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次が最終回だったのね。急に顧客たちの事情が収束してると思った。
wiki見ると原作は顧客エピごとの展開みたいだけど、ドラマはそれをほぼ同時並行に見せていって、最後にすべて収束させるってのは盛り上がって面白いな。まあ原作大嫌いという相方によると原作も最初の方は同時並行っぽかったって言ってたから、そこから膨らましたのかな。深夜のわりに、というか、深夜の30分ドラマだからこういう形式でハマったのかな。山口さんの企画は上手いなあ。
千秋が言うように丑嶋たちのやり方はまったく共感出来ないし、金に振り回されてるといえばそうなんだけど、このドラマで何が面白いかっていうと常に「これは犯罪です」ってテロップが出る丑嶋たち闇金業者のやり方や、それに振舞わされる債務者たちにいちいちツッコミが入るってことなんだよな。その分酷い描写があっても軽く見られるし、あくまでもドラマでフィクションなんだから、そこでシリアスに闇金批判とか債務者批判とかしたくないしなあ（苦笑）
ただバカな債務者たちはともかく、それに巻き込まれた人たちはむしろ被害者なんだろうけど、そこもひっくるめて丑嶋がやってるのが単なる貸した金の回収で、合法非合法かはともかくそこだけは筋が通ってて正当性があるから、巻き込まれた人たちもそれはしょうがないよなーって思っちゃうんだよな。同情はするけどそういう奴らと付き合ってるって時点で負けというか（^_^;）
でも一番気の毒なのは小堀さんかなあ（苦笑）金貸してもらって逆恨みとか、板橋死ねばいいのに。でもたぶん小堀自身もそんなに普通の人ってわけではないんだろうな。職場のこともそうだけど、家庭でも人付き合いでも真面目で堅苦しくて小心者のわりに融通きかなくて損するタイプか。まあ板橋の切り方は正解だけど、そこで親友を売るような男と親友だったってのがそもそも間違いで負けだよ。そして中村靖日も山中崇もハマりすぎｗ
今回うっかり8話を先に見ちゃったんであんなバカ女に金盗まれちゃって瑞希カワイソーと思ったんだけど、7話見たらやっぱあいつも基本的には性格悪いよな。ああいう風に金稼いで、それはそれなんだけど、人を騙して罪悪感がないってのはやっぱり酷いし、それ以上に可哀想。どこで道を間違っちゃったのか。
芳則はもうホントに死ねばいいのにと思うんだけど、でもあんなバカで小狡いやつでも「丑嶋が初めて自分を認めてくれた人間だから裏切りたくなかった」とか、バカなりに素直で単純だと思うしなぁ（苦笑）まああっさり丑嶋に切られちゃうけどなｗ いや杏奈とかへの仕打ち考えたら当然だよ、と思うｗ 荒木＠理央様もオレは好きではないんだけど、なんか役柄にはまると上手いんだよなー。今回もまたちょっと見直した。芳則のダメな感じが上手すぎるｗ
丑嶋とカウカウファイナンスの他のメンツがまったくブレなくて、しかもそれを見せる話としては正当性があって、千秋が視聴者目線で突っ込んでくれるからドラマとしてはしっかりしてるんだけどな。
その上で何つか、出てくるキャラの細かいとこまでいちいち納得出来るんだよなあ。こういうきわいネタなのに、キャストがちゃんと意味わかって演じてるドラマって見てて楽しいんだけどな。それって脚本演出がしっかりしてるってことだし。
ただ丑嶋は見た目全然ブレないんだけど、やってる山田様の雰囲気が何でも全ての裏を知ってるって風でもないところがちょっと萌えというか、トイレで瑞希を助けるところとかカッコいいんだけど、だからといって瑞希がああいう女だってのは知ってるかどうかみたいなとこがあったり、芳則のことをちょっと見どころあると買ってたのに実はスパイだったっていうとこの隙がいいんだよーｗ 山田様萌え的にはおいしい役だーｗ
それにしてもカウカウの事務やってる子は動じないなあ（笑）
次回最終回なのかな、巻き込まれたやつには気の毒だし丑嶋がそういう奴らを助けるいわれもないから救わなくていいけど、巻き込んだ元凶だけはギャフンという目に合わせてきっちり落とし前つけて欲しい。それだけ。
