そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

東野圭吾ミステリーズ#3

http://www.fujitv.co.jp/higashino-keigo/index.html
■ナビゲーションパート 脚本:森ハヤシ 演出:鈴木雅之
■第3話「エンドレス・ナイト」脚本:田辺満 演出: 河野圭太
 
もーすんません、つまんないつまんないいいながら感想書いてて。でも今回もつまらなかったよ‥‥
2時間サスペンス風ではあったけど、1時間のドラマにしても決定的に内容の分量が足りないんだよ。これって原作通りなの?もし原作が短編なんだったらやっぱ30分番組にしといたほうがよかったんじゃね?もしくは45分の土ドラ枠にしとくとかさー。
内容が足りない上に、話自体に捻りも面白みもないから演出もタルいんだよな。今回はメインの松下奈緒というよりは刑事役の大杉漣のおかげで何とか保ってた状態。
そもそも東京ー大阪という日帰りできる距離にいた人間のアリバイをなぜ調べない?ってのはあるとしても、どう考えても奥さん(松下奈緒)が怪しいと思う。チケットだって、殺すつもりで行ってないんだからクレカ決済だろうし、調べたらすぐわかるだろうに‥‥。
大阪を病的なまでに嫌ってるってのはともかく、見ててずっと「この人、どう見ても旦那のこと好きなようには見えないよなあ‥‥」と思ってたのに、最後が思わず刺しちゃった旦那を抱きしめたからといって「犯人はご主人を愛してたあなたしかいません」って、何じゃそらっていう。
だって大阪で一旗揚げたいって言ってるのに引越しはしない、単身赴任してるのに訪ねていった形跡もない、旦那に対する態度もやたら固いし行くならいけばって感じだし、どこをどうしたら旦那を愛してるって見えるのか?
そもそも大阪にめちゃトラウマあるって(まああれは絶対嫌といっても納得できるレベル)旦那に言ってないって時点でないわー。そんな夫婦ないよー。
それにその決め手になった香水ってのも、香水つけてるってことはドラマなんだからセリフで言ってくれないとってのはあるし(オレは大杉漣が最初で迎えた時に不審そうな顔をしたのは奥さんの態度のせいだと思ったよ?)、何より旦那を殺されて駆けつけた奥さんが、化粧はともかく香水まで付けてるってのはすごく違和感だと思うんだけどなあ。普通はそれどころじゃないだろよ。前日からの香水なら当然もう香り残ってないと思うし。
だったらそれに気がついた刑事がそこに突っ込んでくれれば、それは伏線として予想できるのに。情報削って予想の余地をなくして話つまんなくしてどうする。それとも原作からしてそうなのか?だったら単に原作がつまんないって話だけどさー
奥さんの妄想もそうだと思ってたし(そこは問題じゃないか)、話の展開が何やりたいのかわからないってのもあるんだけど、奥さんの内面にも刑事の内面にも踏み込んでなくて、その場のことしか描いてない、残された奥さんと刑事の話だけに絞っていろいろ安上がりにしようとしてるんだろうけど、まさに安いドラマにしかなってないというね。だからそもそもこれは脚本がつまんないんだよなー。1時間なら普通はもっと盛り込めるだろうになあ。
あとぶっちゃけそういうお話のせいもあり、大杉漣は大変良いんだけど、松下奈緒が全然面白くないからつまらないってのもあるんだよな。松下奈緒が単発ものだと思ったよりダメだって分かったよ。役の内面やらバックボーンを全然掘り下げてないもん。そりゃ見てる方も面白みがないだろよと。