そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ブラック・プレジデント#11(終)

http://www.ktv.jp/black/index.html
脚本:尾崎将也 演出: 三宅喜重
 
特に何かあるわけでもなく普通のテンションで終わったのがある意味スゴいのかw
でもあの暴露本の顛末は酷いwwwww三田村手柄独り占めヒドすぎるwwwww
どう考えても杏子先生が知らないうちに本の著者が三田村になってるなんて、ありえねえエエ(笑)
杏子さんの分の印税持って行かれたーと思ったけど、編集者のが言うまでもなく杏子の名前だけならそもそも売れないだろうし(でも共著者なら大丈夫じゃねって気も)、そりゃもちろん売れないなら印税もクソもないとは思うけど。むしろ売れた本の取材費諸々のほうがそれなり貰えそうな気もするしw
でもあの原稿って殆ど杏子が書いたんだから、取材・構成云々という肩書でもそれなりもらえるはずだよね?(^_^;)
 
にしてもアメリカに行く行かないの話、三田村が強引に直感とひらめきで決めたわけでもなく、一応周囲の反応や損得は考えてるんだからそこまで自己中でもないよな。そんなの今までの話見てたら三田村がそういうバカな経営者じゃないってのはわかるし。
それでも明智専務が三田村がアメリカに行くなら会社を辞めるとまで言ってるけど、それで辞めたらドラマにはならんよなーと思ってたんでどう落とすんだろうと思いながら見てた感じ。まあ行くってことになるんだろうとは思ったし。
明智は名前としては裏切り展開もあるかと思ったけど早々にそれは潰したしなあと思ったけど、社長代行としてトレスフィールズを任されてた1年がまさに三日天下(笑)
ちょうど三田村と杏子の本も出たばっかで、ブラック返上でいい環境の会社になってたけどどうせすぐに三田村風ブラック企業になるに決まってるよw
まあ三田村が多少は成長してることを祈りたい(笑)

てかさ、三田村がスゴいのはドラマ開始と同時に大学へ入学して仲間たちと過ごす中でちゃんと成長していってるのに、本人は何一つ変わってないってことか。
むしろ成長しようがなんだろうが、自分のやりたいことをやるという信念ではまったくブレることなく自分を貫いてるってことかも。
「三田村がアメリカに来て新会社の社長になること」という合弁会社との条件すら、言われるままに受け入れるんではなく「自分でそのほうがいいと決断したから行く」だし、サークルの送別会での「他人の行動に振り回される奴は哀れだ(要約)」「成功するのも失敗するのも自分でするってことが、すなわち自分の人生を生きるってこと」(要約)も自分の決断を貫くってことだけど、ある意味そういう俺流が他人から見たらブラックってことだったのかもなー。
いいけど三田村は大企業の社長なのに、あの映画サークルでは学生たちと完全に対等なのが面白いなあ。あの演説は妙にリアリティあったけどw みんな泣くなよ。(亮介が一番泣いてるのがまたw)
でもその対等さが百合ちゃんや亮介に「自分ができることは何なのか」を考えるという大きな影響を与えたわけだし。
てかさ、これのキャスティングってキャリアや肩書的に高田翔の健太のほうが永瀬匡の亮介より上だと思ってたんだけど、亮介のほうが意外と学生の2番手だったってのに驚き。まあ事務所の後輩だからにしてもドラマの登場人物ポジション的に何者でもない亮介のほうが後半目立ってたってのも変な感じね(笑)
飲みながら相談とか乗ってもらってるし、それにホイホイ出かけられる三田村も偉いなあ。というか本当に偉いのは三田村が出かけられるくらい時間に余裕を作って上げられてる明智と真理さんの優秀さだと思うけどw
アメリカ行きは来月とか言ってたのに行った途端に英語ベラベラで、5年の予定がを1年で新会社の運営を軌道に乗せるという目標達成して日本に帰ってくるってのはちょっと予想外過ぎたけど(笑)
てっきり行ったまま終わってSPで戻ってくる〜というまさに明智の三日天下を示唆する最終回かと思ってたのに、その先まで全部やっちまったよ(笑)三田村超人すぎる。
そういや三田村がNYに行くってことになったら付いて行く気満々の妹とお母さんは一体(^_^;)お母さん実家は。ずっと三田村のとこに入り浸ってるけどお家はどうしてるの?
最後、亮介はともかく健太はなんとなく頑張れ… (´△`)みたいな。百合ちゃんは普通にトレスに入社希望だし、杏子先生は准教授の椅子を蹴ってまだ講師のまま。そして暴露商法で新刊か(笑)
杏子先生の助手はどうしたんだろ。まさかまたトレスに…?そこは明らかにして欲しかったなあ。気になるw
 
しかしビジネスってものはなんというか、姑息なものだよなあー(笑)
ブラック企業とかブラック社長だとかってのはドラマ的に描くと三田村みたいな扱いになるのは仕方ないけど、もともと経済やビジネスってグレーゾーンだから主人公を魅力的にしようとするとこうなるよな。経済のシステムに善も悪もない以上どうしても勧善懲悪にはならないし、どちらかが悪だと決めつけるわけにもいかないし(こないだのカリスマ社長対決みたく)その理由が一見してわかりにくいのはしようがないよね(^_^;)
要はもうやってることの良し悪しというより、その人間の良し悪しとしか。そういう意味で三田村はとても優秀なビジネスパーソンだったと。その優秀な金儲けシステムを突き詰めるとそうじゃない人にとっては(特に搾取される側に取っては)ブラック企業でありブラック社長であるということかと。
それがとても良くわかるドラマだったw
でもホントにブラックで自分勝手で救いようのない社長が主人公のドラマとか見たいとは思わない以上、これでいいのだ。それやったらたぶん闇金ウシジマくんになるから(^_^;)いやウシジマくんはあれはあれで面白いのだがw
あとメッチャどうでもいいことだけど、ルンバに名前のプレートって付いてたっけ?今回見てるとなんか立体プレートで「YOSHIO」の名前が…てか「YOSHIO」って結局誰?なんでその名前?