そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

リッチマン、プアウーマン#1

http://www.fujitv.co.jp/richman-poorwoman/index.html
脚本:安達奈緒子 演出:西浦正記
 
あまりにもオグリンのやってるIT長者・日向徹が、オタクじゃないモテモテイケメンのマーク・ザッカーバーグFacebook創始者)すぎて‥‥(^_^;)
今の御時世にこういう浮世離れしたIT系のお金持ち描写ってありなのか?と思ったけど、まあ最後まで見てたらなんとなくいつも通り月9ファンタジーだなーと思ったんでいいや。でもこういうファンタジーって2006年くらいまでだと思うけどなあ。何もかも某リーマン兄弟が悪いんや。
まあ細かいとこでツッコむというより、ドラマの話そのものに突っ込みたい感じで、今回は脚本誰かしら‥‥と思ったら、ちょい前に同じ月9で「大切なことはすべて君が教えてくれた」やってた人じゃああーりませんか。うーん、いいんだか悪いんだか微妙(^_^;)
確信犯で強引な展開するってのはともかく、ドラマ的には妙に辻褄はあってるからいいやとは思うんだけど、なんだろう、このスッキリしない感は(笑)
あと途中でそういえば‥‥と思った「澤木千尋」(石原さとみ)だけど、彼女の本当の?名前って出てこないんだよね。初回にしてセオリー破りという試みなのか?実際のところ、劇中的にどの段階から「澤木千尋」だったのかは気になるんだけど、そこはいいの?オカシクね?
後への伏線にしてもものすごいヘンテコな謎だと思うんだけどさあ。Σ(゚Д゚;エーッ!っていうレベルだよ?このドラマって、この一点に於いていきなりファンタジーになったんだよな。脚本家はわかってるのか?
恒介が「どこまで日向のこと知ってるんだ」みたいに言ってたわけだから、その文脈だとこの会社に本気ではいろうと思ったから偽名を使いましたーってことになっちゃうんだけど、わかってるんだろか?エントリーシートに偽名を使うのって、いいのか?そういう話じゃない?
あとどうでもいい話(なのかどうかもよくわからんが)千尋の実家との電話がどう聞いても土佐弁でした。荷物見たら確かに高知な感じ(笑)オレんとこの荷物も昔はよく芋けんぴ入ってたよ‥‥(甘いものいらねーってのに)

まあ千尋のキャラも日向のキャラも、最初はともかく終わりくらいには慣れてアリかなと思えてきたし、相変わらず石原さとみは良いので、なんとか成り立ってるって感じかなあ。今回このドラマのリアリティを支えてるのは、確実に石原さとみだと思う。
朝比奈恒介(井浦新)はこういう役はどうかと思ってたけど(個人的に新は可哀想な役じゃないとって気はするんでw)、ある意味日向の影になって支えてるって意味では可哀想な、もしくはこれから可哀想になるキャラかもしれんと思えばこれはこれで納得。というかむしろソツなく良い人だし、ドラマ的には実際おいしいよなあ。裏切ったりしないでちゃんと最後まで日向の親友だっていう良い人であってほしい(笑)そしたら惚れる!w
恒介の妹の相武ちゃんも、なんかちょっとキャラ的には黒い感じでいいんだけどさ。黒い相武ちゃんはいい相武ちゃん!
キャラ立てとしては微妙、やってることはかなりやり過ぎ感はあるんだけど、どういう話にしたいのかまだ掴めないから、評価としては様子見かなあ。面白いともなんとも‥‥ってとこか。
というか、頭10分くらいで完全に「ながら視聴でいいんじゃね?」っていうくらいのどうでも良さはあったんだけど、最後はちょっと持ち直したよ。毎週ちゃんと見るよ。
 
あとまあ思ったんだけど、オグリンって未だにこういう役どころを求められてんだなあ〜というね。
なんていうか、こういう記号的な薄っぺらい身のないキャラじゃないと、普通のお客さんを呼べないのかなあという、ある意味過小評価されてるというか、なんか本人のやる気と仕事内容がマッチしてない気がするんだよなあ。こういうお仕事をもらうってこと自体は嬉しいんだろうけど、たぶん彼個人の向上心的には楽しくないんじゃないかって気がする。だったらどういう役ならマッチするのかってのもよくわかんないんだけどさ。オグリンって演技が上手いってんじゃなく、努力して達者に見えるってタイプの役者だと思うし。
それでも自分に求められるものとしてこういう役のオファーが来るってのは理解してて、それを最大限に上手くやることがお仕事だっていう割り切りでやってるような気がしなくもないというか。どういう役どころならオグリンが全力徴求して報われるんだろう。(今これが松ケンならって考えてみたけど、演技派松ケンでもやっぱり微妙というか、こういう中途半端に記号的な役をオグリンより上手くやれるとも思えないから、やっぱりこの手のドラマ企画がクソってことだねw)
見ててなんで微妙な気持ちになるかというと、オグリンみたいなタイプが一生懸命やっても、もともと最初の設定以上には面白くなりようがないドラマってあるからなあという、力入れるとこ間違えてる感というかさ。かと言ってオグリンより下手な人がやるともっと目も当てられないという学芸会ドラマだし。なんかやっぱりターニングポイントは「貧乏男子」だったような気がするなあ。あのドラマ自体の企画がもうちょっとあれで、関係者の努力とやりがいが報われてたら違ったのかも。
見てるほうが、ドラマはつまんなくてもしょうがないからオグリンが楽しくやれればいいよ、数字が良ければいいよと思ってしまうところが最初から試合放棄な気がしてしょうがないです。(オレの中では)