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脚本：バカリズム 演出：筧昌也
このドラマは竹野内豊の使い方としてすごく正しいんだけど、これこそ土曜11時台にやればいいのに。枠の選択を間違ってるよ！(ﾟДﾟ)
つーかネタのわりにちょっと長いんだよなー。
全体の雰囲気として今回の演出の筧昌也の「ロス:タイム:ライフ」っぽいんだけど、まああれもそうだったんだけどもう少しテンポ早いほうがいいかなあ。最終的にちょっと小粋な、気の利いたいい話になるのはわかってるだけに、ダラダラやられると余計に話が間延びする感じ。
んで脚本がバカリズムってことですが、芸人としてはあんまり良く知らなかったんだけど（お笑い自体そんなに興味ない）、2012年にやった世にも奇妙な〜の「来世不動産」って話がスゴいツボに入って好きで、その後「カラマーゾフの三兄弟」の日産のインフォマーシャル、「バカリーズムの兄弟」とか見てトークとかチラチラ見るに、どうもオレバカリズム好きかも…と思い始めて今に至るって感じ。ちなみにバカリーズムは日産だけど、今回はトヨタだよなｗちょっと混乱。
でもまあ面白かった。
ホントはもう少し全体にライトで気の利いた展開の話かなと思ってたんだけど、テンポが悪いのかストーリーの問題なのか、初っ端からこういうヘビーなネタを持ってくるのはどうなのかなと。せっかくヤスケンを持って来といてこういう中途半端なキャラってのもあれだしなあ。いやこういうネタにしてももう少し違う方向というか、やっぱり少し長いのかもな。10分くらいカットしようぜ。（というか見てる間気がついてなかったけど初回延長だったのか。もう意味のない初回延長やめようぜ…）
最後、さすがに人死にネタなのでどうなるんだと思ったけど、それはそうするよねーってとこにちゃんと落ち着いたんで、まあいいか。あの犯人たちがちょっとなあ。その結末の持っていき方、視聴者に一瞬考えさせといて結果はあとで提示するっていうやり方はいいと思うけど、昨今のバカ視聴者に対して有効かどうかはわかんないんだけどさ。ドラマとしては若干古い気も…いややっぱり見せ方の問題かなあ。（なんかモヤッとする！）
枝分（竹野内豊）のあのぼそぼそした喋り方とかコメディ演技じゃないけど真面目演技なわけでもない、しかも竹野内自身がこの役と話をどこまで把握してるのかわかってないように見えるミステリアスさとか、いろいろ混じってていいねｗ
オレ竹野内って出てきた時から結構好きだったからこの5〜6年、どんな事情があるのかわかんないけどあまり仕事してないのはちょっと気になって心痛めてましたよ。最後のいい感じのドラマはBOSS（1期）だよな。
そういう意味で反町なんかと比べると使い方が難しい人だとも思うけど、彼はいい意味でとてもボンクラな残念イケメンだと思うので、こういう役をやると結構ハマるよ。竹野内はなんか考えてるようで考えてないんだよなあ（あくまでもいい意味で…と言っとくｗ）
ただ他はともかく喫茶店のとことかもう少し何とか〜と思わんでもない。すごく笑えるならともかくあそこのやり取りそんなに笑えないし。もっと時空喫茶店みたいな非日常の雰囲気でもいいのになあとか思ったり。
あと他意はないけどあそこに南沢奈央ってどうなんだろ。もう少し気の利いた女優さんのほうがいいなあ。南沢奈央は女優として鈍くさすぎる。少なくともコメディ向きじゃないと思うよ？あのシーンが笑わせたいのか箸休めなのか枝分の人柄を見せるのか、本筋に対するフォロー／補足なのか、もう少しはっきりすればねぇ。標さん（升毅）もまだあんまり生きてないなあ。つか、安田顕も小西真奈美もコメディ寄り俳優のはずなのに全然コメディとしては生かしてないよなあ。（あとヤスケンのスマホ壁紙アニメっぽかったけどなんだったんだろ？）
まあもうすこし初回からガツンと来るかと思ったらそうでもなかったって意味では肩透かし食らったけど、演出次第って気はするんで次に期待。ネタはいいのでちょっともったいないよ。もっと面白くなるはずよ？タイムスリップ感はないけど10分3000円で過去に戻れるタクシーっていいじゃん。ぎりぎりリーズナブル。オレも使いて〜（笑）
あと立看いいよね、一気にファンタジー感が増したｗどの時点からどう時が止まってるのか、変わった過去は未来に影響してるのかパラレルなのか、そんなことはどうでもいいと思うくらいのタイムスリップSF（スコシフシギ）。
あとこれ、枝分ってそれこそ乗せる人を選んで乗せてんのね。一体何者？選択肢の妖精？（笑）
ネタ的には好みのドラマなのでもちろん最後まで見る予定。
あ、あと久しぶりに竹財くんが。合コンイケメンねｗ
