そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

烈車戦隊トッキュウジャー#41「クリスマス大決戦」

東映http://www.toei.co.jp/tv/toqger/ テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/tqg/
脚本:小林靖子 監督:竹本昇
『俺が寂しかったかどうかはわからん…が、俺はたぶん今、ものすごく嬉しい』
 
ライトたちが求めた昴ヶ浜はキャッスルターミナルの下にあったのだー、これぞまさに灯台下暗し!(使い方違う!)
というか闇の皇帝ゼットが求める「キラキラ」は皇帝本人は欲しくて欲しくてしょうがない、求めるけど手に入らないって、たぶん愛とか夢とかそういうことなんだと思うんだけど、そういう意味では灯台下暗しってことで間違ってはないと思うな!それはそもそも闇に隠されてんだよきっと!←たぶんそういうオチなんだと思うw
まあ今んとこはそれが手に入ったとして他人の「キラキラ」でしかないけど、最終的に皇帝は本当のキラキラを手に入れることが出来るのか否か。
つーかさ、なんかウヤムヤのうちにノア夫人とシュバルツ将軍が倒されてああ年末だしなぁとは思うけど、それがなんの意味があるのかさっぱり分からず、しかもトッキュウジャーたちまったく関わってないってものすごく肩透かし感だよね。
敵が勝手に自滅して幹部が半減しましたっても、ヒーローたちは見てただけっていう。
しかもシャドーラインの幹部事情にトッキュウジャーはほとんど関わってないとか、そもそもシャドーラインってなんなの?ってのはオレもずっと言ってきてるわけですが、この期に及んでもそれがまったくわかりません。
起こってる出来事だけ見てるとそれなりのイベントなんだけど、どんなにイベントだけ見ようと頑張ってもそういうイベント以上の意味が見出せませんよ。明くんの気持ち以外は。
まあその明くん=ザラムにしても、なんでシャドーラインが嫌だと思ったのかって、それってたぶん彼が小動物を愛するナイスガイだからとしか言い様がないんだけどさ。そういうことだよね。
明くん=ザラムに感情があるかどうかってのは特にやらなかったと思うけど(感情表現として明言できないだけで心の動きは普通にあったから)胸がざわつくということが寂しいって感情だってわかったと言われても、それはよかったねとしか(^_^;)ザラムはまた一歩虹に近づいた!
そういや普段脳天気、というよりあまりキャラとしての複雑さを見せないライトがトッキュウ6号のチェンジャーを皇帝から取り戻したとこでちょっと感情的だったのはいつもと違ってて気になった。まあ取り戻したから今回限りで伏線とかではないんだろうけど。ライトが心なく見えるのって志尊くんの素なのかなあ、それとも演技なのかキャラがそうだからなのか、最後まで判別がつかなかったなあ…
シュバルツがグリッタ嬢を助け出したことを満足だと思って散っていってもあんたそういうキャラだったの?皇帝になりたいという野望があったんじゃなかったの?としか思わないし、ノア夫人が命と引き換えにグリッタ嬢を取り戻して、しかもあなたは自由よって、あなた娘を何にしたかったの?何を託したかったの?皇帝に取って代わるっていう野望があったんじゃないの?とぼんやりするし、そもそもだからシャドーラインの「皇帝」って何者なの?シャドーラインがそもそもなんの具現化なの(メタファーとして)っていうのが、この年末のクライマックス大詰め前に至ってもさっぱりわかりませんのことよ。
たぶんそこがこの話の大きなポイントで、たぶんそこでどんでん返しがあるのかもしれないけど(シンケンジャーにおける殿の秘密みたいな)、たぶんおそらくそういう展開になったとしても、あ、そうなんだ…としか思わない気がするの。明らかにすべきことを隠したまま話を展開させ、視聴者に予想をさせないまま秘密や謎を明かすって、番組としては一番つまらないやり方だと思うのよね。そこにエモーショナルな何かがないもん。
全体に短絡的すぎるというか、明らかになればいいのかっていう話じゃないと思うのよ、物語というものは。

あ、そうか、そういう意味ではライダーも戦隊もこの数年の作品は、エモーショナルな何かがある「物語」であることを捨てて単なる「ストーリー」を展開するだけの「番組」でしかないのよね。玩具の販促番組だっていう話は置いとくとしても。でもそれじゃあつまらないと思うんだよなあ。
この数年の作品が「楽しい」ってのはあっても「面白かったー!」と心から思えるような印象が残らないのって、そういうことなんじゃないかと思うなあ。(戦隊に関していえばゴーカイとキョウリュウは大変面白かったと思う。ライダーはオーズがギリギリ、ウィザードがとても残念だったと思う)
 
予告。
とりあえずコスプレっぽいお正月パーティを楽しみに生きる。