そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク

http://www.fujitv.co.jp/richman-poorwoman/topics/index21.html
脚本:安達奈緒子 演出:西浦正記
 
感想8割方書いてたのにウッカリ1週間も放置してたよ。てへ☆
ちょい時期を逸しましたが、内容は相変わらず堅実に面白かった!そして相変わらずのバカップルにトキメク!(笑)
てか石原さとみ、ゲロカワイすぎ。可愛くて超ムカツクくらいゲロカワイイ。石原さとみが可愛すぎて、ちゅーしやがったオグリンが羨ましすぎて憎い。2時間半延々と石原さとみがカワイイという感想しか出てこない。そんなリチプアスペシャルであったw
そしてオレが連ドラ最終回の感想をいまだ書いてないことは知ってる。みなまで言うな!><
 
というか、最後の真琴が帰国したシーンってものすごいデジャブーだったんだけど、そういやこれ連ドラの最後のシーン、まんまだよね?よく見たら朝比奈の髪も短めだから今回の撮影じゃないよな。(一応連ドラ最終回確認した。まったく同じだった)
てことはつまり今回のスペシャルの話はその間の話ってことだから、最終回で空港で真琴がブラジルへ旅立ち、ココから今回のスペシャルの内容→真琴の一時帰国や安岡の結婚式やらなんやかんやがあって一度別れてみたもののまたくっつき、←ココまでスペシャル、朝比奈が会社に戻ってきて真琴が(ボストンの製薬会社を辞めて)帰ってきたっていう最終回のラストシーン、そしてその後日向さんの部屋へ行きました‥‥なわけだから、最終的に真琴がいたのはブラジルじゃなくボストンのはずなんだけどっていうね(^_^;)
まあそれくらいの設定変更はいいや。わかってないはずはないから、整合性よりも今回のストーリー展開を優先したっていう、ある意味すごい潔よさ(笑)
というか、だったら真琴がNI社のオフィスに戻ってくるシーンを撮り直そうとは思わなかったのか?(^_^;)ある意味スゴい割り切りw
そんなスペシャルってことか(笑)
んでそう考えるとタイムズスクエアで日向と待ち合わせした真琴が、電話が繋がらないと怒ってる後ろから当の日向に声をかけられる‥‥というシーンは、連ドラ最終回の、真琴がブラジルだと思ってTV電話で会話してたらいきなり後ろから真琴本人が現れて帰ってきちゃったっていうシーンとの対比になってるってことか。そういうとこはなにげに細かいなw
 
日向と真琴がちゃんとまごうことなきステキなバカップルになって、1年9カ月の遠距離恋愛もITの力で乗り切りつつ、やっぱり実際に会うのが一番だよねーとNYで大急ぎデートをして安定してると思ってたら、肉体関係的にはチュー以上に未だどうにもなってなかったとは!という衝撃(苦笑)
というかそれ以前に、日向が人と一緒に住めないという難儀な問題が‥‥それ、微妙に付き合ってないよね?普通ねーし‥‥って、なんだこの微妙な不器用さは。二人ともだけど。恋人が一時帰国したのに家に泊めない、というかベッドすらない日向さんちはおかしいです。
寝袋とかいう問題じゃないし、床で寝るかソファーで寝るかとか、そういう話でもないよ?日向さんの拘りは変。しかしそこでの真琴の突っ込みがたまらん。いろいろタマランよ(笑)
しかしあのスタイリッシュな部屋にあのいかにもな炊飯器はない(笑)クマの派手柄のタオルもない(笑)吊るしの収納ケースの便利だけど不必要な生活感もどうかと。トドメはガラス張りの浴室に目隠し(笑)「覗かないよっ!」と言い捨てる日向さんにワロタw てかああいうのって普通スイッチ入れたらすりガラスになったりしない?
日向さんの無駄なフライパンへのこだわり薀蓄よりも真琴のほうがない、ないわー(笑)
相変わらずツッコミタイプ同士のやり取りが突っ込みどころ満載で笑うし、いちいち突っかかってきては日向の変さを指摘して得意げになる真琴=石原さとみがゲロ可愛い (*´Д`)ハァハァ タオル掛けの争いで勝ち誇って得意げになってるところが可愛すぎてムカツク〜というか何か、もう!もう! (*´Д`)ハァハァ

しかし基本的にはやっぱり仕事の話で、どっちかに偏ることもなく、ちゃんと同じテーマは共有してるという、この恋愛話とのバランス感覚はすばらしいね。2年近くたってもパーソナルファイルがまだ納品されてなかったということもあり、仕様変更を巡ってのJIテックとのビジネスのやり取りや、それに伴うハードワークを巡っての社員との軋轢。
まあ専用端末って時点でもう利権よねーと当然思うんだけど、日向さんの理想はわかるがセキュリティ問題はデカいから専用ATM端末のほうが安全だと思うけどなあ‥‥ってそういう話じゃないからそこは置いとくけど。
それよりもパーソナルファイルの閲覧がPCやスマホじゃないと意味が無いってのは理想論くらいで聞いとくとしても、連ドラ放送時にはPCのみが対象だったと思ったけどすでにもうPCですらなくスマホや携帯端末でって話になってて、おまけにオープンソースにして最初からバンドルソフトとして普及させるってのは、相当目端の効いた話だなーと思う。
たった1年半でドラマじゃなく現実世界がこういう状況になってるってのもだけど、ITの賞味期限早すぎる。(実際ネットサイトへのPCでのアクセスって減ってるらしいからね)
それを取り入れてる脚本もスゴいし、重要なのはこれって劇中的にも2年前の仕様じゃ今はもう通用しない話として結構リアリティがあると思うんだよね。だから日向さんの決断と発想は正しし、そこで社員にハードワークを科す理屈としても間違ってないって話なんだよね。最初に言ったけど、扱ってるデータの内容考えたらたぶんセキュリティがおっつかないから実現不可能だとは思うけどさ(苦笑)
 
んでまあ大容量ハードディスクの話にしても、なにげにネタとして技術的なことでは日本は負けないという意地も感じるし、JIテックの経営破綻にしても問題点は復帰した朝比奈がさらっと語ってるから、そういうことなんだろなってのはわかるし。
そういえばそもそもNI社は連ドラの時にJIテックからお金借りて経営再建してるはずだから、そこはWin-Winだろうとは思うけど、まあ日向の提案が通ってよかったよかった。宇田川社長はいい人だw
あくまでも日向のこの会社の話のほうが大筋で、仕事はうまくいってるのに気がついたら真琴と日向はお互いがあまりにも違いすぎるってことに気がついて、安岡たちの結婚式で別れを切り出すとこの演出がまた良くてその引っ張り方が上手いし、日向のセリフがすでに過去形だとか、安岡とリサを見ながら「ああいう風にはなれない」と話し合ってるのを後ろ姿のみで見せられるという、その最後通告がじわじわくる感じもよかった。
その理由が恋人というより戦友だったってのもまあなんかわかるしな。(だいたいどうともなってないし!)
どうでもいいけどその後の飛行機での真琴の、他の乗客に超迷惑なブサイク泣き加減がまたブサ可愛くて (*´Д`)ハァハァ 何やっててもカワイイよ石原さとみ
でも結局、社員みんなが二人が別れたことを知っててLINEで次々とメッセージを送ってくるわ、電話してくるわ、いいけどあの日向さんの恥ずかしいビデオレターwはグループトークだから社員みんな見てるんじゃないのかっていうかー(笑)というか朝比奈はともかく山上さんまで‥‥w
最終的にはあの二人はちゃんと言いたいこと言いあえる仲だからこそなんだろうけど、元々空気読まない真琴がズケズケ言いたいことを言ってくるから日向もキツイこと言ってもいいような気になって、それで真琴を傷つけてることに気がついて離れたほうがいいって、なんかいろいろ間違ってるけどカップルとしてはありがちっぽい感じ。そういうすれ違いはトキメクけど間違ってるから!早く元のバカップルに戻ってーという視聴者の焦れったさも、なんか切ないすれ違い恋愛ドラマって感じでハラハラする (´△`)
そして真琴の海外話を聞なかったのは日向の方なのに「なぜ言わなかった」と怒る日向も日向だけど、社外秘だから言えないけど察してよという真琴も真琴だし、日向さんも日向さんで「お前といると僕らしくいられない」といったくせに、急にそんなこと言ったっけ、そんなヤツはクソだの自分を変えられないのは臆病者だのと超俺理論で断じたあげく、お前が好きだから自分を変えることなんて簡単だ、となぜか上から目線でうそぶいていきなりチューするとか、なんかもうトキメキMAX展開! (*゚∀゚)=3 ムッハー
そして真琴の希望は、女子の憧れ?「名前呼び」!って(笑)そこかよw
あとそうだ、一時帰国で久しぶりに会ったからとデートらしいことを日向に無理強いしといて浮かれてる真琴が、日向に一見酷いこと言われて被害者っぽく見えてたのに実は逆にものすごい地雷踏んでたのがあとで分かったり、そういうとこで脚本的には結構細かく丁寧なのも良かったかな。オレ好みの丁寧さ。
なんだかんだいっても、相手を好きになるってことは自分が変わることでもあって、最終的には日向がそれに気がついて変わるって話かなあ。どっちかというと日向の方だよな、変わるべきは。
ITが発達して地球の裏側と毎日リアルタイムで繋がってても通じないものは通じないし、直接話すとあっという間に解決するっていうことか。ITを扱いつつも、もっとよりアナログ的なものに回帰していくという、パーソナルファイルがなんでもありで誰でも使えるっていう理念にも似てるというか、やっぱり基本は人って話か。
 
他のキャラにしても曜子は相変わらずカッコいいし、乃木がもう完全に曜子を好きなんだけど、それを知ってて「この人あたしの事好きなんですー」っていう曜子さんは鬼だ、ドSだよ(笑)
朝比奈さんはときたら、NI社に戻ってくるまで地味に暮らしてたのが全部ネット上に筒抜けで居場所まで‥‥って、IT社会コワイ!(((;゚Д゚)))
しかもこれ仕事の話が本筋とはいえ、日向さんは相変わらず真琴より朝比奈だってのも‥‥(^_^;)そんなにも朝比奈さんが必要か日向よw 相変わらず何気ないBL臭も健在(苦笑)
社員たちのキャラが相変わらず楽しいし、このドラマの好きなとこはキャストがみんな、やってて楽しそうてっとこなんだよねw
まあざっくりとっちらかってるけどそんなとこで。
 
本当にこのドラマのキモは日向と真琴のバカップルなんだけど、話としては細かく脚本で描かれてて、相手を認めることや仕事や恋愛での自分の立ち位置、相手との距離感、相手に合わせて変わること辺りが今回のテーマっぽく、その都度いちいちリアルなやり取りがツボにはいる感じが楽しくてキュンキュンした!
しかしつくづく思うにこのドラマの唯一のミスは、なんでこんな内容とかけ離れたタイトルを付けたのか、だよ。確かに雰囲気はいかにもなライトコメディっぽい感じではあるけど、結構描いてることは深い話だったりしたし、どう考えても似つかわしくなかったよなー(苦笑)
本当にどうして「リッチマン、プアウーマン」なんてタイトルにしたんだろう。あんまり内容を表してないし略しにくいし、微妙にもったいないよ‥‥と終わってもまだいってみる。
とにかくドラマは2時間半を感じないくらいあっという間で面白かった。またしばらくしたらこの二人と会社のその後をスペシャルで見たいなあw