかく、確かに「極道」って言うと仁侠道的な「弱気を助け強気をくじく」イメージですが、このドラマの「極道」は便宜上極道って言ってるだけで実体は「ヤクザ」ですね。ニュアンスの問題ですが、いわゆる指定暴力団ってヤツです。こういう人たちのことは仁侠道的な極道とはいわないと思いますよ。まあコメディじゃないからいいんだけどさ。（や、コメディじゃないからマズイのかな？まあそれをいったら「仁侠」で「ヘルパー」にはならんけど）
最初の老人詐欺のあたりが本気描写すぎてあまりに酷いんだけど、オレはギリOK。ああいう普通の人から見て「悪いこと」を正しいと思ってる価値基準を持つ人間たちの酷さを（老人詐欺が当然の日常だって信じさせるようなクサナギと向井はスゲーなぁｗ）、あまりに当たり前にやってるからドラマとしては清々しいよ。
当然お話としては彦一が改心するんだろうと思いつつ、予定調和のお約束に感じられないのは上手いと思う。だって別に彦一って情にほだされて改心したわけじゃないよなあ。チヨさんに300万渡すのはよく判らんけど、迷惑料込みの倍返しってことだろか？ロレックスは150万って言ってたよな。結局金で解決？ザ・ヤクザ？
まあ面白そうなのは彦一が言ったとおり「極道はどこにいても極道だ」ってのが、本物の古き良き極道は「弱気を助け強気を挫く」であるとしても極道（ヤクザだ）はやっぱり極道で、その方法論が普通の人たちにとって良いことであるかどうかとは別の話ってことかなあと。彦一が古き良き極道の仁侠に目覚めたとしても他の組長たちにそれが通じるのかって話だし、そもそも組の舎弟たちはそうじゃないだろってこととか、自分が関わった人間はともかく他の老人全員に対してそう思えるかどうかってことだしね。
それより話としてはビジネスライクなハートフルバードの羽鳥さんが経営するヘルパー業務と対立しそうなんだけど、そもそもの鷹山組の若頭は老人介護を仕事にしようって時点で老人詐欺ほど非合法じゃないけど合法的に老人から金を巻き上げようと思ってるわけで、羽鳥と鷹山、どっちがよりヤクザかって話なだけじゃないかなあ？（笑）仁侠道云々って言ったって、損になることはやらなさそうよ、若頭は。
でもって彦一だって、本当は仁侠道に生きる古き良き極道に憧れてたって、やってることは血も涙もない老人詐欺なんだから、そうやって生きてきた人間が変わるのかというと、仕事だから仕方がないという理屈で老人詐欺をするのを見てる限り、無理なんじゃないかなぁとしか思えないんですが‥‥（^_^;）
展開としてたぶん羽鳥と対立するんだろうけど、正義のためにじゃないよね。だって彦一は羽鳥のことを「なんか気に入らねえ」って言ってるんだし、気に入らないから反発するって完全にヤクザの論理だよ？それが回り回ってヘルパーたちのためになるならそれはそれでだけど、やっぱり最後まで彦一が善い人になるとは思えないｗ
まあキャストがみんな好みなんで楽しく見られそうだし、ドラマが今後どうなるかは大変楽しみです。
五十嵐はどっちかってーと介護士とか保育士風なキャラなのにアタマワルイ凶暴なヤクザがハマりすぎだし、もっくんは意外と骨太だから介護士がピッタリすぎ。でもって壽太はカワイイなぁ。というかオレ、壽太が好きというより、壽太がやる役が好きみたい。執事にしてもインテリヤクザにしても、壽太がやるとなんかカワイイ。というか、若手がみんなちゃんと役に安心感があるというか、この人たち本当に安定してて落ち着いて見られる。ああ楽しい。いいけどもっくん、クサナギをどつく役って、スゲーなｗ
メイサもこういう役だとカッコいい。そして鷹山息子はジャニだったのか、あんま違和感ないなぁ。正しいバーター？ｗ
いいけど鷹山・鷲津・羽鳥は鳥で彦一も翼だから鳥？ヘルパーの零次が0であとはヤクザが1〜6までの数字ってのはなんか意味あるのか？つかそういう拘りじゃ無さそうね。
あとそういや鷲津組のチンピラたちが小林・松本・大口の特撮キャスト（大口くんは特撮じゃないけど）だったんで、またそのうち出番あるんだろか。
