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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章「純愛篇」

http://yamato2202.net
監督:羽原信義 シリーズ構成・脚本: 福井晴敏 原作:西崎義展

 

名作SFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を現代版としてアレンジし、リメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編となる「宇宙戦艦ヤマト2202」の劇場上映版第3章で、第7〜10話の計4話で構成される。
おびただしい数のガトランティス艦隊に対し、波動砲を封印した今のヤマトには為す術がなく、ヤマトに密航していた雪は、苦難の連続の古代を見かねて姿を現すが、それでも事態は好転しない。やがて必要に迫られて惑星シュトラバーゼへと立ち寄ったヤマトに、巨大な2つの罠が襲いかかる。そして古代は、アケーリアス文明の遺跡の中でガトランティスの意思を体現する男と出会い、宇宙の真理として絶対的な「愛」を説く男から、「おまえの愛を示せ」と恐るべき選択を迫られる。(「映画.com」より)

 
ヤマト、男はつらいよ純愛編。
ズォーダー大帝の「愛」は果てしなく広く深いな!これこそまさに純粋な愛、純愛だよ。この場合の純愛とは狂信だけど!でも古代と雪の純愛はあまりに昭和のメロドラマすぎてこっぱずかしいので、積極的にズォーダー大帝のいう宇宙的な「愛」の行方を見守っていきたいところです。
とにかく地球の奴らがダサすぎて自然とガトランティスを応援してしまう。ズォーダー大帝がカッコよすぎるんだよ。自信のある男は格好良い!(そういう問題か?)
そしてガミラスはあまりに便利に「使える」よ!wキーマンカッケー!
でもって今回の脚本はノーラン病かなんかなのか?
ダークナイト的な3隻から1つ選べ的な選択の次にはインターステラーみたいな謎SF理論で主人公たちが助かるって、素直に感動できねえーw(一体何がどうなった)
いやこれ7話の命題、波動砲を使うか使わないか、覚悟を決める古代ってのはいい話だった。そしてあのイワシの群れみたいなガトランティスの戦艦で作った超巨大大砲とかカッコイイし、あの流れはサイコークライマックス!
ただその後、雪の話と古代のストレス、惑星シュトラバーゼからのキーマンの謎の行動とガミラス反乱軍、ガトランティスの成り立ちからのズォーダーが古代を試す話(教授は何だったんだ?)があまりに一緒くたすぎて、話数の区切りをつけてないこともあって正直ワケがわかりません。セリフだけで難しい事説明するの福井さんの悪い癖だよ!あんな説明、キャラクターが噛み砕かずにスルッと頭に入るわけないじゃん。古代アケーリアス文明の遺跡とテレサの話とズォーダー大帝が古代を試す話は別にしてほしかったよ。
しかもその後、それと何の関係もない宇宙ホタルの話って…どうせならこの4話は宇宙ホタル無しでお願いしたかったんですけど。催眠効果で皆さん喧嘩っ早くなるとか、結局誰も言葉で説明してくれないから実質ストーリー展開としてのフォローなし。なぜ喧嘩っ早くなった?そういう催眠なの?
あとキーマンが機関部に仕掛けた何かもまだ起動してないんだよね。あのホタルはガミラスかガトランティス、どっちかの罠かと思ってハラハラしたし。
今回のエピソードは原作である旧ヤマトにはない話だけにもう少し練り込んで欲しいなあ。第十一番惑星の話は良かったけどその後は正直マイチでした。
そんで最後にテレサのメッセージをみんなが受け取ったんだけど、斉藤たちはともかく今回雪はメッセージを受け取ったの?そこはスルー?あと古代はプロポーズしたんならさっさと指輪渡せよな!w
あと作画、9,10話がちょっと厳しかったから頑張って欲しい、切に。
個人的に絵柄がリアル志向なのはいいけどあの線のタッチが結城さんの絵柄と若干ミスマッチだと思うし、あの主線を塗りつぶさずにしかも明るい色で塗るという描き方と、顔影の落とし方(輪郭線の周りにちょっとだけ影落とす)やめてほしい。絵がブレてるみたいで大画面アップが見難いよなあ?
ところでなんとなく山本玲がキーマンとくっつけばいいなあとか思ってたんだけど、まさかキーマンの一族って最後に出てきたあの人の一族?(復活した!)
普通に息子か?って思ったけどデスラー(いっちまった)っていくつだ?まああのガミラスの中でも金髪って時点で選ばれた超エリートって感じだけどw
とにかくオレにしては珍しく金髪イケメンにやられてるし、思った以上に重要キャラだったキーマンだけど、最後はどっちにしろいい感じに収まってほしい。(まさかとは思うけど旧ヤマトの揚羽ポジションではないよなあ?)