そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班#4

http://www.ktv.jp/crisis/index.html
脚本・原案:金城一紀 演出:鈴木浩介
 
航空宇宙工学の教授の護衛で北のミサイル絡みの話だけど、いつかかならずあるとは思っていても現実にこの放送中に北のミサイルの脅威があるとは思ってなかっただろうなあ。いや情勢的にはあってもおかしくないってくらいか?
有馬教授はハニトラに引っかかってあちら側に協力させられ、それを相談した公安に利用され、いま消されようとしてるわけだけど、これで彼がいうほどの過ちって何なのかなあ。この結果を考えるとハニトラが過ちというにはあまりにささやかな気がする。
たぶんハニトラに引っかからなくても、彼の立場や研究上いつかこんなことに巻き込まれたかもしれないポジションにいるように思うし。ってか下手したらハニトラすら政府のトラップかもと思えなくもないしなあ。そう思うと気の毒すぎる。
彼が公安を出し抜こうとしたことすら仕方なかったんじゃないかとすら思うよ。やさぐれたせいで家族とも別れることになったけど、そうでなくても家族は危険だったかもしれないし。いや政府のやることだからそこら辺ソツがなさそうだからたぶんnまた隠蔽されて終わりだと思うけど。
しかしあれ、いくらなんでも奥さん何かあったとは気がつくよな。不審な電話のあとで自宅が爆発って。
石黒石立の暗殺者コンビ(ストーンズ)、が依頼されたタイミング考えると最初から殺すつもりだったんじゃないかとしか思えないんだけど。特捜班使ってガードしてたのもポーズだとか…(ところで知られたくない相手を「非通知」様っていうのいいなあw)
まあいろいろ哀しい話だった。有馬教授も哀しいけど樫井もなんか可哀想。あの「うるさいっ!」が…( ´Д`)
しかしドラマの全貌自体は描写がガチなので地味に面白いんだけど、一見してわかりやすいわけじゃないからなかなか難しいね。視聴率的には意外と高くてほっとするけど。
 
毎回チラ見せする稲見と田丸の過去の自分と決別したい場合はどうすればいいかの話、有馬教授の事情と絡めながらも遠回しな世間話って感じでなんかしみじみと良かった。
 稲見「国を出る、か… どの国に行くんだろ。田丸さんならどこに行きたい?」
 田丸「どこでもいいよ」
 稲見「俺ならハワイがいいなぁ。あったかいとこで過去のことは忘れて、たのしく暮らすんだー」
 田丸「記憶でも失わない限りどこに行っても同じだよ。人はそう簡単には変われない。住む場所が変わっても、すぐに同じ日常が生活に染み込んでくる」
 稲見「じゃあ過去の自分と決別したい場合は、どうすればいい?」
 田丸「さぁな。ただ大事なのはどこにいるかじゃなく、そばに誰かいるかだ。それだけは間違いない」
つまり田丸は稲見にトラウマを癒すなら女遊びじゃなく腰を落ち着けて大事な人を見つけろって言ってんですかね?