そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

空飛ぶ広報室#9

http://www.tbs.co.jp/soratobu-tbs/
脚本:野木亜紀子 演出:福田亮介
 
おおおう、なんというか、なんという‥‥(>д<)
あの小日向っていう市民活動家の言ってることはまさに昔のリカで、高射砲訓練の時の不勉強で恥かいた雑誌記者なんだよなあ。
少なからずいる、実際のところを知りもしないで自衛隊をイメージで語るマスコミ人。これが一般人なら悪意のない単に不勉強な輩ってことになるんだろうけど、少なくともマスコミや有識者ってことになるとそれは悪意のある色眼鏡だと思うのよ。しかも市民活動家としてそういう間違った情報で市民を先導してるわけだし。
リカですらその意識を変えるのに随分かかったわけだから、最初から自衛隊=武力だと思ってる人がそういう立場で意見を表明することは悪意としか言えんわな。しかしそれと戦わなきゃいかんにしても、時期が悪いって言われちゃなあ。
やっぱりこのドラマが最終話を震災の話で締めるのは、今こういうネタをやる意味とも連動して、自衛隊の広報活動ってことだけじゃなく一般市民の意識の問題として重要だと思うな。現に多くの日本人が震災時に自衛隊の救援活動を見ているはずなのに、平時の自衛隊訓練活動ですら市民から反対運動が上がるくらいなんだし。(憲法の拡大解釈についてはまた別の話だと思うけど)
リカの対処がまずかったのは、自分がそうだったことを忘れて空自を擁護しすぎてることで、それについて上司や阿久津さんの言ってることはまったく間違ってないよな。もちろんたまたま通りかかった報道部の記者たちにリカが言った擁護意見も人としては正しいとは思うけど、それは個人的な観点での意見でしかないし。
そういう意味で自分の立場を忘れてる、しかも組織としてのやり方を間違えたリカの反論が認められないのは仕方ないと思う。
まあでも、捏造だという小日向個人の見解を報道番組として電波に流すことは、謝罪することではないけど番組のスタンスとしてはどうかと思うけどなあ。だって事実、PVは捏造じゃないんだし、その点に置いては間違ってて偏った情報なことに間違いないじゃん。あれを捏造というのは芳川さんに対する名誉毀損的な何らかの問題にはなるんじゃないかしら。そこまで大事ではないにしても、これ次回どう収めるのかな。
まあ空自の広報として抗議するのは、行動として重要なんであって、それが聞き入れられるかどうかはまた別の話ってのもまあ組織の対応としては当然だけど。
あ、広報の失態をカバーすると言い切る報道の柚木三佐は相変わらずブレなくカッコイイー!男らしー!w
 
それはともかくとして、リカと報道部のやつらの間に次の展開を読んで絶妙に割って入ってリカを連れて行く藤枝はナイス判断、絶妙フォローですよ!藤枝エラい!あそこで空井とのこと言われたら、リカ的にはちょっとした接触事故が自損大破の大事故になるとこだったよ (∋_∈)
まあこうなるとリカが空井のことは好きでもそこまで入れあげてなかったことは不幸中の幸いというか(空井さんの方はともかく)、リカの立場として恋より仕事のスタンスで応じてきてたのは正しかったかなあと。
やっぱりケースとしては職場恋愛みたいなものにしても、仕事で関わってる間はそういうことになっちゃマズイってことだよな。
その辺りをちゃんと分けて描いてたこのドラマは、ドラマの描き方としても信用できる気がするよ。仕事そっちのけで恋愛やってる話で真面目な仕事ネタって、やっぱなんとなく信用できんよなあw
そしてリカはもう少し空井に説明してあげるべきだと思うの。例え自分がやり方間違って大事になってるとしても。空自は空自でできることが抗議しかないわけで、しかもリカのこと信用してくれてるんだし‥‥と思ったら、またまたそこで坂手さんが超絶ナイスフォロー!もう坂手さんたらカッコイイ!ヾ(≧ω≦)ノ カメラマンの反射神経伊達じゃないwwww
ストーリーとして事態は酷いことになってるけど、ドラマとしてはリカのメンツは空自に対して保たれた形になったから、それだけでもよかったとホッとした。まあリカの悔しさはわからんでもないけどさ。だから広報活動が必要なんだよな。

あと2回だけど次回はリカの髪の毛が短くなってるから結構時間たってるよな。たぶん劇中の季節からいっても現時点(劇中では2010年)で震災まであと半年くらいだと思うし。
ドラマ的にはいろいろすっ飛ばしてこうなりました〜かもしれないけど、今回のあとどうなったのかハラハラしながら来週を待つよ‥‥ (´△`) リカの「あしたキラリ」、どうなったのかなあー‥‥芳川さん、ちょっとかわいそ。