http://www.fujitv.co.jp/richman-poorwoman/index.html
脚本:安達奈緒子 演出:西浦正記
一週遅れですがー。(今週のもすぐに見る、すぐ見るよたぶん)
朝比奈のクーデターはまだ続いてるようで、彼のいうことやること視聴者からしたら何もかも信じられません。
イヤ厳密にはどこまで信じていいのかわからない〜だけど、少なくとも会社=日向に対してやってることは乗っ取りだと思うのね。乗っ取りするつもりで間違いないと思うのね。
その上で恋の話なんだけど、朝比奈が真琴を好きっていうのも微妙に信用出来ないっていうか、そんなわきゃないだろって思うというか。
でもだからといって日向から心の支えを奪おうと思ってのことだ‥‥というほどには非情でもないと思うっていうか、そりゃこないだはそこに歪んだ愛情を感じて (*゚∀゚)=3 ムッハーとか言うとりましたけどね(笑)いやそれならそれでもいいんだよ、よほど病んでるんでなければ、別に日向を傷つけたいわけじゃないんだろうから。なので全体には朝比奈さんがどうするつもりなのか?っていうとこで話の展開自体が彼の胸先三寸なんだよねー。ドキドキ。
でも役員会での山上さんの社長解任動議からの日向をかばって激昂するとこは本当に胡散臭くて、まったくもう新さんステキー!と思ってしまいましたw
日向社長=オグリンの落ち込み演技、今回は床に寝転がってウダウダする‥‥これも多分オグリン発の演技プランじゃね?(笑)
なので話のほうは日向が社長を解任されたと思ったら、最終的にはいつの間にか辞任することになってた‥‥という社員ポカーンな展開で、本人も不本意、真琴はやきもきという完全に恋というより仕事メインのドラマ。
うんまあ、でも、恋が日常すべての中心で回ってる大人たちの話より、メインは仕事、仕事で尊敬できる相手だから恋心が育っちゃって…という方がどう考えても現実的よね。だからこそ分不相応に見える恋愛でも納得できるというか。
あと真琴のスペックは東大だけど、ライバルの燿子ちゃんが全然方向性違う高スペックの持ち主だってのもポイント高いというか。そして燿子ちゃんのストレートさは男らしすぎる! .。゚+.(・∀・)゚+.゚カコイイ!!(笑)乃木さんとくっつけ!
しかしまあやっぱ脚本が上手いのは、日向が才能に対して純粋なだけで、合理的で人情味がなくて突拍子もないことをしてても人柄としてあんまりうさん臭くないという描写をきっちりやってるから、一般人の「金持ち転落pgr」に対して真琴と同じ気持ちで納得いかなさを感じることができるし、社員たちの「業務停止命令が出てるなら営業しなきゃいいんでしょ、出社して新規プログラムでも開発しますよ」っていう忠誠心が、会社というより日向徹にたいしてだというのもはっきりわかるのがいいね。
いいけど夏だからこそ海ネタのサービスとか、やっぱ3Dでしょーwとか、この脚本の人は話のちょっとしたネタの展開がうまいというか、キャラをしっかり把握して書いてるってのがいいのかも。何気に真琴で3Dや海の家の人ネタ繰り返してみたり、あの浜辺のくだりもちょっといい。あと安岡はいいキャラw
そもそも今まできっちり、あの会社の人間はみんな日向徹に認めて欲しくて、日向徹と一緒に仕事をしたくて入社してきたっていう話をやってるわけだから、ここで良い感じに結束するのもいいね。だからこそ坂口さんが朝比奈の怪しい動きをチクってきたりもしてくれるんだし。
んでまあ、真琴に降ってわいた就職の話は、これって単純にやりたい仕事を取るか楽しく働ける環境を取るかってことかなあ。
どっちも能力はいかせるけど、より確実かどうか(仕事内容的にはそりゃラボのほうが確実だとは思う、企業の一流度合いにも寄るだろうけど)、楽しいかどうかだよなあ。オレなら楽しい方をとるけど、就活真っ最中の若者からしたら一生ものの大決断か。だからこそこのドラマでネクスト社のみんなが「日向徹と仕事したくてやってる」っていうのが大きいんだし。まあ真琴は日向に恋愛感情抱いてるからややこしいんだろうけどw
そういや燿子ちゃんはやることやってなかった!惜しかった!(笑)
あと今回の話見てて思ったけど、冒頭の海のシーンとかレストランの乃木さんギャップ萌えー(笑)なシーン、ラウンジで4人が鉢合わせしたシーンなんかは、同じカット割り、カメラワークでも今風にテンポ早く切り替えてオシャレに演出することもできるはずなのに、あえてそれをやらないのはわざとかな〜とか思ったり。
いやノリとしてオシャレっぽい雰囲気になるしフジの演出の人が出来ないわけないと思うんだけど、あえてやらないのはもっと地に足ついたオーソドックスな見せ方に拘ってるからかなとか思ったり。
日向と真琴が東京タワーをバックに歩きながら就活の話をするシーンなんかとてもオーソドックスな感じだから、ヘタにオシャレにしたら浮くかなーと思ったんで。むしろ今回一番(恋愛モノとして)重要なのは、ここで二人が話してる内容のほうだし。
ラウンジで燿子ちゃんが押しかけてった時の話してる時もカメラはずっと日向の反応を追ってるのがいいんだけど、そこは日向と真琴の恋の行方的にちゃんと意味があるわけだから、オシャレに流すシーンでもないしなあ。
このドラマの、話してる人より聞いてる日向の反応を追ってる演出ってのも何気にちょっと面白いなーと思ったり。客観的じゃないんだよな、目線がw というか、その時の日向が小動物みたいでカワイイって話だよっ!言わせんなよw
とりあえずざっくりこんなもんでw