そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

べっぴんさん第13週 株式会社キアリスとタノシカ会(笑)

http://www.nhk.or.jp/beppinsan/story/week13.html(公式にネタバレあり)
 
奥さんたちには社会人だから楽しいで仕事するなとか言っといて、自分らは男会、改め「タノシカ」で楽しそうでいいってどういうこったい。男は勝手だなー(そしてアホだなーw)
こないだ元ネタであるファミリアのホームページや元ネタ情報をいろいろあさってたんだけど、このドラマってほぼ史実通りなのね。
キアリスの始まりやそこからの事業拡大、大急の社長が会社化を勧めたり麻田さんが初代社長になったりなどなど。それをただ単にダイジェスト風にストーリーとして継ぎ合せるんでなく、関わった人物たちの気持ちを丁寧に描いていくから「ドラマ」になるんだと思うけど、展開は特に奇をてらうわけでもないこういう朝ドラがあってもいいような気はする。
紀夫くんはすみれたちの仕事っぷりが仲良し会すぎるから自分がちゃんとやらなきゃって思ってるんだろうけど、その仲良しな雰囲気だからこそ商売が広がっていくってことに気がついてよかった良かった。
というか紀夫くんはスミレたちを信用してるしてないじゃなく、自分は男だから…という、性別役割分担からくる責任感が強すぎるんじゃないかなあ。大事なときにいなかったという負い目もあるんだろうけど。
そもそも坂東営業部でも経理事務しかやってない紀夫くんが、起業という自由な発想が必要な仕事を先導できるわけもないのでヒヤヒヤしてたんだけど、むしろそういうスミレたちをバックアップしてくれる立場に落ち着いたのは本当にひと安心です。
そもそもスミレたちの商売は「自分らが欲しいものを作る」という動機で、そこにすみれの意外な商売勘の良さがあるから、そもそもすみれがいないとあの会社ダメになると思うの。
しかし戦後で何もかもがない時代だからこそかもだけど、やろうと思ったことが上手く当たるというのは見てても楽しいなあ。おかしいな、なんで似たような時代の似たような話なのに前期の朝ドラにはそういうのがなかったんだろうね。