そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

謎解きはディナーのあとで(終)

http://www.fujitv.co.jp/nazotoki/index.html
脚本:黒岩勉 演出:土方政人
 
スト2話続きの話、いくら売れっ子作家でも10年も世間を欺けるのかどうかはともかく娘も騙せるってことのほうがおかしいと云うかなんというか(^_^;)
でもまあこのドラマの場合、いい意味でそういう突っ込みどころがどうでもいいというか、ミステリーってそういうもんだよね?って言っちゃったら暴言すぎかな?(笑)もろもろ、鑑識で検視したらわかるんじゃないのかなあ〜?ということについては突っ込み不要と思ってないとなあw
でもドラマとしてのストーリーはソツがなくまとまってると云うか、伏線や理由やその動機、事件関係者たちの気持ちはちゃんと描かれてるから別に文句はないです。結局そういう所が面白いかどうかが自分的な「面白い・面白くない」評価の基準だしね。
最後の事件もなんかエエ話やった。そして娘の里美ちゃんは健気可愛いよ。というか菊池和澄ちゃんって「スクール!」のイジメられてた子だよね。カワイイなあ〜(*´∀`*)
  
てゆーかこれって最初は原作と違う(らしい)ってことで、原作だと完全に安楽椅子探偵な執事がストーカーのごとく外に出てるのはどうなのよ?っていう「これじゃない感」はあったように思うし、原作知らないオレが見ててもそれいいのか?ってとこはあったけど(そもそも話がつまらないからそう思うんだよなー)、最終的にこういう改変もありかも‥‥と少なくとも原作読んでない自分はそう思ったから、ドラマはこれはこれでいいような気がするよ。
というか、その話自体も最初の数話は面白くなかったし、こういうヘンテコなドラマとして見せるにしても演出がテンポ悪くてまったく面白くない上に、笑わせたいポイントもズレまくり滑りまくりでなんというつまらないドラマだと思ったけど、3,4話あたりからこのアメコミ風省略演出が上手く噛み合ってきて、後半は脚本自体もちゃんと面白くなってきたし、むしろ影山がストーカーしてること自体がコスプレ、天然おとぼけ込みでギャグになりつつあるというのが「執事としてありなのか?」という、なんかわからない櫻井のキャラ付けが上手くマッチして、しかも麗子お嬢様の高飛車さと北川景子の天然ぷりがやっぱり妙にマッチしてて、オレはとても面白かったです。
しかも風祭警部の存在自体がただのウザキャラから完全にネタ要員になったところでドラマとして完成(笑)さらに何故かミラクルを呼ぶキャラという天然要素も併せ持つにいたっては、とりあえず出オチキャラってことで、そうなるとやっぱ桔平の独壇場じゃん?なんかもうさすがとしかいいようがないよな、桔平のインチキさ加減は(笑)
ってことで世間の評価はよくわからないんだけど(自分がよく見てる感想ブログでこれの感想見たことないんだけど‥‥w)ドラマとしては面白かったと思う。
原作知らないけど、基本的に影山が外に出てるって時点でベースはあっても話自体はたぶんまったく違うものになってるんだよな?なんか原作はつまらなそうなんで読む気ないけど *1 、ドラマはオレは好き。
あとキャストがやっぱ好みだった。毎回のゲストもね。ゲストはみんな真面目なのにレギュラーキャラはマジメにおちゃらけてるというバランスもよかった。なんで最初のほうあんなにつまらなかったのかなあ。やっぱりいろいろ掴めてなかったってこと?(苦笑)
とにかく後半はしっくりいってたと云うか上手かったと思うし、最後のサンタの話にしても、麗子お嬢様の秘密をセリフで言わないのがちょっと気が利いててよかったな。言わないけどちゃんとわかるし、それをして毒舌ばかりだった影山の「お嬢様は本当に‥‥素敵なお方ですね」で締めてるのがとてもある意味ロマンチックだった!
 
次クールの「ストロベリーナイト」って、前に特番でやったやつだよね。てことはまた佐藤祐基が出るってことですね?w ドラマ自体は結構グロい事件話だったと思う‥‥ってか、あんまり得意なテイストじゃないんだけど、とりあえず見るよ。

*1:そもそもオレは推理小説とかミステリーはまったく好きじゃないのだ。謎解きありきの事件の話の何が面白いのか、さっぱりわからないんだ。それなりの読書数はある今までの読書人生で常に避けてきたジャンルでありますよ、マジで。