そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

おかしの家#3

http://www.tbs.co.jp/okashinoie2015/
脚本・演出:石井裕也
 
うーん、これはいい話…ではないよな?いや、それともいい話なのかな。てか虫の知らせかよ。
いじめられてた同級生の清美さんのことを思い出した時に、当時だって何とか出来たのではないかという後悔どころか、囃し立てていた当人たちはまったく忘れていたというよくある話。それが彼女の人生にどんな影響を与えて今現在の彼女になったのかどうかは分からないけど、いじめで自殺してなくても結局白血病で死んでしまう清美さん。
でも少なくとも闘病中の清美さんは名字が変わっていた=結婚してたし、いい旦那さんと二人の子供に見守られて亡くなったのだけど、それを幸せというかどうかって話ってのもあるような。
アラサーニートたちやギリギリで働くシングルマザーとどっちがいいか、というかどちらが幸せかっていう話なんだろうけど、人生の幸せの総量が決まってるんだとすればそういう濃い幸せもありな気がしなくもないよ。ドラマの話なので深く考えずに言うけど。清美さんが普通の家族の幸せを絵に描いたような結婚生活に恵まれてたのは良かったけどさ。それはいじめられてたからその分幸せになったってわけじゃないよね。そう願っちゃう太郎と三枝の他人事感よ…
でもだからといって子供時代の不幸がなかったことにはならないし、清美さんの最期が幸せだっただろうってことは免罪符にはならないよねと。まああの3人だけがそう気がついたわけでもないんだろうけど、でも太郎と三枝は気が付かなかったかもしれないんだよなあ… よくありがちな話ではありそう。太郎と礼子の関係もなんだか手近すぎてなんだかなあだし、なんだろう、どうもああいう人たち好きになれないなあ。