モテキ1〜4.5巻

モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ 2 (イブニングKC)

モテキ 3 (イブニングKC)

モテキ(4) (イブニングKC)

モテキ(4.5) (イブニングKC)

ドラマをまだ6話までしか見てないんだけど、なんか原作、思ってたのと違ったよ。あと全4巻＋番外編で終わりってのも意外だった。もっと長いのかと。
つーか、妹が勝手に持ってきた妹カレのだけど、フジムカツク〜って言ってたから、じゃあ読まんからいいよとドラマを想定しながら思ってたんだけど、思ったより原作はムカつかなかったぞ？つか面白かった。
というかー、あんま知らなかったんだけど久保ミツロウって女性作家なのね。いや指の描き方のフェチっぷりが女性に思えたんだけど画面の描き込み見てると男作家みたいに上手かったから。（でも4巻あたりさすがにデッサン狂ってる‥‥＞男作家はまず絶対デッサン狂わないんだよなー）
まあそれはともかく、ドラマ（6話まで）と印象が若干違うのは、原作のフジくんが女性から見てギリギリありだからだと思う、見た目も元々の性格も。自己否定の卑屈さと30童貞のコンプレックスでひねてるのが相当ウザイってだけで。太ってる時もそれはそれでありというか、世の中にはいいデブと悪いデブってのがいるんだよw　そこら辺、たぶん作者が女性だから、許されない一線は超えてないんじゃないかな。むしろ愛があるしｗ
そのフジくんの「自分探し」なんだよね。女性を通して見た藤本幸世の自分発見ストーリー？
勝手にモテないと思いこんでた自分が実はそうでもないって気がつく話であって、それって結局大なり小なりコンプレックスを持ってる普通の人たちの日常の自分発見と同じであって、だからどっか「ああこういうことあるよなあ‥‥」って思うと、カッコ悪いフジくんの狂態ぶりってのもあんまり痛々しく感じなかったというか（ドラマのほうが痛々しいんだよな、なんでだろ）そのフジくん主役で書いてるってのが「モテキ１〜４巻」だったってことでしょ。
だから女・藤本のいつかちゃんもやっぱり「自分発見」をしなければ話は終わらないのであって、それが「モテキ4.5巻」の分だよね。最後まで読んでそう思ったらスッキリよくわかったよ。
しかし可笑しかったのは、ドラマ（6話まで）では完璧イイヤツだった島田があんなだってのもあれだけど、自分を好きになってくれた女たちを通して自分探しをしてた藤本が、最後に自分発見するのが島田とのどうにも怪しいホモ的な友情だったってことなんだけど（笑）あれ、完璧それだよな‥‥というかホモの痴話喧嘩にしか見えない！（爆笑）読んでて爆笑しちゃったよ！大オランダ村のフジと島田の友情回復物語ｗ　というか島田はさっさと離婚してフジと付き合っちゃえよ！とまで思った（笑）
一番カワイイのは結局土井亜紀なんだけど、あれ作者が嫁に欲しいんじゃないのかな？漫画家のオム先生って作者じゃね？（笑）
まあ土井亜紀はフジにはもったいないなあと思ってたけど、意外と自分を発見して普通の人レベルになったフジって普通の人だから、あれはあれでいいような気がするな。上手くいくかどうかは別として。結局別れるなんてよくあることだしな。でもフジはせめて25くらいまでにはそのレベルに至ってるべきだったよなｗ
だからさ、フジが普通になったとしたら、やっぱりフジがそれまで一番好きだった小宮山って彼女の生き方としてそれでありだと思うけど、くだらねーと思うなあ。ある意味林田と対極にいるんじゃないかなぁ。オレドラマの林田はあんま好きじゃないけど（菊地凛子もDQNくさくて好きじゃないから）原作の林田はいかにも田舎の気のいいヤンキー肝っ玉母ちゃんで好き。島田もフジも小宮山みたいな女には関わらず生きていったほうがいいと思うよ。 (^_^;)

あとドラマを先に見たから藤本が森山未來なのは納得だったんだけど、原作読むとオレ的にはフジは小出恵介かも。森山くんだと妙にオタ臭くてヤダ（笑）大根さん監督のドラマとしてはありでいいけどさ。早くドラマの残り見なきゃ！
それと原作とは全く違う墨さんも、ドラマは実写だから大根ドラマ的にリリー・フランキーはありだけど、キャラとして「フジくんにそっくりな世慣れてアヤシイ40男」って方がいいなｗ　リリーさんだと別の意味でのアヤシさというか胡散臭い方になっちゃうなあ、オレ的には。20代から見てああいう感じのオッサン、スゲーわかるんだけど（笑）
マンガは意外と気に入ったからもっと何かいいたいんだけど、まあいいや。返す前にもっかいくらい読み返しとこうかなあ。