そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#34「帰ってきた男」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:加藤拓
 
感想遅れてるんでさっくりと。
オダギリジョー新島襄が帰ってきたよ、帰国したよって話だったけど、何もかもが新島襄との運命的出会いに(苦笑)
覚馬さんもかつて象山先生のとこで見かけた豚絵の坊主が今ここに‥‥てなったらそりゃ運命だと思うわなあ。実際はどうなのか知りませんが、出入りしてたからこういう話になるんだよな。豚絵はともかく。(豚絵くらいはホントだろうか?)
しかしまあそこに槇村の「自分が苦手なタイプを紹介しちゃる」という茶目っ気的な流れも、それはそれでまた運命かw
いいけどえーとこれ、前回からはもう2年くらい経ってるんだよね。
襄さんが会ってすぐプロポースはいいんだけど、いやかなり唐突で意表を突かれてビックリしたけど(そんなとこまで欧米ナイズしなくてもw)、八重さん自分のこと「川崎八重」って言ってたから結局まだ籍抜いてないってことだよね。まあそのせいで「山本」覚馬の妹だと気が付かなかったというすれ違いになっててそういうとこも細かく上手いまあと思うわけだけど、その辺は確認しなかったんだろか。「山本覚馬」の妹が「川崎八重」なんだよ?普通結婚してるって思うじゃん。
このくったくのない新島さんを見ながら尚之助さんのやつれっぷりを見るにつけ、八重さんはお気楽でいいなあとしか。どうせこのプロポーズも受けるわけでしょー(鼻ホジ)
いやそれはそれでもうこういう状況だし、口ではなんといっても行動として完全に尚之介さんのことは切り離してるんなら別にいいんだけど、なんかこのドラマ見る限り、彼女苦労してないよね。
覚馬が上手いこと新政府側の良いポジションにいたからこそ、何の苦労もなく(そう見える)未だ珍しい女学校の教師になれて英語も学べてこれからの時代に必要な教育も受けられるという、明らかに他の会津の人たちと比べて恵まれすぎてて‥‥
八重さん自体はいろいろ思うところあるんだろうけど、なんかどうも共感できないんだよなあ、八重さんのいうことには。苦労してるつもりの人にしか見えないっつーか。もともとそういうことに葛藤するだけの賢さがあるようには見えなかったってのもあるんだけど、まあこれは綾瀬はるかがそう見えるってことでもあるんだけどさ。
まあ襄さんが独創的と思ったとこは、八重さんの空気読まないエキセントリックなとこじゃないかと思うんだけど、彼は彼でやっぱり突飛な気がするからお似合いなのかも。

あとまあぼんやり思ったんだけどキリスト教の教えって、オレはあまり共感できないけど、あれは辛い思いをした人ほど人に優しくなれるはず‥‥ってことだよね。「はず」っていうか「ならねばならない」ってことだろうけど。
基本、「ならぬことはならぬ」で頑固な会津人の八重さんがそっちに傾倒するとしたら、彼女のことだからなんか勘違いゆえじゃないかって気がしなくもなく。
覚馬が中国経由のキリスト教に教えを見出したってのは、今起こってることの現実的解釈を求めたんじゃないかって気がするんだけど、キリスト教って要は辛いことは人を成長させるための試練なんですよっていう方便なわけじゃん。そのために神が試練を与えてるってことだよね。じゃあ何のために会津の人たちは死んだんだって思うけどなあ。日本が生まれ変わるためだといえばそうかもしれないし、そういうことだと思うけど。
いやそこに何がしか理由を探したいならいいんだけど(現実の宗教問題もそういうことだと思ってるからこれ以上は突っ込まないけど)、結局八重さんって現実的物理的にはあまり苦労してないからいつまでたっても空気読まないんじゃないかな。時々なーんか八重の言動ってイラっとするんだよなあ。
まあこれのメイン登場人物ってなんだかんだ言って裕福な武士の家だけど。
山川家とかなんでそんなに海外留学に行けるだけのお金や資質があるんだ?たまたま?健次郎と捨松と留学させられるってすごくね?健次郎さん、イェール大学ってすごくね?超名門じゃん。‥‥何か金持ちdisみたいになってきたな(^_^;)
ちょっとここんとこ八重たち以外の人々がざっくりしすぎてて、誰がどうしてるのかわかりにくいんだけど、まあいいや。
健次郎さんはすごくカッコイイけど今はどうしても前髪クネ男@あまちゃんを思い出しすぎる(笑)