そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダードライブ #19「なにが刑事を裁くのか」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/drive/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/drive/
脚本:長谷川圭一 監督:石田秀範
『それは…デカ魂です!』『そうか…』
 
デカ魂の話すぎて本題(仮面ライダー番組であるということ)がどこにあるのか見失いそうになってたよw
というか前回どこでどうなって終わったのかまったく覚えてなかったんでもう一回見ちゃったよ!それで気がついたけど、追田さんてピコピコ2号が「カッコ悪くなってもいいから」ってりんなさんに改良お願いしたのに出来た3号がカッコよかったってことは、りんなさんの美的センスがアヤシイ…ってことですかね?
いや話に関係ないから別にいいんだけどちょっと気になったんで。
 
えーとそれで、結局つまるところジャッジロイミュードが橘さんの復讐心に反応し(彼は彼なりの利益があって)正義の代行をしてた。橘さんがそれを利用して放置してたのは元刑事らしからぬ罪であると。追田警部補が「罪を犯した」って言ってるんだから罪よねえ?一般市民に私的制裁してるのを放置してんだし。
5年前に岡島兄をジャッジの身代わりにして殺した本物ジャッジ=宇津木(偽名)は、今回は剛をはめてニセモノジャッジ(ロイミュード)をおびき出そうとしたけど捜査の末に見つかって捕まったと。(簡単に言いすぎ)
それが可能だったのは追田さんと進ノ介たちの「デカ魂」であり、橘さんの刑事の執念とかなり逸脱した復讐心だった…けど、なんとなくそれをデカ魂でウヤムヤにしすぎってことか?
なんでこんなにややこしい話にしなきゃいけないのかはわかんないし、オレは一回見ただけでは話が飲み込めなかったんだけどお子様たちはちゃんとお分かりかしら?
刑事モノってだけでもそこそこややこしい話なのにそこに人間をコピーするロイミュード仮面ライダーの活躍、おまけに一応本筋とは全く関係ない剛とチェイスライダーバトルが入り、おまけに謎のデコトラシフトカー押しで結果大乱戦になってるわけですが。
つーかどうしてそんなにデコトラ押し?先週もだけどデコトラベラー紹介する意味ってそんなにあるの?サーカスとかベガスのコンセプトもも大概だし、デコトラセンスありえねーとは思うが作った本人、ハーレー博士を知ったあとだとなんとなく納得はするw
結局証拠品のボタンはデコトラベラーが見つけたけど、追田警部補のデカ魂に感化されてのことだからまあいいか。
しかしこれ、よくわかんないのは岡島妹よね。兄が死んだからといってそれに囚われすぎてると思うオレは酷いかなあ?でも他に友人もいないの?みんな去っていったの?彼氏もその話を知って別れたっていうけど、そもそもジャッジって嵌められた剛が街を歩くだけで女にキャーキャー言われセルフィー撮られ、人々が群がってくるような正義のヒーローで義賊的扱いなら、そもそも岡島兄が自殺したとはいえジャッジでしたーってなった時そんなに悪く言われるもんかねえ?極悪な殺人犯ってわけでもないんだよね?実際のジャッジのキャラもよくわかんなかったけど。あいつは完全に人としてはアウトだと思うけど。なんでこんなあやふやな設定?
(書き忘れてたんでちょこっと追記→)あとすごく謎なのはジャッジってさ、なんで5年も復讐代行人をやってなかったの?ああいうタイプの人間がああいうことをやらないでいられるワケないと思うんだけど、人を殺したことで気持ち的にそんな気にならなかったのかな?説明あったっけ、その辺もどうも謎。(だからそんな設定にしなきゃいいだけなのに…)(←追記終了)
ああそうだ、今回宇津木(=ジャッジ)も橘さんも岡島兄妹も、みんなキャラに一貫性がなくて言動不一致、でもミスリード狙ってるわけでもなく単純にややこしいだけのよくわからないキャラ設定だからって気がする。もちろん石田監督は最大限頑張ったんだろうけど結局デコトラ演歌とライダー大乱戦に逃げたしなあw 完全に脚本が盛り込み過ぎなわりにその構成要素を捌ききれてないだじゃん。なんでこうなった。
少なくとも私的制裁を加える犯人を正義のヒーローだと持ち上げる話の内容なら、もっとストレートでも良かったんじゃないかなあ。結局何が警察の正義なのか、誰が何を裁くのかって話を「デカ魂」で誤魔化してるだけだしね。あかんよ。
最後、追田さんが宇津木(偽名)を殴らなかった、殴るところを止めたのは刑事として正しいのでいいんだけど、そのまま剛が殴っても良かったのにな。あいつとばっちりだし、何よりいろいろゴチャゴチャしてるから、ロイミュードはともかく一番悪いのは宇津木なんだってことをはっきり絵として見たかったよ。だってロイミュードより宇津木のほうが悪人だよね。
そして橘さんは「罪を犯した(一般市民に暴力をふるうことに協力した)」んだからちゃんと償うべきだし(そりゃ実際何もしてないんだから不起訴にはなるだろうけど)、このジャッジの事件が解決したってことつまり岡島兄の冤罪は警察のせいだし岡島妹が加害者家族として酷い目にあったのも警察がちゃんとしてなかったからじゃん。岡島妹を支えるより警察がこの事件を冤罪だと認めるべきだとと思うよ。もともと知り合いでもない橘さんが支える必要はないから。
警察の正義という前に事件自体はスッキリさせて欲しいし、そもそも描ききれないのに軽々しく冤罪ネタを扱うことは間違ってると思う。岡島兄妹の話はいらなかったと思うな。橘さんが退職前に解決できなかった遺恨の事件でええやん。それを利用したでええやん。
あとマッハさんは前回バイクを持って行かれて勝手に合体されたワケですが、今回はそれを防ぐための秘策があったのだ!「なぜなら、俺はバイクを、置いてきた!」って自信満々に言われても、それじゃ「仮面ライダー」じゃないやん(苦笑)やっぱり今回の剛ちんはちょっと変よ?w
いいけど秘密基地でマッハに変身したままだったのは、中の人のスケジュールの都合だったのかしら。
スケジュールといえばいきなり本願寺課長と究ちゃんが戻ってきたよ!(笑)唐突過ぎて笑う(^_^;)
 
予告。
復活したと思ったらヘンテコなネタをぶっこんできますね(笑)いつからって、今週の不在からだったら笑うw