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ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーW#48(終)「Eにさよなら/この街に正義の花束を」

東映http://www.toei.co.jp/tv/w/ テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/double/
『翔太郎くんは、完成されたハーフボイルドなんだからね!』


キャストスタッフの皆様においては1年間ご苦労様でした!
‥‥ってのはともかくとして、オラぁ平成ライダーでこんなつまんない最終回は見たことないよ。なんだこりゃ。
判りやすい結末としてはともかく、カタルシスもないし驚きの展開すらない。つか、フィリップが戻ってくることに驚きがない展開って!w
なんかよく判らない訳知り顔の子供とかいるし?ポッと出のゲストキャラに『あなたがフィリップさん(ですか!?)』っていわれても(笑)
てか今回の依頼人の子役の嘉数一星くんって、翔太郎の子供役やったんだっけ、(忘れてたけど確かどっかに出たはず‥‥と思ってたw)意味がわからねえ(笑)
つかそれは、この子に「ハードボイルドはやせ我慢だ」って教えるために?というかこのエピソードにおいて、何が「やせ我慢」なのかがよく判らないことの方が問題よ?だってそこはやせ我慢じゃなくてさ、いないならいないで前向きに生きようよ、翔太郎。悲しくても喪失に耐える、それが「やせ我慢」じゃないのかな?何だったの、このエピソード。
ある意味「W」という作品の締めに相応しい、何だかわからないけどそういう話だからそうなんだという集大成。いや集大成ってほどまとめてもないけど、これを面白いと思える人がわからない。途中から子供目線で見てたけど、難しいよ?中身ないんだもん。
 
そもそも、うっかりメモリを売買しようとしたお姉ちゃん、あんな連中と付き合いがあるってことの方がマズイかと。
いやそんなことより、1年も経つのに未だにフィリップのことを忘れられない‥‥じゃなくて、フィリップに気持ち的に頼ってる翔太郎ってどうなのよ?そんな描写入れたいんならなんで一月後くらいにしとかんかったのかなあ?1年経ってもうっかりフィリップに検索頼もうとする翔太郎って!イヤだから、いないならいないで前向きに‥‥
そしてフィリップが消えたっていっても元々データ体だったんだし、データが残ってたら大丈夫だろうよと思った通りに復活しました。へー。
つかさ、フィリップは若菜を守るために自分から消えたはずなのに、結局若菜が体をあげたってどゆこと?フィリップってば、若菜が自分の代わりにフィリップを復活させるっていうのを受け入れちゃうんだ?何のために消えたのフィリップ。
そして1年の間、自分がいないと翔太郎がダメなことを見守り続けてたって‥‥(笑)腐女子大興奮w
なんかよく判らない理由でシュラウドは死んじゃうし、園咲家があの世で大集合はいいけど(ハケの力か?w)、結局園咲家とかミュージアムって何だったの?何がしたかったの、琉兵衞さん?全く意味がわからない。
二人で一人の仮面ライダーな探偵稼業はまだまだ続くけど、なんかカタルシスがないなあ‥‥こんなんでよかったのか、三条さん&塚田さん?
 
照井は最後までカッコよかったよ!アクションも大盛りでオマケしてもらってるし、『風都を危機にさらすものはこの俺が許さん!』って決めゼリフもあったしな(笑)
つかあれ翔太郎のセリフじゃないのかなあと思ってたけど、そこででもそこで『フィリップが何のために命を投げ出したんだ』といって止めるのが翔太郎‥‥って、ハーフボイルドとしての翔太郎はまさにその照井の決めゼリフのアンチ的な存在なんだなあと気がついた。いつから、どこからそんな定義になっちゃったんだろう、翔太郎の立ち位置って。
結局面白かったのって、霧彦退場までの1クール目までだったかもな。翔太郎の存在意義があったってことでは。
主人公の存在意義が薄れてきちゃったから物語自体が求心力がなくて、相棒フィリップの話になっても着地点がないんだもんな。
照井の復讐はそれだけで完結してて、実際のところ翔太郎とフィリップの探偵コンビって関わりないし。というのは依頼として各エピソードで絡んでるだけで、井坂と翔太郎たちも実は関係として絡んでないんだよな。だから、照井の立ち位置自体にあの探偵二人は影響を与える役割じゃなく、なし崩し的に仲間になっても葛藤もなし。そもそも照井は翔太郎たちが愛する風都が嫌いだって言って出てきたキャラだぜ?
 
終わってみればなんだよそれ的な物語で、全体に大筋の謎があったのかなかったのかも判らない。
うーん結局、「街の探偵さん・左翔太郎」の物語としては「相棒の存在の危機」というある意味一番重要な1エピソードだった‥‥ってことかなぁ。だって風都はずっと存在するんだし、風都が在る限り鳴海探偵事務所も続いていくんだからなあ。たぶんそういうことかな‥‥って、ああそうだ!「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」的な感じなんだよな!番組として放映されたものが、彼らの戦いの日常の中で最初で最後、最大のバトルエピソードっていう。その後もまだまだ戦いはつづく!んだよな(笑) *1
そいうものとしてはわかんなくはないんだけど、おかしいなぁ、なんか褒めるとこねぇなあ‥‥なんで今年のライダーはこんなことに?ディケイドよりも納得いかねえ。子供目線で見ても面白いと思えないことが残念でしょうがありません。面白そうなネタ(設定)だったのになあ。ホントに何がいけなかったんだろ?これが面白いと思う人はそれでいいけど。


新番組仮面ライダーOOO(オーズ)。「800円の眠りから覚めた」だと思ってしまったよ‥‥ホンの少しのお金っていうから(笑)
 
一応ちょっくら追加記事を上げました。http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20100831/p1

*1:メインキャラのほとんどが死んだりいなくなったりしているのに、敵組織は次の作戦を練り、続編予定がないまま(元々ない)最後の締めが「戦いは続く!」というテロップ‥‥w Wもそうしときゃ良かったのにね。