そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者〜#24「照 Future」

http://garo-project.jp/TV3/index.html#/top/
脚本:横山誠、江良 至 監督:横山誠
 
まだ最終回じゃないけどボルシティ編は完結!
考える限り、近年もっとも素晴らしい最終決戦のクライマックスだった!大満足 (*´∀`)=3
やっぱり物語の最後はこういう風に盛り上がって欲しいよなあ。最終決戦ってこういうバトルのみの展開に終始すべきだよな。「みんなの力を結集して」ってこういうことだと思うよ!
面倒くさい伏線回収だの物語の展開だのは最低限で、いやむしろひと月くらいかけて敵を減らしながら伏線回収・味方側のエピソードを解決するというのは基本の王道だと思うよ。その上でメインをアクション中心の「敵を倒す」、ドラマの締めとして「物語のオチを付ける」ってことのみに集中すべきだと。ホント最近の平成ライダーのやっつけ成り行き最終回は見習ってほしいものですよ。
牙狼の場合、ここ何週もかけてその最終決戦に向けて伏線エピソードを1つずつクリアしつつ段階的に盛り上げてたからってのはあるけど、だからそういう構成ってのが正しいと思うわけですよ。無理やり伏線回収して話を小さくまとめたり、辻褄が合ってりゃいいってもんでもないよ。然るべき盛り上がり必要!
まあ大人向けだから今までの伏線説明や細かいストーリー上の目配せはあまり必要ないってのはあるから子供向けだともう少し展開描写は必要だろうけど、今回の牙狼は前半Aパートでゼドムを倒して後日談の締めをBパートに持ってきてるという理想的な配分だったし、そこでもきっちり後始末をつけたんで文句ないです。
最後のVSゼドム戦も猛竜が一点突破して流牙が乗り込み、莉杏が弱点を作り哀空吏が動きを止め(猛竜の盾も哀空吏の鏃も符礼からもらったものだし莉杏のもとに来たあの筆もな)、最後に流牙がとどめを刺すという満遍なく各人の力を発揮した流れはよかった。
ただまあAパートのみに抑えたとはいえ、CGバトルメインだからイマイチ生身アクションみたいな実感的な迫力がないのと、あとはゼドム自体の説明が足りなくてただ戦ってるだけになってたのがイマイチつまんなかったかな。あと符礼の力もあったにしても、大竹ゼドムさんは案外簡単に封印さちゃったし。
いやそれ以前に、流牙のガロの鎧が封印されたのがちょいウヤムヤでもったいなかったかも。あれはあれで燃える展開なのに。

あと思うに、ガロの鎧が黒かったのはもともと黄金騎士というものがああいうものなのかなと思ったんだけどどうなんだろ。
今回猛竜と哀空吏の鎧も黄金に輝いたけど、ガロの鎧もそもそもが金色なんじゃなく元は黒色で、それが黄金騎士の称号を得るに足るものが纏うことで黄金色に輝いてたってことじゃないのかなあと。それならいろいろ納得。
まあ猛竜と哀空吏の鎧が黄金なのは今回限りって気がしなくもないけどw
 
最後はツダカンの滔星さんが気持よく相応にチンケな最後を迎えてくれてスッキリ!ホラーは狩らなきゃね!
そして最終回じゃないけどラストが「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドで笑った(苦笑)わざとかよw 結局ホラーというものは陰我がある限りなくならないもんな。
戦いが終わって、みんなそれぞれの道を進む‥‥ってことになって別れちゃった流牙と莉杏はどうすんのー ('A`) と思ってたけど、さすが横山監督、プラトニックな雨宮監督と違って流牙と莉杏がちゃんとくっついた!(笑)やー、ホッとした。てっきりあのまま別れるかと思ったよw 哀空吏が遺跡管理代わってくれたとは、イイ奴だなw
でも猛竜の恋が悲恋に終わったのは残念。類ちゃんとの約束が猛竜死亡フラグじゃなくてよかったけど、どうしてもああなるのね‥‥猛竜かわいそ(´;ω;`)
んで最終回じゃないよね?って思ったけどまだいろいろ残った謎とかあるよね。そこら辺をやってくれるんだろか。これくらい余裕のある展開だと余韻もあっていいなあ。
本当に今回の牙狼は面白かった!次回はどうやら符礼と莉杏の出会いの前日譚っぽいね。楽しみ!