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脚本：大森寿美男 演出：狩山俊輔 原作：メアリー・シェリー
不老不死？の人外と人間のラブストーリー、いやラブストーリーじゃなくても日テレのこのスタッフだし、妖怪人間ベム（脚本がアレだったけど）くらいにはなるかなあ〜と期待してたんだけど、思ってた感じと違って戸惑うばかり。
綾野剛と二階堂ふみでシザーハンズをやりたかったんだろうとは思うけど、きのこはともかく登場人物のキャラがまったくわからない上に展開もさっぱり分からない。
まあそもそもいかにも岡田恵和がやりそうなネタなのになんで脚本が大森寿美男なんだろうとは思ったけど、ホントこれなんで大森さんだったんだろう？ 大森さん、精霊の守り人もこれなんなの〜？って脚本だったけど最近どうしちゃったんだ？期待してただけに残念どころかがっかりだよ。綾野剛が可愛けりゃいってもんじゃないよ。
綾野剛は全面的にまったく文句ないです。拾われた人外モンスター？ってまさに綾野剛がやるべきキャラだよなｗ
なのに久しぶりに真っ当に珍しく見た目が可愛い（というか激しく羽海野チカの漫画みたいなんだけど）二階堂ふみの津軽継実ちゃんてキャラなんだけど、あの行動や考え方がまったくわからない。
というか稲庭先輩も実家のお父さんとか、そこに山で拾われたきのこモンスター＝深志研が居候するとかもそうだけどなんか展開が早すぎて…いや早いんじゃなくて、なんでそうなるのかさっぱりわからないというか。
冒頭の過去の話も詳しいことは今後の話なんだろうけど、あの死んでしまった彼女が二階堂ふみの継実とそっくりだっていうのがイマイチよくわかんなかったんだけど、そこ大事じゃないの？
そもそも継実が飲み会で誘拐されそうになってお姉さんが助けにいって、でもお姉さん普通に職場放棄だし結局継実が何の病気なのかもわからないままだし、なんで飲み会でそういう状況になってるのかわからないし、最近の事件ネタ取り入れるのはいいけどそのあと継実もお姉さんもそこに何も触れないっておかしくね？誘拐されたんだよ？
というか菌女だって言うなら別にきのこ取りに行って迷って出会った…でも良かったんじゃないのかなあ。なんでクソ学生たちに乱暴目的で誘拐される必要が？
というかあの警察が山に入ってる状況で、そのまま人間じゃないという人を普通に頭のおかしい人として連れてくる、しかも継実の自転車でそのまま下界に降りてくる？え、いや、クソ学生たちが襲われてきのこまみれで意識不明になってること考えても、ドラマとしてそれ放置のまま家に入れるとか、お風呂だけ使わせて研究室に連れてくるとか、意味わかんない。
というか家にはお姉ちゃんがいるから研究室にってのはともかく、自分はソファで寝て山で拾ったきのこモンスターはどうして放置？彼女がロッカーに押し込めたわけじゃないよね？？？謎すぎる。
というか、ご近所の山なら（とてもそうは見えないけど）まず科学者としてはあの家を調べようぜ？
しかもそんな人を自分ちじゃなく先輩のうちに預けるっていうそのドラマとしての展開がわからないよ。なんでそこで先輩に押し付けるんだ？素性も知れないのに。いや普通はこういうのって継実のおうちが工務店で家族みんなで頭のおかしな（と思ってる）若者を面倒みよう…ならドラマとしてわかるんだよ。なんかそこに伏線があるの？
まあどっちにしてもあの稲庭先輩の大工のお父さんもよくわからないし、時間帯的には性的に突っ込んだ話もあるのかもしれないけど、普通に軽口でそういうのを匂わせるってのもこのドラマのリアリティや世界観としてよくわからないんだけど。この先そういうネタありなのか？それはいいとしてもそういう話なの？
とにかく何もかも、説明もないし展開もキャラの気持ちも雑なんだよ。びっくりするくらい。
あのご近所の山とは思えない雰囲気のいい深い森で出会った二人…というのはとても心躍るビジュアルなだけに、この雑すぎる展開についていけない。大丈夫かこのドラマ。
とりあえず山で拾われた名前のない怪物は深志研という名前になりました。得意なのは大工仕事です。
いいけど深志くんは体細マッチョすぎ。研さんって呼ぶのはお父さんだけにして欲しい。
