そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

アンタッチャブル#9(終)

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やっぱり一番本命で怪しかった洸至にーちゃんが名なしの権兵衛だった!
というか、兄ちゃんが名なしの権兵衛だったのが驚きじゃなく、兄ちゃんが永倉をも操ってた一番の黒幕だったことが一番ビックリ驚きでどんでん返しなんだよ!
だって劇中の話として、「名なしの権兵衛」は永倉の言いなりに闇の組織とそれに関係している事件を演出したりもみ消したり雑誌に情報をリークしたりしながら、永倉ホールディングスの有利になるような情報を操作してる人間だからみんなが正体を掴みたがってたんだろ?それがそこ飛び越してラスボスってそりゃズルイよなあ(笑)ドラマとしては面白かったけどさ。
大体洸至は遼子に深入りするなといいつつ情報を流してたんだから、じゃあそれは一体なんのため?って話じゃん。もっと奥深いとこに黒幕がいるってことか?どっちしても、劇中で回ってたアヤシイ情報はほとんど兄ちゃん経由だってことで、鷹藤の生い立ちも兄ちゃん自身の話だったしなー。まあそこら辺は後だしジャンケンだけど、面白いからいいや。もともとこれって、ちゃんとした犯人当ての推理物じゃないんだし。むしろ「名探偵の掟」くさいアンフェアサスペンスだよな(苦笑)
まあこの話だけ見ても、お互いを疑い合ってた遠山と鷹藤がいつの間に情報を共有し合う仲になったのかとか、片山は殺さなきゃいけないのに鷹藤と遠山はどうして殺さないのかとか、そもそもで言えばなんでこの事件に遼子を巻き込んでんでんだとかいろいろあるんだけどさ。つか整合性とれてんのか?
動機に関しても結局洸至に闇があったからってことだけど、彼をそこまでさせたのは一体なんだろうってのは判らないままだし。それとも彼はむしろ遼子に気付いて欲しかったというか、遼子が言ったように孤独を知って欲しかったってだけ?
しかもオレ、今回のテロ事件の話がちょっとよく判らなかったんだけど、永倉の政党は地球党でテロで狙ってた新党世界のパーティは公式サイト見ると希望党と政民党だってな。関係性がよく判りません。なんで永倉社長いたの???社長が退出してからテロを起こすってのは判るんだが‥‥穴だらけの計画じゃねー?だいたいどうしてそんなホテルに遼子たちを避難させとくんだよ、計画立てたのが洸至なら。よく判らん。前回は面白かったのになんで最終回でコケるかなー(^_^;)
まあいかにも続きそうな終わり方の、最後に遼子を見てた人はいったい誰?洸至でいいの?てっきり梨野公平が本当は生きてて、更にラスボスな黒幕だと思ったんだけどなぁ違うのかなあ。
つまり捻りなく洸至がラスボスなら、永倉社長を操りながら永倉の知らないところで梨野公平→なしのこうへい→名なしの権兵衛として動いてたってことで、その理由も判らん。永倉社長があそこまで洸至に対して下手にでてるってことも判らん。なんかアヤシイ関係?(そうとしか考えられん!というか梨野公平も相当アヤシイがw)
ちょっと思い出したんだが、なんかこういう感じ北村一輝の「あなたの隣に誰かいる」だったかを思いだすよ。(他にもなんかあったような‥‥)普通の隣人サスペンスホラーだと思ってたら、スティーブンキングばりの超自然系猟奇サスペンスホラーだったみたいな。もしくは浦沢の「MONSTER」とか?w 兄ちゃんになんか超自然な悪魔みたいなものが乗り移ってるとかないのかな?
ともかく、このドラマで一番得したのは小澤征悦佐藤智仁じゃなかろうか。征悦がカッコいいのはともかくとして、智やんの鷹藤はカッコよかった!逃亡中の鷹藤がやたらカッコいいのは髪形のせいだな。(断言)そういやいつも上に上げてたっけ。下ろした方がワイルドセクシー!仲間ちゃんが小ダサいぶん、鷹藤の智やんがカッコいいってことで全然オッケー。いい役だった!ありがとうテレ朝!(笑)兄ちゃんは独白良かったし。本当の闇は兄ちゃんの中にあったんだよ!ってことに説得力ありすぎな征悦いいなぁ!
そういや長谷川初範っていきなり出てきたんだっけ。なぜなんのために?あの役のためだけ?(笑)渡洋史も名前は見たがどこに‥‥梨野公平は藤間宇宙だったか。なんかいろいろ無駄遣い?
B級サスペンスとしては結構面白かったからいいかな。でもどうせならやっぱり実は洸至に何らかの超自然な悪意の集合体が取りついててこんな事件を起こした‥‥みたいなキング的なお話だったら良かったのになあ。そっちの方が説得力ある気がするよ(笑)←てきとーw