そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜#9,10(終)

http://www.fujitv.co.jp/tokyo-airport/index.html
脚本:宇田学 演出:長瀬国博(9話)成田岳(10話)
 
2話続きでテロまがいのGPSハッキングとやら停電やらがいっぺんに来てかなりおおごとな大事件だけど、個別の状況としてはそんなに想定外の出来事じゃないよね。GPSやシステムは絶対じゃないし、普通でも停電が起こったらどうなるか、復旧できないとどう対応するかもろもろのシミュレーションとしても興味深かった。ああいうことが起こったときどう対応するべきかということでの空港関係者のあるべき対応や、その持ち場のプロフェッショナルの人たちの働きが十分に楽しめたし、そこに絡んでるドラマも面白かったんで、締めの話としては良かったと思う。ありえない話だと思う人はいるかも知れないけど、絡め方としては上手いなあ。
まあちょっと香織が本庄(平岡祐太)の乗ってる機体のことを気にしすぎるのは気になったくらい。それ自体に問題があるわけじゃないから、主人公補正効きすぎかとw
前に管制官が使ってる札をデジタル化しようとしたけどアナログのほうが早いから出来なかったってネタがチラッと出てきたけど、今回もデジタル化やハイテク技術のお陰で楽になった航空機の管制がダメになったらどうるかってのを、経験と能力というローテク人海戦術で乗り切った感が面白かった。昔とった杵柄な上司たちが現役ですぐに対応できるかどうかと言われるとどうなんだろって気はするけど、逆に管制官ってそれくらいの能力がないとダメだってことだよね。ハイテクでもローテクでも。
んでグランドからの転職組な香織が、元グランドだからこそできる気配りと判断で窮地を乗り切るってのも、実際はどうかわからないけどドラマとしては説得力あったんで良しってことで。惜しむらくはその後のフォローはちょっと欲しかったかも。あれ、最後の航空機が無事着陸したあとのグランド対応を2,3シーン入れるだけで見え方が違うのになあ。
クリスマスだからきっちりその日にすべてが終わるってのはちょっと予定調和すぎるかなと思うけど、まあいいか。そこはむしろ竹内さん(瀬戸朝香)の見送りで締めてるし、キャラ的にもいろいろ面白くてよかったし。
キャラはみんなちゃんとキャラ立ちしてて面白すぎだよなw
いつも空気読まなくてウザイ酒井(佐々木希)がなにげに優秀だったりとか、同じくウザキャラの岡本(長谷川朝晴)がきっちり仕事こなしてたり、あとコーヒー屋の敷島さんか、キャラ立てとしてはありがちだけど中の人絡みでの見え方ありきで設定されてて結構楽しかった。佐々木希にこいつウゼーと正面切ってツッコめるってあんまないよきっとw 山下(瀬戸康史)の気持すげーわかるwwwと思ってたらやっぱりくっついたしー(笑)
そういや川原亜矢子の鈴木真紀は前エピ絡みなんだよね。異動してきた流川(野波麻帆)が元同僚の敷島さんとこに寄りつかないとか、なんかいろいろありそうなのもwTOKYOコントロール、地上波で再放送すればいいのに。(それとも知らない間にやったとか?)
いろいろ突っ込むと細かくなるんで突っ込まないけど、思ったより面白かった。ずっと言ってたけど、洋ドラくらいにもっと撮影的な意味での映像に説得力があればよかったかなあと思うとちょっともったいないよ。飛行機か絡みの見せ方も撮影に制約あるのかもしれないけど、若干そうじゃないだろよーってのもあったし。(今回の最後の着陸って空港関係者から見たらあれでいいんだろうけど、もっとパイロット目線でライトが点いてる!ってのを見たかったなー)
また次のシリーズがあればいいなあ。