そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#43「鹿鳴館の華」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:吉澤智子 演出:一木正恵
 
今週面白かったー!今までとちょっと毛色の違う捨松さんの話ってだけでなく、当時の女性や会津の人がどういう扱い受けてたのかってこと諸々込みで面白かった。
そしてドラマがどこまで史実通りかわからないし八重さんいなくてもいいんだけど、ドラマ的に八重さんじゃなきゃいけないっていうエピソードにはなってるから良し。
山川浩と久しぶりに会ったことで八重さんが怪力の持ち主だってことを思い出させといて、会津戦争大山巌を撃った八重さんとその場にいた健次郎、まったく中立の襄さんがいて、捨松さんを掛けての腕相撲勝負ってのがちょっと意表をつく展開(笑)
会津と薩摩の遺恨やら会津の汚名返上・名誉を挽回したいという想いからやたら盛り上がる腕相撲勝負で、思わず捨松が大山の名前を読んだことで収まるところに収まるってのは予想できたけど、腕相撲は握り方を変えたら握手であり事実上の和解で、それをいうのが襄さんだってのもよかった。八重さんは別にそのつもりで腕相撲を挑んだわけじゃない…よねえw
まあこの婚姻には山川家の遺恨じゃないけど、世間に会津と薩摩が恩讐を超えたってことのアピールになるっていうのは大山さんの言うとおりで、大変に意義はあるわなあ。
結局のところ捨松が国費でアメリカ留学したのに働かせてもらえない、そんな日本はおかしいということの根幹は、その山川家の会津武士として薩摩に嫁ぐなんて許さないという母上殿や浩の自意識だと思うんだよね。家柄ってのはまあよくわかんないけどさ。いいけどあの会津の家臣たちってみんな結局東京や京都にいるってこと?会津には戻れないのか戻らないのか。その辺ももう少しチラ見せしてくれたらと思うけど。山川家が送金してたけど斗南藩の人たちは今どうしてんのか。
そして留学経験のある大山や捨松は外から見ることができるから「日本人」という認識ができるけど、浩たちは頭ではわかってるんだろうけど、そういうふうに考えを変えるきっかけの問題だったのかなあ。健次郎は当然わかってはいたんだろうと思うし。
あとまあホントに捨松さんの能力と才能と学んだことが無駄にならなくてよかったってことに尽きるよw
国のために(親子ほど歳の差のある)大山のアクセサリーになりましょうっていう美しい捨松さんはいわゆるトロフィーワイフ的だけど中身もすごいってやつか。そもそも捨松さんほどの才媛ってことだと逆に教師になることのほうがもったいないよなあ。大山もアメリカ帰りの才媛だってのはわかってて結婚を申し込んでんだし。(もう一人のお嬢さんはどうしたんだろ?)(と思ったらあの子が津田塾の津田梅子なのかーなるほど)
しかし大山と捨松は親子ほどの歳の差とかいってるけど、八重さんと大山って3歳しか違わないじゃん、てか襄さんと同い年かよ‥‥(苦笑)あと大山の右足を撃ったのは本当に「八重さんだと思われる」んだなあ。スゲエw
紀行のあのドイツの城みたいな邸宅もスゴいんだけど、なんで残ってないんだろ思ったら関東大震災かー。
鹿鳴館華やかな成りし頃というか、大山と捨松さん夫婦はものすごく西洋風で素敵カッコイイ感じ。そんで大山さんはヴィトンの顧客で表参道にでかいお屋敷があって西洋式の暮らしをしてたって、まさに再婚相手は捨松さんしかしかいないよ!結局セレブはセレブでくっつくのか‥‥!
大山巌と捨松さんあたりのwiki読んでるだけでも結構面白かった。昔の人ってなんかスゲーなー。
あとは東京大学の充実の野望と私大の同志社が設立できるかどうかってことで、その東大絡みなのか外交絡みなのかで伊藤博文がどう出るのか、ちょっとその辺の演出が気になったけど、まさかの襄さんが病気‥‥?もうなの、こんな早いんだ。おおう‥‥(;´Д`)