そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

平清盛#25「見果てぬ夢」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:柴田岳志
 
信西さんが政で大躍進したのは、1155年(久寿2年)に宗からの使者にお気に入りされたから‥‥ってことですが、オレが毎回わかりやすいやつを頼む!って言ってるのは見てればわかる人間関係のことではなく、こういう歴史上のバックボーンのことなんですけどね。
”今”が1158年らしいから(ちなみに清盛40歳)ちょうど3年くらい前、もっといえば先の保元の乱の前年だと。そういう情報が欲しいんですけど〜‥‥ 何でそこで「3年前」とか、「先の戦の前の年」と言ってくれんものかと( ´∋`)
テロップで1155年って出されても、それが「何に対しての”いつ”」なのかなんて、確認しないとわかんないんだからさー‥‥
 
でもまあそれにしても今回は面白かった!
やっぱり清盛が話の中心に来ると面白いなあ。そしてこの期に及んでやっと源氏と平氏のライバル関係がはっきりしたよ!
清盛は義朝を心配してるってことではあるんだけど、それにやすやすと頼るような義朝さんではないってのは当然としても、二十何年越しの意趣返しを今ここで!しかも息子に!(笑)3話目の競べ馬での伏線がやっと回収されたよ!
いやー、粗相して涙目な子供頼朝のシーンと清盛のニヤリ顔をえらい長々と尺取ってやるなあと思ったら、競べ馬での義朝のセリフをまんま返してエールを贈るとか、それに気づいた義朝さんとか思うとなんと胸熱な展開!
まさに頼朝くんがここで聞いた話を後々思い出して3話目のナレーションをしてた(違)のかと思うと、自分が見た清盛のしてやったりなニヤリ顔と、その時の父親・義朝の得意げな顔がダブったんだろうなあ〜(笑)
しかし逆にこの展開自体は、その義朝さんの死亡フラグ的な回想だった‥‥ってことか。ああ‥‥でもまだもうちょっとあるかな?
信西があまりにも働きすぎてうぜーってことで、貴族の方々には目障りなので、ぶっちゃけ政党を超えたアンチ信西連合的なものを作って潰そうってことですか。
平氏を重用するために源氏をsageたり、上皇の無茶も聞かないとか(当然)、税収システムはまあともかく民衆には一応いいことしてたのにねえ。
たぶん理念的には頼長さんとそんなに変わらないんだろうけど、頼長さんが貴族の既得権益を守ろうと自分のやりたい放題&貴族がお得なシステムを作ってたことを考えると、長生きしたければそのほうが‥‥ってことだったのかなあ。いやまあどちらにしても頼長さんは殺されちゃったけど。何だかんだでそういうことなんだよねえ。むなしー
それにしても、信頼@塚地をこともあろうに楊貴妃に例える信西さんはどうなのか?(苦笑)上皇様もそれはどうかと思ったんではないかいなw 信頼さんは‥‥うーん微妙すぎる。愛されキャラには見えないけどなあ(^_^;)
でも後白河上皇も、信西暗殺計画を知ってたのかどうかはわからないけど止めてはないよな、今んとこ。
そして、暗殺するのはいいけどそれに義朝さんとか使うのやめてー、やめたげてー。引き受けちゃう義朝さんの目端の効かなさというか、いくら後ろ盾がない、しかも清盛には頼りたくないにしたって、信西に酷い扱いされてるからといって、そこはもうちょっと上手くやろうよって気が。
結局そういうとこでプライドが邪魔をしてってのと、生き方自体が不器用だったのかなあ。それとも「貧すれば鈍する」ってやつだったのかしら。由良御前も、確かに正しいんだけど、そういう余計なこと言わなきゃいいのに。
でも信西みたいに生まれで損してても理想を高く持って準備して、上手くチャンスを掴めたとしてもその結果がこれっていう、しかもそれをやるのが同じように朝廷のシステムから外れてる源義朝ってのがなんかもうね‥‥( ´∋`)
それにしても義朝を引き入れて信西をこっそり暗殺するならともかく、なにあれ、源氏勢が退去して押し入るの?えー、何で?何でこっそり暗殺とかじゃダメなの?意味分かんない。(というか地震かと思った)
しかもこれがきっかけでよくわからない平治の乱に突入するんでしょ?もう何が何やら(^_^;)
遣唐使復活がまさかの信西死亡フラグとか‥‥ああ。
あとどうでもいいけど、義朝さんを拒む常盤御前って一体‥‥殿を慰める以外に、お前にどんな存在価値が?ちょっとびっくり。義朝さんカワイソー( ´Д`)