そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛#12「妄想使徒」

http://www.akibaranger.jp/
脚本:荒川稔久 演出:田�竜太
 
何が何だか、さっっっぱりわからない。(福山雅治声で)
脚本も演出もかなり「なんでそうなった?」という残念なレベル。
オレは考察好きだけど考察厨じゃないので、劇中要素以外の理由で設定が破綻してる時は無理につじつま合わせとかしないですっぱり考えるのを止めるんですが、この番組も考えなくていいかな?
やっぱり東映さんの深夜枠ってのは制約がない分ダメというか、今回は完全にバンダイさんの大友向け玩具販促枠でしかなかったね。もうまともなストーリーラインすらないよ。オレは荒川さん自体にはそんなに思い入れはないけど、ゴーカイジャーの出来があまりに良かったんでその点ではもう少しマシなものかと思ってたけど、1期の時も香村さんの脚本の方が良かったし、結局これじゃあねー。何だろ、出来云々というより何か根本的に勘違いしてるって感じ?
しかも演出も特に面白い捻りとかアイデアがあるわけでもなくそのまんまだから、相乗効果で何が面白いんだ?みたいな。
まあ話はともかくこの暫定最終回は、某円谷の某ミラーマンもどきのプリズムAが出てきたり、お約束的に巨大化して戦ったりする絵面としてちょっとだけマトモに見えた。絵面だけ見てたらなんとなくいつもの戦隊っぽくて面白いような気がしたよ。あくまでも「気がする」レベルだけど。
しかしお話としては巨大超人の番組が戦隊枠を乗っ取るっていうなんだかわからない展開で、本当に「どこらへんが面白いと思ってこれをやったの?」と問いただしたい気分。

というか、2期は設定自体が破綻してるよなー。
まあ1期からして、エロはともかくなんで秋葉原ってだけでアニメ設定を混ぜるんだ?って思ってたんだけど、戦隊いじりは公式しか出来ないネタだっただけにこの出来はとても残念だよ、マジで。
一応ちょっとだけ考えてみるけど、結局この今回の劇中の現実世界が八手三郎の妄想世界ってことでいいのかな。
そもそも1期における「現実世界」は、スーパー戦隊シリーズが番組として放送されている世界でマイ戦隊を妄想して妄想の中で戦うという「戦隊ゴッコ」をして「非公認戦隊アキバレンジャー」っていってたわけだよね。ところがその妄想が現実世界を侵食してしまった(らしい)から大変‥‥って話だったはずなのに、いつの間にかその妄想と現実がクロスオーパーしたことをなかったコトにした上で(2期1話の総集編展開)、「この現実世界自体が誰かの妄想」っていう話になって、それが信夫たちなのかツー将軍なのか、はたまたそもそもが妄想の産物にすぎないマルシーナの妄想なのかっていうハイパーメタな話なのかと思ってたらスーパー戦隊の生みの親の八手三郎の妄想らしい‥‥って、意味がわかんないよ?
というか、それっていつの間にか信夫たちが八手三郎の生み出した妄想の産物ってことになってるよね。いいんだ?「現実」って何?←追記:そういやちょっと忘れてたけど、1期後半で信夫たちが現実だと思っていたものは八手三郎の作った「アキバレンジャー」という番組だった‥‥っていうハイパーメタな展開だったっけ。2期1話の総集編でなかったことになったけど(だから余計にわかんないんだよ)
いやそれでこそメタなのかも知れないけど、少なくともこの作品の面白さって、信夫たちの現実世界≒視聴者の現実世界だったからこそ「ごっこ遊び」が妄想として体験できるということに夢と憧れ(笑)と説得力があったんだと思うんだよね。
全部が誰かの妄想だと、2期のアキバレに於いて公認戦隊の立ち位置ってどこなんだ?っていうのが一番謎なんだけどさ。すでに信夫たちの現実≒スーパー戦隊が存在する現実→妄想世界ってことになってるよなあ。
もしかしてマルシーナが入ってしまった現実の壁の穴の「八手三郎の世界」それ自体が誰かの妄想世界だったっていうオチならまだわからんでもないし、なんとか説明はつくんだけど、そこら辺全部ストーリー展開的になし崩しな上にまったく伝わってないんで、書いてるほうがわかってないのか?としか思えないんだが‥‥
ああ、だからもしかしてサブタイトルが「妄想◯◯」ってことなの!?これ全部やっぱり誰かの妄想なの?
まさかそのオチを次回の最終回、総集編プラスαでやる‥‥ってことは?一応期待しといてみるけど、でも今回のシリーズが各話でまったく面白くなかったのはそれでも覆らんよ?
少なくともこんな番組が見たいわけじゃなかったよ‥‥ 公式ならではの公認を逆手に取った戦隊いじりが見たかったというかなんというか。アニメネタとかホント要らんから。
 
次回。
東京MXでは時間帯違うよ!注意!→6月26日(水)25時00分〜