そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

主に泣いてます#6

http://www.fujitv.co.jp/omoninaitemasu/index.html
脚本:宇山佳佑 演出:宮木正悟
 
一番に思ったのは、赤松の絵が上手くてホッとしたーってことかw
ここに説得力なかったらどうしようもないもんね。まあ今時のあの手の絵の評価自体はわかりませんが、とにかく美しい絵じゃったと。絵としてはもう少し泉さんの顔が絵画的な方がバランスはいいんじゃないかと思ったんだけど、このドラマは泉さんの美しい顔が売りなんだからそこはやっぱり写真のように写実的に書いとこうってことか。仁さんのはそこまで写実的じゃなかった気はするけど。絵のテーマ的な解釈は原作読んだ時から上手いなーと思ってたけどw
しかし仁さんの「Iの肖像」からモデルがいなくなって、新人教え子のとこへ行ったってのはそれはそれで業界的にはスキャンダルな話じゃないかって気はするんだけどさ。タイトルもたしか同じだったよね?赤松の絵の意味なら普通に「泉」でもいいと思うけど、そこは原作がそうだからしようがないか。
そして今回も本当にトキばあ、改めTOKIX(高泉淳子)のなりきりっぷりの絶妙な存在感はたまらんかった。マジ上手すぎる(笑)
普通に考えてこういうのって小ネタ扱いだろうに微妙に話に絡んでるゆえのさじ加減というか(仁さんですら泉さんのコスプレは織り込み済みだしw)、元々コスプレ自体がネタ時扱いじゃなくストーリー展開に組み込まれてるせいもあって、とにかくTOKIX、絶妙(笑)
あと改めて小桃ちゃんが似合いすぎてハマりすぎてる(笑)特につねちゃんとならんだ時のサイズ感が。
そしてつねちゃんとのスカイツリーの話、作ってる途中はどうなるのか分からなくてワクワクしてたのに完成しちゃったらつまんないっていう小桃ちゃんと、いつまでも変わらないほうがいいというつねちゃん。なんかちょっと哲学的だしすごく良かったんだけど、そういうやあれっと思って一応原作当たったら、原作ではそもそもスカイツリーはまだ工事中だった。
「完成したらつまんない ずっとこのままでもいいのにね」ってセリフはあったけど、ドラマの方は上手く変えて使ってたのがすごく良い感じになってて良かった。まさに赤松絡みで現状維持がいいと思ってるつねちゃんの乙女心の切なさよ。完成しちゃったらつまらないという小桃ちゃんはたぶんつねより大人なんだよなw
赤松の方は泉さんへの恋心を自覚してはいるけどはっきり言ってないよね?一緒にフィレンツェに行こうが赤松的にどういう意味か、つねたちにとってはどういう意味なのかというか、絵のモデル=恋人ってわけじゃないんだからさ、普通は。そのせいもあってとにかくつねちゃんの静かな暴れっぷりが心に痛いよ。細かいとこでいちいち揺れる乙女心が試されてる感じがなんとも。まあ赤松からしたら中学生はアウトオブ眼中なのは当然だと思うけど。
でもつねちゃん、人の手紙(受賞通知)を勝手に破り捨てるのはどうかと思うな。赤松の絵を勝手に売っちゃったり、そういうところにためらいも容赦もないのがまあ心の傷の深さを表してるとは思うけど、やっぱりもう少し考えたほうがいいと思う(^_^;)
というか、トキばあ(=TOKIX)に関しては原作はでしゃばりすぎ空気読まなさすぎでマジウザいと感じるんで、このドラマくらいの扱いで、でも女優さんの力でなんだかよくわからない存在感は感じる‥‥という見せかたはものすごく丁度いいと思います。むしろこのドラマのトキばあはイイ!空気読んでる空気読まなさというか、赤松と泉さんが話してる後ろから余計なチャチャ入れててもうざくないw
あと相変わらずの路上文字パフォーマーのさとしさんもいるし、来週はとうとうその泉さんの過去の事件の話へ!ひゃードキドキ。久しぶりにてっしーも出るしな!w てっしーの心無い感じはいいw
あともう完全に仁さんは風間トオルでいいような気がする(笑)
もちろん何気に中丸の赤松の上手さよ‥‥。このドラマはいいなあ、何もかもが原作以上に上乗せされたり削られたりで、絶妙にちょうどいいよ。