そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

JIN-仁-#1

http://www.tbs.co.jp/jin2009/
正直この枠は相性悪いんで江戸の医者ものってことでチェックしてなかったんですが、原作が村上もとかでタイムスリップものだと知っていきなり見る気になりました(笑)時間確認しないで録画したら1時間48分って、エエッと思ったんだけど、これは必要な長さかな。1回目としては主要キャラを出して、仁が状況を受け入れるには必要だし、長いけど面白かったです。というか、ものすごくSFだなぁ、この話(笑)
原作がどうかは知らないんだけど、戦国自衛隊とかあの手のタイムスリップ物と違って現在に影響を与えそうな時代設定で登場人物がいて、しかも現代にいた謎の人物、たぶん坂本龍馬だろうけど、救急セットを持ち出そうとした(これって伏線?)彼とその頭にあった腫瘍が仁に何らかの影響を与えてることといい、変わってしまった写真のことといい、いろいろ続きが気になります。原作がまだ連載中ってことでオリジナル展開になるのかなあ。どうでしょ?胎児の腫瘍、とっても気になる。
仁が脳外科だってことでか何となく専門バカ的な描写だったと思うんだけど、脳外科って、普通の外科医と違って脳のことしか知らない気がするんだよな(笑)予告でもコロリを知らないとか言ってたし、チチンプイプイ知らないとかありえないでしょ(笑)その辺りの個人として&時代的に出来ることと出来ないことの描写がドラマとしてわかりやすければ面白いような気がする。
脚本はちょっとアヤシゲ‥‥というか、なんかしっくり来ないとこはあるなぁ。面白かったのは大沢たかお他キャストの演技と(橘のお母さんがいい感じ過ぎw)、演出のおかげのような気もするし。
そういや小出恵介桐谷健太なんでROOKIESかよと思ったら演出はROOKIESの平川雄一郎だった。そういや平山さんもそうだよなw。まあそれなら何となく信用出来る‥‥かなぁ(笑)仁の着てるたぶん橘のご当主の着物だろうけど、袖も裾もツンツルテンなのは描写として気が利いてると思ったし。そりゃそうだよな、大沢たかおの身長じゃw
とにかくわざわざ2回も手術シーンがあるってことは仁が手当たり次第助けていくってことだろうけど、時代背景もあって坂本龍馬とか勝海舟とかやたら出てくるんで、現代に何らかの影響を与えてるって話になるのかなあ。仁の見た夢もあながちなくはない、写真のこともあるしひょっとしたら仁が過去に行ったことによるもう一つの現代かも知れんしね。
「神は乗り越えられない試練は与えない」っていうのが命題になってるけど、逆にいえば意味があって、というか時代の要請があって仁があの時代にタイムスリップしたってことにもなるんだろうし、ちょっと面白そうです。カッコよく言えば歴史は仁に何をさせようとしているのか?みたいなw
まあちょっと全体には情に訴える展開というか、仁が現代医療と自分の技量を過信してたことで恋人を植物状態にしてしまったっていう心の傷があるせいか、そんなことでいろいろ治療をためらう仁先生は今んとこは共感しにくいんだけど、チチンプイプイで耐える「言葉の麻酔」と、江戸時代の湯舟から見る夕日を「綺麗すぎる」というとこはちょっと泣けた。(というかあの時代の湯舟ってあんな森の中なのか?駅でいえばお茶の水だぞ)ああ本当に一人だけで江戸時代にタイムスリップとか、絶対したくねえ。
現代人の仁が難しい手術をこなせるのは今までの知識の蓄積のおかげだけど、それができるのは仁が現代人だからであって、ひょっとしてこの話はその知識すら仁自身がもたらしたもの‥‥ってオチに持っていこうとしてるのか?とすれば、仁がもともといた現代じゃなく、変わった写真の現代、仁が過去にタイムしリップしたところから続く未来の結果の現代が正しい歴史ってことになるのかなあ。もちろんたぶん坂本龍馬は現代に来ない‥‥とか。

そういや公式に幕末年表があったけど、どうも何度この辺の時代のドラマを見ても頭に入らんので助かります。やっぱりこういうのは学生時代にハマっとかないと頭に入らんなあ。今オレの幕末年表基準は「妖奇士」の天保14年が1843年ってことだけです(笑)その10年後が黒船のペリー来航で、そのまた10年後が新撰組。仁がタイムスリップしたのはその直前ってことね。浪花の華とか新撰組とかいくら見てもなかなか頭に入らんよ‥‥日本史の歴史はそこそこだったんだけど、こういうのってってやっぱり漫画とか小説とか読まないと頭に入らないと思うの。大人になってから司馬遼太郎読んでも年号までは頭に入らないのだ(^_^;)というかやっぱりここ数年、幕末ものって多いような気がする。
最後まで面白く見続けられればいいなぁ。官僚も途中からどうでもよくなっちゃったし。(まああれは自分的にはしょせん華麗なる〜のスタッフだしなw)