そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

モテキ#7〜12(終)

http://www.tv-tokyo.co.jp/moteki/

7話「スイミング」

中谷美紀サカモト教授が歌作った‥‥って、懐かしー(笑)そういやそんなことあったよなー。あの頃の中谷美紀は美しかった、世界のサカモトがパトロンに思えるほどにw
そしてクラブのDJが江口寿史って!(笑)
それはともかく、やっぱりドラマのフジってやっぱなんかムカつく(笑)あまりにも自己評価が低くて、土井亜紀がオム先生のところにいった理由を「自分のためだ」と思えないにしても、なんかムカツクんだよなー(笑)それこそ土井亜紀からしたら「勝手にアタシの気持ちをわかったつもりになるな」ってーの。しかも間違ってるというか、それ、「売った」っていうんだぞ、藤本幸世よ。
んでも、池袋駅での土井亜紀との別れ際は何だかリアリティありすぎです(笑)あるある、あの感じw なんか付き合い始めのあのぎこちなさっていいなあ(笑)ぽわわ〜んw
でも原作読んだばっかだからアレ?っと思うんだけど、土井亜紀が藤本のコンプレックスの根っこを理解するっての、なくていいのかなあ?フジくんが「そう思っちゃう理由」ってのは、フジくんみたいな人間としてすごくよくわかるんだけど、それを土井亜紀が理解してるかどうかでオム先生のとこでの状況を土井亜紀の気持ちとして関係あると思うんだけど〜。ドラマは違う風に見せるのかな?原作だと土井亜紀解りすぎ?あれがあるからフジのダメさ加減がすごく理解できてそれはそれで「かわいいヤツ」って思えるんだが。当事者の土井亜紀にとっては「なにそれ!?」だろうけどw
それにしても土井亜紀の対人スキルと家事能力のスペック高いなあー!嫁に欲しい!そして藤本はお馬鹿者だw
 

8話「永遠のパズル」

ああ、やっぱそうだ、唐突にわかったよ。フジの「土井さん、俺の事好きなの?」への土井亜紀の「絶対言いたくない」は、その前のドラマが削った「勝手に自己完結しないでよ」と「女が土下座しなけりゃやらせてくれなそう」から来てるんだよな。それがないとなんで土井亜紀が「自分からは言いたくない」のかはわかんないじゃん。
そしてまた唐突にわかってしまた。いつかちゃんいわく「フジくんみたいな人があんな美人にモテるわけない」ってのは、結局モテナイ男が美人が好きってのは自尊心もあるけど、コンプレックスを刺激されないってのもあるんだよな。コンプレックス持ってるネガティブな女と付き合うのはめんどくさいってことだよな。自分のコンプレックスだけでも手一杯なのにってことだよなw
てゆーか、いきなり心閉ざすフジ、超ムカツク〜!(笑)
んで「永遠のパズル」って橘いずみのか!「この愛に生きて」(フジテレビ94年・野沢尚脚本、安田成美・岸谷五朗豊川悦司主演)か。
 

9話「NUM-AMI-DABUTZ」

「信じられないことが起こった!」で痩せりゃ世話ねーよ!(笑)どんな魔法だwしかしデブのままで土井亜紀とのベッドシーンをやるわけにはいかない、ドラマ的にはってことですね、わかります(笑)
そして土井亜紀が切れたとこで激ワラタ!スゲー土井亜紀の気持わかる!
結局藤本と土井亜紀はやってないのかー。ドラマのほうがリアリティあるけど、原作のほうが女目線の仮想恋愛としてはすごく良くわかるよ。
ドラマの展開は土井亜紀とフジの恋愛としてはちょっぴり「なし」だなあ。
そして土井亜紀はマネージャーとして優秀すぎる!!(笑)
結局やってないままフジくんはぎっくり腰っつか椎間板ヘルニアに‥‥でもたぶん小宮山夏樹を観てしまったからには、あのまま土井亜紀の家に行っても出来なかったんじゃないかと思われ。というかドラマのフジってやることしか考えてないっていう男目線の感じがムカツクんだな。わかったw
 

10話「悪い習慣」

ところでフジくんは」何年同じベッドカバーを使ってるんですか?あのIKEAのチェックのやつw
うーんー、これはすごく男目線の話になってるなあ。桜子先輩が男関係でもめて刺されて死んだってのもそうだけど。
島田とのやり取りも男目線の見え方だなあ。
ちょうどここで相方が帰ってきて言ってたけど、友達の「女とやった」って話聞くのってすごくムカつくんだそうだ。自分の知らないところでやってるのはムカツクとか(笑)まあうちの相方の話はちょっと女目線かもしれんと思うんだが、ドラマはかなり大根監督の男目線の話になってる気がするなあ。というか普通に考えても、童貞の藤本にそういう話ってしたくないと思うんですが(笑)ひがまれたらめんどくさいだろうし(笑)
だってさ、いい年の彼氏いない友達と話してて「不倫サイテー」とか「二股最悪」とか「やっぱり純愛が一番」とか言われたら「けーっ!」っとか思うよ?思わね?純愛希望でもそういうもんじゃないのが人生じゃろ?いつかちゃんみたいに墨さんみたいな経験豊富なオッサンにうっかりやられちゃったりはまっちゃったりすることがあるのも人生だろ?それを想像上の純愛縛りで「なしー!」って言われることのビミョーなことと言ったら‥‥って感じ?(笑)
それはともかく、それでもフジのことが好きなんだな、島田は(笑)
桜子先輩は〜、まあいるかな、あんな人(苦笑)中途半端にカワイイとありがちw
 

11話「サマーヌード

島田っちの「友達だから大丈夫」のどんなにアテにならないことかw いやでも単にあれだと「据え膳」食ってるだけだよな(笑)
いやそれでも島田はイイヤツだよ。だって裏がないんだもん。だから安全だと思われて女にモテるし、ちょっとならヤッてもいいと思えるんだよな。まあ7股浮気の人たちとどういう付き合い方してたのかはわからんけどな。みんな知ってて付き合ってたのかなあ、セフレ‥‥ってのはそういう認識は島田はなさそうだけど。だって桜子先輩のセフレ扱いに耐えられなかったんだから。たぶん。
そして結局水落ちはするのか(笑)リセットに水は最強だなw
ここまで見てるとやっぱりフジの「傷つきたくない」「そっとしておいてくれ」ってのは相当ムカツクというかイラつくというか、いい年してそんなモラトリアムなこといってんじゃねーよ!っていう島田の言い分はもっともだよな。でもあれは島田だから言っていいんであって、そうでない友達やカノジョ程度にいわれると、逆にスイマセンで引きこもっちゃうってのもわからなくはない、わからなくはないが‥‥やっぱりイラつくわw
あと島田は心の中に棚を作るのがうまいんだよ。それはそれこれはこれで、必ず自分の中に言い訳が用意してあって、そのストッパーが「友達だから」なんだけど、それを本気で言い切れるくらいに性格がいいからなんか上手く言ってるというか、騙してやろうっていう気持ちがないからだよな。
まあ奥さんのユリエさんは本当に気の毒だと思うけど、嫌なら離婚、そうでないなら黙認しかないんじゃね?でも同じことやっても性格がいいかどうかは大きいと思うんだけどなあ。相手のために嘘は付くけど「騙さない人」ってだけでけっこう貴重な気がw
まー、島田みたいな面倒見のいい親友がいてくれてよかったなあ、フジ‥‥って感じ(笑)
小宮山夏樹みたいな女はミステリアスというか、単に便利に使われてるだけだし、小宮山自体そのうち桜子先輩と同じく刺されて死ぬよ、たぶん (^_^;)
いいけどDVD告知の「セックスマシーン島田です」は‥‥(笑)
 

12話「男子畢生危機一発」

森山未來のアクロバティングなベッドダイビングと潔いケツ見せにワラw
最終話で小宮山夏樹への恋心の供養をして、いつかちゃんとちゃんと別れ、土井亜紀というカノジョもいるというのに何だか未だにグズグズしてるフジって‥‥。結局モラトリアムが楽だから、責任負いたくないからフワフワした小宮山夏樹のミステリアスさに惹かれてただけだったということに気づいただけでもマシってことか。
完全にこれはイニシエーションというか、それが同じタイプの初恋の相手・桜子先輩と一番好きだった人・小宮山夏樹だったってことで高校の校舎だったってのがちょっとセンチメンタルな感じ。小宮山夏樹じゃ変われないってわかっただけでも成長したってことだよね。フジ、30でやっと大人かー(苦笑)
土井亜紀で始まって土井亜紀で終わりかーと思ったところでiPhone死亡(笑)まさかのEDテロップ(笑)モテ期終了?いや、終わってないってw
というか最後まで、土井亜紀に別れを告げられても、自分内で完結しようとするフジくん、それでいいわけないだろよ‥‥と思ってたんだけど、親父に諭され、青春の夜明けの疾走でまさか終わりとは!え、いいのそれ?土井亜紀のところにいくと思って見てたのに!( ゚ A ゚;)
というか男目線で、フジのどっちつかずの「誰かのモテ期になる」エンドでいいんだ?結局土井亜紀を選ぶじゃなくていいんだ‥‥映像的にはキレイに終わってると思うけど、お話としてそれは納得できません。

というかDVD版はディレクターズカットで追加10分くらいあるとか?*1 ってことはその後があるんだよな。やっぱり土井亜紀でしたって話か?
これってちゃんと一応にも土井亜紀に戻らないと、この物語全体がフジのイニシエーションとしてのモテ期の話にならんだろよと思うんだけど。やりっぱだよなあ‥‥はっ、まさにディケイドエンドか!おのれディケイド!(笑)
原作の、お母さんが「好きに生きていいんだ」っていうのとお父さんがいうのじゃちょっとニュアンス違うと思うし、やっぱりこれ、ドラマの方は男から見たフジのモテ期の物語だと思うなあ。突き放してくれるのが女親でなく男親ってとこも。
これはこれでありだし、逆にフジのリアルな感情やそれぞれの恋愛シーンのリアルさとか、大根さんの体験的なものが反映してるんだろかって気がしなくもないし、そういう男の恋愛のリアルさって逆にドラマのほうが好きなんだけど、やっぱり原作のフジってもうちょっとフェミ指向なんだよな。そういうフェミニンなところが最終的にちゃんと成長して大人になることが心地良かったというか。
それに比べるとドラマのフジはマッチョというか、「男だから〜」っていう枠に縛られてると思うなあ。島田ともおホモだちみたいな危うさがないから、そういう意味での感情面での浄化みたいなカタルシスはあまり無かったし。(つまらんw)
原作読んでから特にそう思うんだけど、オレが大根作品が苦手なのって、そういうマッチョさなんだなあと改めて思ったよ。あくまで好みの問題ですが。
ああそうだ、ドラマのフジはイニシエーションを終えたのに自己完結してるというか、結局自分のことだけなんだよな。自己完結して相手のことを考えないってのも含まれるから、だから余計にムカツクというか、土井亜紀ばりに「なにそれ?」って言いたくなるよ。自分が良けりゃいいのかよ、都合の悪い時は心を閉ざして引きこもってりゃいいのかよって意味で。「男ってそういうもんだよなー」ってところで男らしさを肯定してるところが「なにそれ」なんだよ。
しかもあれじゃ土井亜紀もただの尻軽女だし、なんか納得できん。納得できんよ?
 
オマケ。なんか対談があった。
ー2010 「モテキ」対談 久保ミツロウ×大根仁 http://ro69.jp/feat/moteki201009-1
オレ、このへんの音楽ってそんなに興味ないから全然わかんないんだよなあ。なんでこのラインナップになるんだ?
ドラマ自体は面白かったんだけど、音楽的に「ああそれ!」ってのは殆ど無かったのがちょっとつまらんw