そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

MM9 #1

http://mmmmmmmmm.jp/http://www.mbs.jp/mm9/
BS-TBS放送分。原作:山本弘、総監督:樋口真嗣。監督:古厩智之、脚本:伊藤和典
退屈で死にそう!響鬼とかカノンがマシに思えるよ。
これずっとやるのかなーと思ったとこで5分、もう2分我慢して耐えられなくなって倍速にしたところでCM。Mの痕跡が出てきたとこが開始13分め。‥‥他の監督だともっとマシなのか?確かめずにはいられなので視聴継続。最後が卵だかなんだかわからないものだけっていうのはそれはまた別の話。それは別にいい。
伊藤和典の脚本はどういうつもりか。原作がそうなの?それともこういうのをオモシロイと思ってんの?
ドラマの中のリアリティ構築って最初の世界観描写の見せ方だと思うんだけど、そういうことを重視するドラマのつもりなのにこれでいいと思うスタッフの認識はどうかしてると思う。樋口×伊藤って平成ガメラでしょ。それくらいの心づもりはあると思ったんだけどさあ。
オレもさ、何も起こらないことの文脈の重要性とか、日常描写の物語的意味は理解してるつもりだけど、初っぱなからこれって、普通見るのやめるって。だから冒頭でなんじゃこれって思わせた響鬼の方がまだ全然マシ。
一応脚本が伊藤和典だからってことでパトレイバーの特車二課的な描写だってのは(キャラ配置とかが)どっかで見たんだけど、それにしても、このドラマの描きたいことは日常の中のM災害のことなのか、それともかわいい新卒の新人が来るってことなのか。一話見る限りでは新人が来ることがメインっぽいんだけど。でもさ、それはこの世界観の中での「M(モンスター)」の扱いがどうだとか、それに対する人々の反応や認識がどうなのかってことを描きつつ、というか世界観をまず説明した上で、新人さん期待論が「気象庁特異生物部対策課」、通称「気特対」にあって然るべきって展開じゃないのかなあ?視聴者的には。
冒頭のナレーションからし石坂浩二ウルトラQはともかく、わかんねーけどマニア的にはこういうまったりした展開を評価しちゃう向きがあるわけ?オレはつまんないと思うけど。
この監督さんって「奈緒子」くらいしか見たことないけど、あれもまあ日常が起伏なくダラダラと流れていく映画ではあったけどさ(でも作品自体は面白かったよ)、日常を見せるにしてももっと見る気になるような見せ方というか、初っぱなで心を掴むようなあざとい展開でもいいじゃんって思うんだけどどうか?
延々と気特対の様子を見せられ、キーパーソンっぽいミカヅキさんのやることを追っかけてMのことにチラッと触れて、最後に冒頭からみんなが気にしてた新人の女の子(主人公?)がやってきた(遅刻遅刻ぅ〜)ってとこで、教育係のミカヅキさんと新人ちゃんはこのM災害対策のお役所仕事にどう立ち向かっていくのか?ってナレーションで締め‥‥って一応今回のあらすじも語ってみたけど、なんかは起こってるんだけど見せ方下手すぎる。視聴者的に何に期待したらいいのか、カワイコちゃんの新人?(笑)
なんで最初の3分でMの痕跡を見せちゃわないの?夜明け待ちから入ってもいいじゃんよ。いきなり見せちゃっていいじゃんよ。あのオチはぼんやりしてるとは思うけど、それがこのドラマの世界観だって言うんならそれはOKなんだよ。あの世界でのMの扱いというか、なんだかわからないものをなんだかわからないという風に見せてるのは。でももっと世間の反応は知りたいなあ。マスコミとかどうなってんの?いきなり新人出さない(最後に顔見せ)んなら、世界観のそれは1話でやるべきなんじゃね?一応見たいと思ってるのはM災害に対する戦わないお役人の人々のお仕事含めた日常だけどさ。
お役所仕事ののんびりさとか出したいにしても、ドラマの演出自体がのんびりしすぎてんじゃ話にならねえ。なんか間違ってる。初回くらいは樋口監督がやってよー。いつか見たいものが見られることを祈りつつ、次回も視聴。