そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者〜#25「道 Beginning」(終)

http://garo-project.jp/TV3/index.html#/top/
脚本:江良 至 監督:梅津芳臣
 
符礼法師と莉杏がボルシティに来るまでの話、というより、波奏がプラントの母体にされて金城滔星に連れ去られ、莉杏の父親たちが殺された悲劇から符礼が立ち直り、そして残された莉杏と出会う話だった‥‥んだけど、符礼のお友達、むしろ波奏とも知り合いだから幼なじみかなんか?のオウマって仲間が出てきてそれが益岡徹だったってだけでテンション上がった! (*゚∀゚)=3 ムッハー マジで?益岡さん?と思って一瞬目を疑ったw
ほんとにもうなんてキャスティングのセンスが良いんでしょ!ここで益岡さんって、オレ的には思わずガッツポーズ&グッジョブすぎるよ横山監督(笑)
えーと今回の牙狼と前クール「雲の階段」でちょっと、いやかなりオレの中で大友康平株が急上昇してんだけど(前はさして興味なかったんだけどこういうのってタイミングと時期があるじゃん?)、そこに益岡徹が仲良しさんってなにそのオレ得な組み合わせ!(いろんな意味で)
もうこれだけでもこの特別編よありがとうってくらい。スゴいよ、スゴいよ横山監督。いろんな意味でツボはまりまくりw
そういや益岡さんって昔から特撮じゃないけど特撮の臭いがするなあと思ってたんだけど、意外と出てないよね、特撮。
とか思ったらそういやフォーゼ&オーズに出てたっけ。でもあの時の銀河王の役より断然こっちのほうがいいよ。あれあんまりよくなかったよ、キャラとして意味わかんなかったし。こっちのは演技的にもなんか細かいことやってて、それは対するのが大友康平だからってのはあるかもしれないけど、あの二人の間の阿吽の呼吸というかツーカーな感じが、このちょい役ってわけでもないけどすごく話に噛んでるわけでもないオウマという役にちゃんと味付けされて、符礼との関係を(いやこれは変な意味でなくw)感じさせるのがいいよ。特に莉杏が符礼のところに戻ろうとするときのわかったって感じとか、上手いな〜
というかさ、波奏と符礼は幼なじみだったと思ったけどオウマも‥‥なのかなあ。とすると波奏の夫で流牙の父親って誰なんだ?符礼とオウマも波奏より年が一回り上だし、なんとなく波奏って年上というより同い年の幼なじみとくっつきそうなキャラに見えるんだよな。そんであの二人にとって波奏は妹扱い、波奏からしたらふたりともお兄ちゃんなの。 (*゚∀゚)=3 ムッハー萌える!いいなあ!w
 
んで、ストーリーは本編の謎にはほとんど触れてないけど、むしろ符礼法師のスピンアウト番外編的な位置づけかしら。それにしてもものすごい触りだけって感じ過ぎて、逆にもっと見たかった。
ホントならもうちょっと話を詰め込んでも良かったくらいなのに。でもまあむしろ内容的にはスピンアウト小説とかにしたほうが‥‥って感じかな。
前日譚としてもスピンアウトにしてもちゃんと本編とリンクして描いてたし、面白かった。
本編の謎には触れてはないけど、ガロの鎧が黒くなってる理由っぽいものはいってたしな。今回の話ってそれなり裏の設定ありそう。
あと莉杏と流牙は、流牙はともかく莉杏の方は一方的に、それとはわかってないけど見知ってたのか。見知ってたってもあれだとたぶん流牙だってのも知らないままだよなあ。それはそれでロマンチックだけどw
でもなんとなくまあ最初の方の人間関係とか考えると、莉杏が流牙を牽制してたり、流牙が符礼を嫌ってたりってのところで若干整合性が取れない気もしなくもないけど、いいか。この前日譚は最初から想定はしてたんだろうけど、話とキャラの肉付けで結構感じが変わっちゃったってとこかなあ。本編が良すぎたってことかしらん。流牙の性格とかもこの手のストーリーからすると結構予想外だったしな。
ゼドムとはなんぞやとか、あの魔戒騎士や法師たちがいる世界でのボルシティの設定的位置づけとか、時代とか、細かいところはかなり気にはなるけど、そんな説明がなくても十分に面白かったんで満足。

このドラマ、意外なゲストも含めて深夜帯の特撮番組というよりちょっと別のカテゴリのものじゃないかって気はする。もっと普通のドラマ寄りだよこれ。まあ今の日本の普通のドラマでこれを分類するジャンルがないだけって感じかなあ。ホラーアクションといえば言えなくもないけど、少なくとも撮影方式からのカテゴリ分けである「特撮」でくくるのは違うかも。もう少し内容的な括りで分けたいというか、「MM9」とかもその辺の感じかな。だからといってウルトラQみたいな円谷的でも世にも奇妙な〜でもないんだけどな。
この手のジャンルに「特撮」以外のジャンルコードをください(苦笑)「特撮」ってこと自体はまったく否定しないけど。
ああ本当に今回牙狼は面白かったです。演出は全編にわたって完璧とは言えないとこもあるけど、概ね設定もストーリーも、キャラクターもアクションも映像もなにもかも見て大満足なレベルでした!