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宇宙戦艦ヤマト2199 第七章「そして艦は行く」(終)

http://www.yamato2199.net/index.html

 
とうとうオレたちの航海は、祭りは終わったよ‥‥最終章、マジ泣けた‥‥(´Д⊂
これはオレの見たかったヤマトです。本当に出渕監督はじめスタッフの皆様ありがとう!もちろん見た目大切なのでキャラデザ・作画が結城信輝で相当なハイクオリティ作画だったというのも相当大きいわけですが、これは確かに概ねオレたちの見たかったヤマトです。ありがとう、ありがとう!ヽ(;▽;)ノ

公式のアナウンスでは間に合わなかったのは25話だという話ですが、その時間的穴埋めに前回までのあらすじとそれとは別に22話の分の内容が相当入ってることからかなり間に合わなかったんではないかと。TV放映との絡みとしても映画公開枠としても遅らせるわけにはいかんかったのよね‥‥
まあむしろちょうど今TVは21話を放映したところなので、このタイミングで最終章を見てもちょうどいいといえばそうかもしれないけどね。
パンフを見ても今回ばかりはあらすじが話数で区切ってないし、あとはサブタイから内容を察するほかないんで区切り間違ってるかもしれないけどざっくりと。作画が随分簡単絵になってるところもあったけど、あれは直すんだろか?(^_^;)
話自体は特に文句ないし、泣けたのは確かんだけど、ほぼオリジナル通りの展開だからこそま色んな所が突っ込みどころじゃないくらい齟齬が出てるわけで、まあそれに突っ込むのは野暮だとは思いつつ一応突っ込みたいの。
各話感想は改めてTVで放映されたのを見てから別に描くか、修正するかってことで。(面倒なのでそのままかもしれんが)
 

■ 第23話「たった一人の戦争」

古代が旧作の血気盛んな青年設定からかなりナイーブなイマドキ男子になったせいで、若干どころか相当主人公って感じではなくなったけど、そこは良くも悪くもかなあ。そのお陰でヤマト=沖田艦長という印象になったのは、たぶん最後のコスモリバースの正体への伏線だったんじゃないかなあと穿ったことを考えてみる。
それはともかくとしても古代が雪のことを守りたいと思ってたのは、最終話の回想シーンを思い返すまでもなくそれなり描写されてたんでいいのね。ただ古代のお仕事が雪の救出だっていうのは主人公補正と公私混同じゃね?っていうのが拭いきれなくて、ヤマトの艦員運用の生ぬるさを感じますよ(^_^;)
それよりいきなり雪が「自分にできることをやる」みたいなこと言い始めたのはちょっと唐突なんじゃなかろうか。雪がガミラスのシステムに精通してあっという間にシステムを掌握するってのもびっくりデス。
まあ雪が助かってよかったね‥‥と言うよりむしろノランくん可哀想‥‥という話だった。最後の「あの人の本当の名前も聞いてなかったな‥‥」が泣ける。いきなり悪ぶって雪を助けようとしたり、健気すぎる‥‥。・゚・(ノД`)・゚・。
あ、話としてはもっとデカい話があったっけ。いきなり首都バレラスを捨てて逃げるデスラーさんは一体!?
そしてなんで衛星を一区画落とす?メタ的な展開としては、ただ単にヤマトにいいとこ見せるためだけにしかなってないじゃん。意味が判らねぇ。そこで自分の民を攻撃する理由を教えて?普通はこんなことする人にはついていけないよ?
評価落ちまくりの相当とは逆に、今までただのデスラーの腰巾着だと思ってたヒス副総統がいきなりまともな人になって好感度アップ。というかなんで副総統置いていった?逆にもう少しマトモだと思ってたタランがデスラーと一緒に逃げてしまったのでちょっと株落ちた。まあまさか旧首都を攻撃するとは思ってもなかったんだろうけど。
ところで、このリメイク版2199のデスラー総統、なんつーかよくわかりません。まあそれは彼の最期でまた。

 

■第24話「遥かなる約束の地」

もうイスカンダルの王宮が美しすぎて、それだけで感極まりそうでした(´;ω;`) オレもあんなとこに住みたい。墓地から見る王宮とか幻想的すぎてまるきりSFの世界!
島のあの「やっぱり船は海の上」のセリフはこっちにw まあこのタイミングもよかった。
そして息抜きというか最後の最後で水着回とか!ぎゃわー!ここが玲とメルダの実質最後の見せ場か。そしてあの二人は制作側的には百合萌えなのか(苦笑)ちゃっかり一緒になって泳ぎを楽しんでるメルダは泳げたの?ガミラスって海なさそうだけど、ジムにプールとかあるのかしら‥‥といらんこと心配したw 下(第三艦橋?)から見るとまさにマーメイドな二人!ステキすぎる (*´Д`)ハァハァ
そして篠原はやはりカッチョ悪いことに。玲とくっつくんだろか?無理そうな気もするけどw
まあ大体は藪の反乱の話がないので心穏やかにイスカンダルを楽しめました。オレもあそこに住みたい。人いなくてもいいからw
あ、重要なのはスターシャがコスモリバースどうしようかなあって言い出したってことか?まあいくらなんでもあそこまで来てそりゃないよなあ。暴動が起きるぞ。
そんで旧作通り守兄さんは生きてたよ!いや死んでたけどさ。イスカンダルの技術でも蘇生できなかったのかしら‥‥死んでるっていわれてもなんか現実感ないんだよなあ。
あとどうしても今回の守兄さんって、1話からずっとイマイチしっくりこないんだよな。旧作の広川太一郎声イメージのキャラってのが強すぎるのかもしれん。あれくらいどっしりしてるほうが良かったなあ。そして兄さんはやることはやっていたと(^_^;)
あれスターシャさん、守の記憶に語りかけてたときは気がついてなかったのかしら?守兄さんがイスカンダルに不時着したのっていつのこと?ガミラスは探しに来なかったの?まあ結局あの状態の守さんとスターシャはやることやって、出来るものが出来てしまったんですね。でも今さら子供一人増えたからといってどうなるもんでもないよなあ。クローン?まあなんとなくたぶん守の精子は凍結保存されてんじゃないかって気はする。そういう意味でもかわいそうなアベルト‥‥(´Д⊂ヽ

 

■第25話「終わりなき戦い」

もう本当に今回のデスラー総統のカッチョ悪さときたら!
旧作のデスラーは最初尊大な独裁者として出てきて、だんだんとヤマトと沖田を認めて心の友といってもいいほどになった、つまり株が上がって最終的には敵は敵で美学があってカッコイイ!になったわけですが、今回のデスラーときたら見た目からしてナルシスト全開で(こればかりは結城さんのキャラデザインが拍車をかけてるし)美学どころかなんか違う感満載だった上に、どうも性格的にも器のでかさを感じないし更にバレラス放棄事件で臣下・人民見殺しと意味不明なことした上、スターシャに横恋慕してると思ってたら君のために宇宙を統一して平和を〜とかわけのわからんこと言い出した挙句、ヤマトに白兵戦、艦長に会うとかいって乗り込んできたのはいいけどセレステラを殺した挙句目的も果たさす引き上げるとか、何しに来たんだ?って感じすぎてどこ突っ込んでいいかわからん。
古代がデスラーを見たということ自体何かの複線かと思ったらそんなこともなく、雪が撃たれて瀕死の重傷という何だったのかよくわからん戦いだった。結局デスラーも有耶無耶のうちに今度こそ爆破に巻き込まれて死んだっぽいし?
というかこの回が殆ど間に合ってなかったっていうならどの辺なのかなあ?ぶっ通しで見てるから特に違和感ないんだけど。むしろ23話とかのほうが足りてないって思うけどなあ、特にバレラスのガミラス人の反応もろもろ。
そもそも今回のイスカンダルが過去、波動エネルギーで銀河を制圧したっていうならガミラスってその時どうしてたの?あと今一つガミラスイスカンダルのそこから今に至るまでの関係がわかんないしなあ。大体なんでイスカンダルって王族の姫3人だけ残してみんな死んでんだよ。男残しとけよ。

 

■第26話「青い星の記憶」

加藤!加藤、いつの間に‥‥!そことそこでくっつくかー、しかも坊主なのに‥‥
ほんの1年なぜ待てない!とか大事な航海なのにとか思ってみたど、まあこういうのは生死がかかってるシチュだからこそそういうことになるんだよなあ〜と思ったり。たぶん他にもカップルいっぱい出来てるはず(苦笑)
瀕死の雪は死んじゃった。理由は違うけど旧作通り雪が死んじゃったよ。そしてコスモリバース一回発動。
旧作で古代を助けるためにコスモクリーナーを起動して死んだ雪は、今回は敵の女を庇って死んで、コスモリバースで生き返ったよ。その代わりコスモリバースがダウンしたよ。あれって魂一個につき一度しか発動できないものなの?つか死んだ人間が生き返るようなシロモノだったの?Σ(゜□゜) イスカンダルの科学力ハンパねー!だったら守兄さんも生き返らせればよかったのに。
しかもコスモリバースはヤマトと融合。その中の人が文字通り古代守だった‥‥のはともかく、最終的には沖田艦長と入れ替わったってことか。あれ、たぶん艦長室前の幽霊状態のままその話をしに行ったんだよねえ。それくらいにはヤマトってファンタジーだよな(笑)
それはともかく入れ替われるものなのか。でもまあこれ、ひとめ地球を見るまでは‥‥と思ってた沖田艦長だけど現実は帰り着く前に死んでしまったことを考えると、ヤマト=コスモリバースと一体になって地球を救った、任務を果たしたと思えばそれだけで泣ける。オレそこで泣けたよ(´Д⊂ヽ
もちろん古代の雪へのひとり語り(そしてそれを聞いてる守兄さん)は納得したし、ああそういや色んなことあったなあ、あの出会いは最悪だったよなあ‥‥(お約束定番w)とか思っていたけど、やっぱり最後は泣けた。加藤の結婚式のときの泣き崩れる古代とか、ちょっとキュンキュンする!なんかいろいろトキメイた!
最後のシチュも佐渡さんで締めるのも旧作通り。いろんなことを旧作通りに勧めることでいろいろあれれと思うこともあったけど、概ね気にならない。
そして艦はゆく。地球は青さを取り戻し、「明日への希望」が流れてきてって、もう泣きそう!いや泣いた (´;ω;`) 
旧作も帰り着いたのは12月8日だっけ、真珠湾攻撃の日だよな。これなんで太平洋戦争海戦の日なんだろう。なんかオレが気がついてないことある?
とにかくヤマトは終わったよ‥‥終わった感いっぱい。あとはTVシリーズを追いかけて見るべし。