そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

龍馬伝#28「武市の夢」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
ううむなんつーか、武市さんに関してはまったくの自業自得だと思うから全然同情はしないんだけどさあ、とにかく以蔵が可哀相だよ。それでも以蔵は武市さんが大殿様に認めてもらえた?ことを喜んで死んでいったからある意味幸せとも言えるのかなあ。それだけは良かった。死ぬ間際の以蔵つかタケるんの微笑みと涙は値千金。いやマジで涙出そうになったよ、あの以蔵のはらりと落ちる涙。ああ良かったなあタケるん、つか以蔵。・゚・(ノД`)・゚・。そうとでも思わんとやっとられんよ。
武市さんが最初から素直に白状しとけばよかっただけなんじゃん。つまり大殿様に忠義の気持ちを認めてもらえるまではと思って頑張ってただけってことじゃん。本物の史実の武市半平太じゃなくて、このドラマにおける武市半平太についてはもうそういう人だとしか認識できないよ。
でもって容堂公はつまり結局「忠義<差別心」ってことなんだよね?武市の忠義は認めつつも、根っから染み付いた下士差別を乗り越えられないから飲んだくれて悩んでたってことかよ。だよなあ?それってどうよ。どうよって、普通だし当然だって言われたらそれまでだけど。まあその忠義に免じて切腹申し渡すってことだよな。それだけでも武市さんにとっては喜ばしいことなのかな。残された人たちは微妙なとこっていうか、そりゃ生きてる方がいいに決まってるけど、どっちにしても武市さんが大義のためと言いつつ吉田東洋を殺したのは事実だし、以蔵に人斬りをやらせたのも事実なんだからなあ。しようがないことじゃん。
最後の切腹の武市さんは本当に大森さんグッジョブすぎる。こんな凄まじい形相の切腹シーン見たこと無いよ。牢での龍馬と武市さんのやりとりは正直言って大友さんの演出って顔アップばかりで退屈だなあとか思っちゃったけど(龍馬絡みだから?)、こういうとこはもう顔でいいです。顔しかなくても。大森さんの演技が何もかも物語りすぎてる。
それにしても龍馬はよおー。
武市さんが自白したあと意気揚々と助けられると言いにいく脳天気さとかさあ、普通に考えて武市さんが吉田東洋を暗殺したこと知ってるくせにそれで武市さんが助かると思ってる方がおかしいだろよ。何考えてるんだろう。
理不尽な下士差別に憤って世の中を変えるというのは理想として間違ってないけど、やったことがわかってる暗殺をなかった事にしようっていうのは間違ってるだろ。自分が罪をかぶった気になって、それでいいと思える龍馬の倫理観が信じられないョ。
本物の坂本龍馬はもっとちゃんと正しく理想を目指した人だったと信じたいけど、このドラマの龍馬は自分が納得できないことに対して、仮想敵を作ってマイ理想社会を実現させようとする、ジャンヌ・ダルクの如き頭のおかしな人に見えなくもないんですけどー。 日本を洗濯するって、それ反幕府、つまり倒幕ってこと?だって龍馬が納得できないのは今のこの世の中、つまりイコール「徳川幕府のやり方」ってことじゃろ?
てことで、第2部終わり、次週からSEASON III‥‥ってその表記はw でもって伊勢谷カッコいいなあ!楽しみだなあ!
そういや龍馬って完全に弥太郎押し倒してないか?(笑)いやそんなものには萌えませんが、まったく。